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2017年10月23日月曜日

京都市交響楽団 広上淳一 ボリス・ベルキン ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲第1番 ブラームス 交響曲第1番

★★★★★

[指揮]広上淳一(常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー)
[Vn]ボリス・ベルキン

ウォルトン:「スピット・ファイア」前奏曲とフーガ
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調op.77
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調op.68

京都コンサートホール

B席 3500円 R側バルコニー やや前(指揮者の斜め後ろ)

ショスタコーヴィチは、音楽は難解だが、ヴァイオリンはさすがに、よい。
音量は大きくないとの印象だが、伴奏なしで奏でる音は、心にしみる。

ブラームスでは、頭髪を黒くしたが、ヤンキーっぽくしかしどっしりと座っている垣本さんのホルンがなかなかよかった。中山さんのティンパにも心を打つ。
終わると、まず、垣本さんに立つよう合図。予想通り。次は高山さんかと思っていると、小谷口さん。もっとも、ここからはクラリネット、ファゴット、フルート、オーボエの各首席に順番に立つよう合図があったので、単に順番というかんじだったのかも。その後、中山さんが立った時には、拍手がひときわ大きくなっていた。さすがだ。





2017年10月21日土曜日

日本センチュリー交響楽団 ブラームス ヴァイオリン協奏曲 シベリウス 交響曲第1番 他 秋山和慶 アリーナ・イブラギモヴァ

★★★★★

ブラームス:大学祝典序曲 op.80
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
アンコール イザイ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第5番 第1楽章

シベリウス:交響曲第1番 ホ短調 op.39

[指揮]秋山和慶
[ヴァイオリン]アリーナ・イブラギモヴァ
[管弦楽]日本センチュリー交響楽団

席はREEで最後部。父も一緒に富山に行く途中だったから、

お客さんは半分くらい。あまりに少ないので驚いた。
それでも演奏には最善をつくしてくれていたと思う。

秋山さんは、ブラームスやシベリウスは得意なのだろう。
ブラームスは2曲とも流麗な演奏だ。
時に金管(特にホルン)が聞き苦しく、時に菅の合奏が聞き苦しいこともあったが、弦はきちんと鋭く鳴っていた。

ヴァイオリンはなかなかによい。体格の割に音量が今一つではあったが、高音部で音程が更に上がる時の言いも言われぬ感覚がよい。

アンコールのイザイは、素晴らしい。さすがである。だてにハイティンクさんらと共演しているわけではない。

コンマスの松浦奈々さんは、体を大きく動かす弾き方で、見ていても楽しいし、音色もベルリンフィルの町田さんと似た感じの音色だ。

シベリウスは、スケールが大きく聞こえ、感じが良い。ティンパニが巧者だ。



2017年7月8日土曜日

ハンブルク交響楽団 シュテファン・ザンデルリンク 2017.7.3

★★★★★

ハンブルク交響楽団
Hamburger Symphoniker

演目・内容 [指揮]シュテファン・ザンデルリンク

ベートーヴェン:「エグモント」序曲 op.84
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67「運命」
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68

料金 一般 S9,000 A7,000 B5,000 C3,000 私はC席。3階バルコニーの下段だ。上段に比べると、かなり舞台に近い気がする。

お客さんは、ざっと、7割くらいか。さびしい。京響ならこんなに少ないことはないが。料金も比較的手ごろだし、京コンさんは、もっと、うまく宣伝したり、聴衆集めの工夫をしたりしないといけない。

演奏は、総じて申し分ない。エグモントは文句のつけようがない。第五は、力で押す風な演奏。第一は、情感あり力強さありで、申し分ない。
シュテファン・ザンデルリンクさんは、踊る指揮。
ドイツ音楽家の層の厚さを感じる。




2017年3月15日水曜日

大阪フィルハーモニー交響楽団 角田鋼亮 ドボルザーク 交響曲第9番 他

★★★★☆
2017.3.7

スターウォーズ のテーマ
ハンガリー舞曲第5番 ブラームス
新世界交響曲     ドヴォルザーク

アンコール1曲目 エルガー 威風堂々
     2曲目 不明

指揮 角田鋼亮
大阪フィルハーモニー交響楽団

大フィルの防災コンサート。
無料。
1階27列左の方

スターウォーズは、広がりを感じさせる演奏で、さすがは大フィル+角田さんの演奏だ。
ハンガリー舞曲は、指揮者体験コーナーで、3人が舞台に上がった。指揮が不安定なせいでか、一部うまく揃わない。京響の指揮者体験の時はちゃんとそろっていたけど・・・

新世界交響曲は、端正な秀演だ。きれいな音をうまく引き出している。
威風堂々も、実際に威風堂々としたかんじで、なかなかよい。

アンコール2曲目が始まった直後に、直下型地震が発生したとのアナウンス。席にいるようお姉さんがたが、呼びかけていた。防災訓練をきちんとできるように、かなり練習していたのだろう。大フィルの打楽器群も、ノリノリで災害の雰囲気を作っていた。
3階、2階、1階の順に避難。
きちんと救護隊も用意していた。
階段で外に出たところで、終了となった。




2016年12月7日水曜日

プラジャーク・クヮルテットwith山碕智子 2016.12.7

★★★★☆

2016.12.7

 プラジャーク・クヮルテットwith山碕智子(ヴィオラ)

[Vn]ヤナ・ヴォナシュコーヴァ [Vn]ヴラスティミル・ホレク
[Va]ヨセフ・クルソニュ [Vc]ミハル・カニュカ [Va]山碕智子

ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第10番 変ホ長調 op.74「ハープ」
モーツァルト:弦楽五重奏曲 第4番 ト短調 K.516
ブラームス:弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 op.111

ホール 京都コンサートホール アンサンブルホールムラタ
前から3列目、真ん中やや右。
客席の全体像がよくわからないが、お客さんで埋まっていたのは8割くらいか?


聞いていてストレスのない絶妙の演奏。
弦楽四重奏、五重奏で、ダイナミックレンジの広い、力強さや繊細さを感じさせてくれる。
山碕智子さんが奏でる音も、自然に溶け込んでいた。

しかし、ストレスがなさすぎて? 最初の2曲は緩徐楽章などで寝てしまった。岩城宏之さんは、よい演奏だと眠れると書いていたような記憶がある。超名演と下手な演奏は眠くならないとも。
そして、3曲目のブラームスは偉大と思った。退屈させない。眠気を生まない。


2016年5月19日木曜日

関西フィルハーモニー管弦楽団 指揮 デュメイ モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 ブラームス 交響曲第3番他 2016.5.19

モーツァルト ★★★☆☆
ブルッフ    ★★★★☆
ブラームス  ★★☆☆☆

2016.5.19

[指揮およびヴァイオリン独奏]オーギュスタン・デュメイ(関西フィル音楽監督)
[ヴィオラ]ミゲル・ダ・シルヴァ
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団

モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364
ブルッフ:ヴィオラとオーケストラのためのロマンス ヘ長調 op.85
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 op.90

アンコール ビゼー アルルの女 第一組曲 から アダージョ

会場:ザ・シンフォニーホール

席 バルコニーR 3階 B の後方 2000円

(高い席は6000円)

入りは7割くらいか。1階は9割くらい埋まっているようだが、2階は5分の2くらい空席かな。

モーツァルト。
ヴァイオリン、ヴィオラ、それぞれの音色や感じはよいが、キレに欠ける眠たい演奏との印象だった。デュメイさんの弾き振りは、時々弓をタクトのように振っていて、目を引いた。

ブルッフ。
これは、しっとりとしてなかなか良い演奏だった。
この曲、クラリネットを効果的に使っているのが印象的だ。

ブラームス。
3楽章の途中までは、うまくまとまった演奏と感じながら聞いていたが、3楽章の終わりのあたりから、金管の異音が時折聞こえてきたり、木管と金管が微妙にずれたりして、興ざめ。トランペットの異音には少し驚いた。
1stホルンが安定していたが、吹いていたのは東京交響楽首席の上間善之さんらしい。
デュメイさんは、1楽章で力余って楽譜を沢山めくりすぎ、何度かページを繰って、きちんとしたページに戻していた。けっこうたいへんだったろうな。体の動きはしなやかではない。ややかがんで前方(団員の方を)見る姿勢が多かった。指揮台は使わず。どうしてかな。


アンコールの選曲は、なかなかに素晴らしい。ブラームスで盛り上がった感情をしっとりと落ち着けさせるといったふうだ。




2016年5月12日木曜日

エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル ブラームス ピアノソナタ第2番 他 2016.5.12

★★★★★★6個。絶賛)

2016.5.12
ザ・シンフォニーホール

ベリオ:水のクラヴィア
武満徹:雨の樹・素描Ⅱ~オリヴィエ・メシアンの追憶に
フォーレ:舟歌 第5番 嬰ヘ短調 op.66
ラヴェル:水の戯れ op.30
アルベニス:アルメリーア ト長調(イベリア組曲 2巻2曲)
リスト:エステ荘の噴水(巡礼の年 第3年 第4曲)
ヤナーチェク:アンダンテ(霧の中 第1曲)
ドビュッシー:沈める寺(前奏曲 第1巻・第10曲)

ブラームス:ピアノソナタ 第2番 嬰ヘ短調 op.2


アンコール ラフマニノフ エチュード 音の絵 作品33-3
        ラフマニノフ エチュード 音の絵 作品33-2
                 ショパン Etude in F (会場の掲示)

P席 2500円(何故かと思うほどに、極めて安い。)
一番高い席は、確か7500円
1階は9割くらいの入り。2階は、6割くらいの入りか。
なんともったいない。
稚拙なこともある在阪オケでも満員になることがあるのに。大阪の聴衆は何を考えているのか?

前半は水をテーマにした曲。
後半がブラームス

空前絶後
筆舌に尽くしがたい
などの、形容が頭に浮かぶ
スケール大きく、かつ、繊細できらめきがあり、情緒あふれる演奏だ。

前半は 
 水の噴出  きらめく水流  せせらぎ  怒涛の流れ

後半は
 がっちりした枠組みでありながら、枠組みを超えるスケールの大きさがある。
 情熱のほとばしりのみならず、優美さもある。
 
端正ですっきりしたスリムな体から、神がかったような気が八方に広がっている。

腱鞘炎にならないのかな。やはり、動きに無駄、余分な力がないのだろうな。



2016年2月27日土曜日

同志社交響楽団 小田野宏之 序曲謝肉祭 ブラームス 交響曲第2番 他 2016.2.27 

★★★★☆

日時:2016.02.27(土) 18:00開演(17:30開場)

同志社交響楽団

指揮:小田野 宏之

場所:同志社大学寒梅館ハーディーホール

[曲目]
A.ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」
伊藤康英/管弦楽のための交響詩《ぐるりよざ》
J.ブラームス/交響曲第2番ニ長調

アンコール ブラームス ハンガリー舞曲 第5番

[チケット価格]
入場無料

入場無料は素晴らしい。
海外公演出発前の「出発演奏会」で、きっと海外公演と同じ曲目なのだろう。

1000人程度収容のホールで、例によって椅子の前に小さい机を出すことができるようになっている。まだ比較的新しいようで、建物もきれい。
驚くことに、ほぼ満席。

曲目により、コンサートミストレスが入れ替わるほか、管楽器も曲によってほとんどが入れ替わる。ここも、女性が多い。
謝肉祭の時は管楽器、全て女性だったように見えた。チューバも女性だ。弦には男性も少しいた。
他の曲では、ぽつりぽつりと管楽器にも男性が混じっていた。

演奏について。
総じて、気持ちが入ったよい演奏だった。指揮の小田野さんの音楽づくりも私の趣味に合っている。
ホルンは難しい楽器と言われているように、ホルンの奏者さんたちはかなり苦労していた。トロンボーンもそう簡単ではない。最後、トランペットの1stさんも油断したようだ。弦で音を合わせるのもかなりの技能が必要なのだな。

ブラームス。ヴァイオリンの人たちをみると、コンサートミストレスは、下半身をどっしりとさせながらも体全体を使って演奏しているというように見えた。その後ろの人たちは腕で演奏しているように見えた。ミストレスさんは、抜きんでている。
聴きながら、この曲は、やはり名曲だと実感できた。

学生さんの場合は、「へっ」と思う音やアンサンブルとなっていても、「がんばれ」と、応援する気持ちになるので、聴いていてストレスが少ない。プロだと腹立たしい気持ちになってしまうところだが。

なかなかに、よい演奏会だった。
海外公演のカンパを求めていて、500円以上の人にはステッカーをプレゼント。カンパする人は、1000円の人が多かった。私も1000円カンパした。ありがとう、学生さん。ヨーロッパでも生き生きとした演奏をしてください。

でも、曲選び、ヨーロッパでもやる曲なのだから、うまくいかない部分があっても目立たない曲にすべきではないかな。






2015年11月27日金曜日

京都市交響楽団 アシュケナージ ブラームス 交響曲第2番 チャイコフスキー 交響曲第5番 2015.11.22

ブラームス     ★★★★☆
チャイコフスキー ★★★★★★

2015.11.22

出演者:ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)

ブラームス:交響曲第2番ニ長調op.73
チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調op.64

京都コンサートホール

P席 2000円

アシュケナージさんは、かなり小柄。170センチないのではないか。
指揮ぶりは優しく丁寧。
ブラームスではスコアを見る時間もそこそこあったが(4分の1くらいは見てた)、チャイコフスキーでは、スコアはあるがめくらず。終楽章のクライマックス手前で一気にめくっていた。何を見たかったのだろうか。

ブラームスは、フレーズの出だしに微妙なところはあったが、秀演といえるだろう。もう少し音に重厚さがほしい気がしたが、この曲は、それを求めていない曲なのかもしれない。トランペットの響きが心地よかった。早坂さんか。

チャイコフスキーは、名演だ。重厚かつ明敏な響きで、深刻さ、重さ、重厚さ、活力を歌い上げていた。さすがである。この曲はクラリネットが活躍する曲。小谷口さんの音色はいつ聞いても心地よい。そして、中山さんの名人芸が楽曲を引き締める。
曲が終わって、アシュケナージさんが最初に規律を促したのがホルン。ついでクラリネット、ファゴット。確かにホルンも乱れず安定していた。

この内容で2000円とは、驚きだ。




2015年7月18日土曜日

NHK交響楽団 2015 大阪公演 マイケル・フランシス 樫本大進 ブラームス 二重協奏曲 交響曲第1番 2015.7.18

★★★★☆

[指揮]      マイケル・フランシス
[ヴァイオリン] 樫本大進
[チェロ]     クラウディオ・ボルケス
NHK交響楽団

ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 op.102
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68

アンコール ハンガリー舞曲第4番

2015.7.18

会場 ザ・シンフォニーホール

3階 指揮者の真横あたりの3階 LCC

5000円くらい(7000,5000,3000となっている)


やはり、国内オケで、N響は一歩抜きんでている。
特に目立つ乱れもなく、端正に演奏する。
ホルンが目立つブラームスの交響曲1番でも、うまく(一か所女流プレイヤーの出だしが少し大きかった気がしたが.)吹いている。
東京の人がうらやましい。
でも、クラリネット、オーボエ、ティンパニは、京響さんの方が良いな、

二重協奏曲。樫本さんのヴァイオリンは、さすがではあるが、音にもう少し腰の深さがほしい気がした。チェロは素晴らしい。
交響曲。出だしが少しあっさりしていたが、徐々にうまく盛り上がっていた。終楽章のトロンボーンのソフトな音色が心に残る。終楽章は申し分ない。

もう少し重厚な演奏が好みなのと、深みがもう少し欲しかったのとで、★は4つとした。





2015年3月7日土曜日

フィルハーモニア管弦楽団 エサ=ペッカ・サロネン ヒラリー・ハーン 名古屋 シベリウス 交響曲第2番 ブラームス ヴァイオリン協奏曲 他 2015.3.3

評価 ★★★★★ (★5こ) 

西宮よりも星が少ないのは、西宮に続いて、わずか1日おきの2回目だったので、新鮮な感動が薄れたから。

2015.3.3

指揮:     エサ=ペッカ・サロネン
ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン
フィルハーモニア管弦楽団

シベリウス作曲:交響詩「フィンランディア」op.26

ブラームス作曲:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
アンコール バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より ジーグ

シベリウス作曲:交響曲 第2番 ニ長調 op.43
アンコール シベリウス 悲しきワルツ


会場 愛知県芸術劇場 コンサートホール

席 3階 R2-33

C席 11,000 円 (一番高いのは S 21,000)

どうしようかと迷ったが、西宮では聴けない大好きなシベリウスの2番も聴きたいと思い(5番も好き)、名古屋でのコンサートも行くことにした。

席は7割程度しか埋まっていない。名古屋でクラック好きな人ってかなり少ないのかな。せっかくのサロネンさん、ヒラリーさん、フィルハーモニアなのに。音楽家の方々、気の毒な感じ。でも、左側が空席で、くつろげた。
うっかりメガネを忘れたが、双眼鏡を持っていったので、よしとしよう。

ヒラリーさんは、一見すると、1日と同じドレス。まあ、モデルではないので、そう替えないか。しかし、相当汗をかくだろうに、どうしてるんだろうか。
ちなみに、サロネンさんも同じ(デザインの)服。
今日も、サロネンさんは、楽譜を置いているが、ほとんど見ずに、ページをめくるときだけ手が自動的に動いていた。暗譜よりもかっこいい。(そういえば、岩城宏之さんは、かっこいいので暗譜していると書いてた。そう、ついでに思い出した。佐渡裕さんは、暗譜しないことにこだわる、という意味いのことを書いてたが、べつにこだわるほどのことではないようにも思うが、真意はどんなことなのだろうか。)

さて、フィンランディア。やはり素晴らしい。ちょっとティンパニの入りに力が入りすぎたような気がしたところもあったが。

ブラームス。今日は、3階からなので、ヒラリーさんの顔はよく見える。ただし、全身はサロネンさんに隠れて見えないほうが多い。ヒラリーさんの音は、透明性があって、時に豊かさや艶やかさもある。第二楽章に入るときに、ヒラリーさんとサロネンさんが、目で合図をしていたことや、3楽章でチェロの方見たときのサロネンさんの幸せそうな表情が印象的。
アンコールのバッハも素晴らしい。まさに音楽の精。

シベリウスの2番。広がり、躍動感など、かなり良いが、平日の仕事後ということもあってか、こちらの集中力が散漫になってしまった。トランペットの透明感のある伸びやかな音が心地よい。あと、2楽章6~7分あたりのトランペットソロ、個性的な吹き方だったけど、サロネンさんの趣味? 

総じて、満足。


愛知県芸術劇場前の「水の宇宙船」 後ろはテレビ塔

愛知県芸術劇場

劇場入り口近く



2015年3月1日日曜日

フィルハーモニア管弦楽団 エサ=ペッカ・サロネン ヒラリー・ハーン 西宮 シベリウス 交響曲第5番 ブラームス ヴァイオリン協奏曲 他 2015.3.1

評価 ★★★★★★ 6個)(5個で最高だが、それを凌駕しているので6個とした)

2015.3.1

指揮 エサ=ペッカ・サロネン
ヴァイオリン ヒラリー・ハーン
管弦楽 フィルハーモニア管弦楽団

シベリウス:交響詩「フィンランディア」
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調

アンコール バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より ジーグ

シベリウス:交響曲 第5番

アンコール シベリウス 悲しきワルツ

会場 兵庫芸文センター

席 1階バルコニー RA6 15,000円(≒京響5回分)(A席;一番高い席)
ヒラリーさんを近くできちんと見ることができる席を、と思って奮発したが、4分の1くらいはサロネンさんにかくれてしまった。RA1、2あたりか、RA10以降かなら、そのようなことはなかったような。残念。

満席

フィンランディア、冒頭から圧倒される。トロンボーン、そしてティンパニ。確固とした響き。
それから先も、いいようもなく美しい、魂がこもった演奏。金管も、全く危なげがない。涙が出そうなほど。勇気をもらうような演奏。

ブラームス。ヒラリーさんは、音色がいい。透明感があったり、艶やかさがあったり、がっちり感もあったりで、素晴らしい。去年のシベリウス(同じ会場。ネルソンスさんとバーミングハム市交響楽団)のときの方が、がっちり感は強かったような。去年の方がステップがかっこよっかった。まあ、曲の個性が違うということか。(オケは、バーミングハムよりも、フィルハーモニアの方が圧倒的に良い。)ヒラリーさんは、意外と、サロネンさんの方を見ること多かったな。
アンコールのバッハも、音色、音の表情、曲のつくり方など、素晴らしい。うっとりできる。
終った後は、サロネンさんと、ヒラリーさんと、右に左にと抱き合っていた。キスはなし。

そして、シベリウス交響曲第5番。曲が始まった時、指揮者とオーケストラが、一つの有機体(生物)になったかのような印象を受けた。まことの魂のある音楽。
がっちりとした感じではじまり、1楽章の最後の方はかなり早く、サロネンさんは、髪を振り乱す(といっても長髪ではない)とでもいった風に、激しく指揮。2楽章で、テンポは緩くなるが、眠気を感じさせず、時間はあっという間に過ぎる。フィナーレも圧倒的。
日本の(関西の)オケだと、トロンボーンやホルンの出だしのそろい方やら外したことやら気になるが、そんな不安はなく、音楽に集中できる。これが、世界水準。
癌の恐れのなかで4番を作曲し、癌の不安を払拭した後にこの5番を作曲したという。フィンランディアにも似た、未来に向かった音楽。

サロネンさんは、楽譜をおいているが、ほとんど見ない。腕だけが楽譜に伸びて、ページをめくる。(DVDで見た、バーンスタインさんが楽譜を置いてるときのような感じ。)長身ではないように見えるが、動きは大きくしなやかで、大きな音楽をしっかりとした枠組みで、時に枠を超え、つくっている。
1stヴァイオリンの方を向くことがわりと多かった。残念ながら、こちらの方(コントラバスとチェロ)は、時たま向くという程度だが、時に微笑みもあったりもする。
アンコールの後、団員に投げキッスし、最後に聴衆へと投げキッスし、舞台を去った。かっこいい。

ヒラリーさんは、今回も、演奏会のあと、気さくにサイン会。会場を出たのは早いほうかと思ったが、すでにけっこうな列。サインのあと、一人ひとりに素晴らしい笑顔もプレゼント。たいした人だ。Thank you very much. しか言わなかったのが少しさびしいが、次に機会があれば、ひとこと加えよう。ドレスはベージュ。床には着かないロングドレスで、足元に少しスリットが入っている。去年もそうだった気がするが、おなかがすこしぷっくりかな。まあ、管楽器のような複式呼吸がないからか。

オーケストラには、アジア系の人が意外にすくなく、ざっとみて3~4人か。
アフリカ系の人が、2人か。ティンパニストにも一人。上手い。
木管、金管、弦が絶妙に調和している。金管はすばらしく、オーボエもとてもよい。フィンランディアのあとは、サロネンさんが、オーボエの1stの人に立つよう合図していた。
金管は、日本のオーケストラとの差が大きいな。日本のオーケストラもオーディションして、世界中から集められないのかな。

2014年11月23日日曜日

京都市交響楽団 飯守泰次郎 ワーグナー ジークフリート牧歌 他  ブラームス 交響曲第4番 2014.11.23

評価 ワーグナー ★★★☆☆
    ブラームス ★★★★★


京都市交響楽団 第585回定期演奏会

曲 ワーグナー  さまよえるオランダ人 序曲
            ジークフリート牧歌
            リエンツィ 序曲 
  ブラームス   交響曲第4番

指揮 飯守泰次郎

場所 京都コンサートホール

席   2階 R3-16
     このあたりが、一番良い席のような。オーボエの真横あたり。

料金 3150円 (会員価格1割程度割引らしい)

完売とのことだが、空席がちらほら。(いつもどおり。)

ワーグナーは、菅も弦も繊細さとキレがいまひとつのような感じ。リエンツィ序曲は、金管、時には木管も微妙。金管がぎこちない。時に、フレーズの最初の音が「そろってる?」と感じたり。ワーグナー特有の官能が・・・ (もっとも、官能性を出しにくい曲でもあるな) 
飯守さん得意のワーグナーらしいが。

ブラームスは、名演。京響さんは、ときどき名演がある。

冒頭の第一主題からぐっと引き込まれる。第一主題を凡庸に演奏すると、曲全体が死んでしまうが、心に染み入る演奏。金管もうまく調和している。途中から拍手をしたい気分だが、クラシックなのでぐっとこらえる。
第2楽章、小谷口さんのクラリネットが、いつもながら素晴らしい。(ワーグナーでは出番なし。) 区切りがつくとマウスピースを外してスワブを2度とおし、マウスピースをもどしたところで、ちょうどソロの始まり。綱渡りのように見えるが、きっと、計算ずくなのだろう。
第2楽章が終ると、最後尾右列に、バイオリンを持った奏者が戻ってきて、二列目左の奏者まで受け取っては渡してを繰り返す。弦が切れたのだろうが、管楽器の方ばかりを見ていて、気がつかなかった。不覚。
しかし、3人ほどの奏者が弾ける状態に構える前に、飯守さんは第3楽章開始。(気づいてた?)3人ほど少なくとも、音に違和感なし。3人は、順次演奏に入っていく。見ていて興味深い。
第3、4楽章ともに言うことなし。圧倒的な音、音、音。豊かで暖かい。キレもある。
音楽を聴く喜びに浸った。

そうそう、今日は、ワーグナーもブラームスも、ティンパニが素晴らしかった。中山航介さん。

飯守さんは、しなやかではなく、ガクガクとでもいう動きだが、出てくる音は、しなやか。左手での各パートへの合図がいい。

2014年9月27日土曜日

京都市交響楽団 ドミトリー・リス 川久保賜紀 チャイコフスキー・ヴァイオリン協奏曲 ストラヴィンスキー・ペトルーシュカ 他 2014.9.27

評価 ★★★★☆

京都市交響楽団 第583回定期演奏会

曲 ブラームス      悲劇的序曲
   チャイコフスキー  ヴァイオリン協奏曲
   ストラヴィンスキー ペトルーシュカ

指揮 ドミトリー・リス
ヴァイオリン 川久保賜紀 

場所 京都コンサートホール

席   3階 LA1列 9番
     ソリストは後方から見ることに。クラリネット、フルート、ホルンも後方から見ることになる。

料金 3,500円

完売とのことだが、空席がちらほら。(いつも、完売でも、空席がちらほらある。)

悲劇的序曲は、トロンボーンが微妙。だが、全体的には良い。

チャイコフスキーは、独奏ヴァイオリンの音に、芳醇さとつややかさがない。
それを除けば、良し。
1楽章の終わりの方で、演奏中に、川久保さんの弦が切れた。
動じた雰囲気を出さずに(さすが)、コンサートマスターのヴァイオリンと交換し、コンサートマスターは、後方と交換し、その人は更に後方の人と交換し、というように、弦が切れたヴァイオリンがリレーされ、それぞれの人の手元には後ろの人のヴァイオリン。(バルコニー席Lなので、最後は見えず。)
ヴァイオリンを交換した後の川久保さんの出す音は、質はあまり変わらないが一回り小さくなった感じだった。
第一楽章終了後、川久保さんがリスさんに何やら話しかけ、ついで、聴衆に「すみません。弦が切れました。」などと話し、コンサートマスターにヴァイオリンを返して袖に入った。しばらくして、(おそらく)もとのの楽器を持って再度ステージに。もう一度みんなでチューニングをして、第2楽章から再開。(貴重な経験だった。欲をいうと、R席に座ってヴァイオリンの最後の行方を見ておきたかった。確か、R席は売り切れで買えなかったのでL席にしたのだったと思う。残念。)
4月の大阪フィル(神尾真由子さんと井上道義さん)よりは、だいぶ良い。
(この曲だけなら3つかな。ただし、弦が切れたときの対処に関心したので、そこも含めると4つか。)

ストラヴィンスキーは、素晴らしい。最初のフルートの音が小さい気がしたり(ただし1911年版は、こんな感じが正しいのかも)、途中フルートが柔らかすぎる感じがしたり(好みの問題か)、ファゴットの音がちょっと目立ちすぎかと感じたり、ホルンの時折微妙なところがあったり、ナエスさんのコルネットで音程と速いパッセージやらで微妙なところがあったりしたが(早坂さんの方が上手いのかな)、それを凌駕して、色彩感に富み、広がりも大きい。最後の不気味な感じも良く出ている。時間を忘れる演奏。イングリッシュホルンの上手い使い方とでもいうのが学べた。小谷口さんのクラリネットの高音部の演奏、良かった。

リスさんは、楽譜を見る時間がやや長い気がしたが(特にチャイコフスキー)、存在感がある人だ。埋もれていたウラル・フィルを世界に引っ張り出したというのも分かる気がする。機会があれば、また聴きに行きたい指揮者。

2014年3月8日土曜日

兵庫芸術文化センター管弦楽団 下野竜也・小山実稚恵 ブラームス ピアノ協奏曲第1番 他2014.3.8

評価 ★★★★☆

<プログラム>
  ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 op.15
  シューマン : 交響曲 第4番 ニ短調 op.120

<出演>
  指揮/下野 竜也
  ピアノ/小山 実稚恵

席は4階正面。ピアノの鍵盤が良く見える位置。
A席。4階 4A24番 3,000円

【ブラームス】
 素晴らしい。
 ピアノは、両手にも(多分ペダルを使う足にも)魂がやどっているかのよう。
 小山さんのあの体のどこから出るのかと思うような、がっちりとした音。
 下野さんは、あの体型なのにといえるようなしなやかさも使って。
 ホルンもきれいだった。ちょっと全面に出すぎたこともあったような気もするが。
 終わった後の小山さんの満面の笑みが、演奏の質を物語っていた。
 欲をいうと、オーケストラの重厚さがほしかった。

【シューマン】
 けっこうよかった。
 よく聞いていたバーンスタインさんのような、深くえぐるような感じはあまりなかったが。
 下野さんは、あるときはしなやか、あるときはきびきび、あるときは力強く。よい指揮と思える。
 
 アンコールはトロイメライ。(弦楽のみ)
 このコンサートは、4回シリーズだけと、アンコールはみな同じ、テレビのエンディングのテーマのようなもの、と下野さんが言っていた。(1階とかは、もっとよく声を聞き取れるのかな。)

 よいコンサートで、満足。
 来年も、定期会員になっとこうかな。

 ちなみに、ホルンは、
  熊井優さん(コアメンバー、トップ)、
  ブライアン・グウドウィンさん(コアメンバー)、
  伊藤隆司さん(アフィリエイト・プレイヤー)、
  岩井理紗子さん(エキストラ・プレイヤー:ポニーテール) でした。