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2017年10月21日土曜日

日本センチュリー交響楽団 ブラームス ヴァイオリン協奏曲 シベリウス 交響曲第1番 他 秋山和慶 アリーナ・イブラギモヴァ

★★★★★

ブラームス:大学祝典序曲 op.80
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
アンコール イザイ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第5番 第1楽章

シベリウス:交響曲第1番 ホ短調 op.39

[指揮]秋山和慶
[ヴァイオリン]アリーナ・イブラギモヴァ
[管弦楽]日本センチュリー交響楽団

席はREEで最後部。父も一緒に富山に行く途中だったから、

お客さんは半分くらい。あまりに少ないので驚いた。
それでも演奏には最善をつくしてくれていたと思う。

秋山さんは、ブラームスやシベリウスは得意なのだろう。
ブラームスは2曲とも流麗な演奏だ。
時に金管(特にホルン)が聞き苦しく、時に菅の合奏が聞き苦しいこともあったが、弦はきちんと鋭く鳴っていた。

ヴァイオリンはなかなかによい。体格の割に音量が今一つではあったが、高音部で音程が更に上がる時の言いも言われぬ感覚がよい。

アンコールのイザイは、素晴らしい。さすがである。だてにハイティンクさんらと共演しているわけではない。

コンマスの松浦奈々さんは、体を大きく動かす弾き方で、見ていても楽しいし、音色もベルリンフィルの町田さんと似た感じの音色だ。

シベリウスは、スケールが大きく聞こえ、感じが良い。ティンパニが巧者だ。



2016年2月14日日曜日

立命館大学交響楽団 シベリウス 交響曲第2番 カレリア組曲より リムスキー=コルサコフ スペイン奇想曲 学生指揮 竹下裕也 2016.2.14

★★★☆☆

2016.2.14

立命館大学交響楽団(立響)

The Farewell Concert
(4回生の卒団コンサート)


シベリウス           カレリア組曲より(ⅠとⅢ)
リムスキー=コルサコフ  スペイン奇想曲
シベリウス           交響曲第2番 

学生指揮 竹下裕也(ファゴットの人らしい)


場所:立命館大学大阪いばらきキャンパスグランドホール
(昨年4月に、茨木キャンパスがオープンしたと思う。)
開演時間:14時30分
全席自由(一部指定)(招待席及び友の会会員席)

[入場無料]

ホールは1000人収容。前に机を出せるようになっている。さすがというか。

前半と後半の間に 記念品(5人当選)の抽選会もあり、なかなか楽しい。
ちゃんとしたプログラムも配布され、学生さんたちの努力に頭が下がる。

さて、演奏。
最初、チューニングのオーボエの音の強さが一定でない(音程は一定だけど)ので、少し落ち着かない気持ちになる。(そういえば、始まる前にヴァイオリンとチェロが2人で演奏してくれていたが、音程が不快だった。)

カレリア。
やはり、一番難しい楽器と言われるだけあり、ホルンはたいへんそうだ。

リムスキー=コルサコフ
エキストラさんのハープが素敵だった。堤真菜さんとプログラムにあるが、高校生??すごい。
全体としては、まずまず落ち着いて聞けた。

シベリウスの交響曲。
緩急と強弱が、好みと合わない。速くなることを期待したところで速くならず。
全体として、かなりゆったりとしたテンポ。50分くらいかけての演奏。
ティンパニの女子学生さんは、素晴らしい響きをつくっていた。トランペットの1stさんは、緊張するとうまくお腹から息が出ないようだ。そして、ホルンはやはり難楽器。
途中までは、魂を十分には感じることができなかった。しかし、最後に近づくと、たくさんの楽器から魂とでもいうようなエネルギーが一つの方向に向かって放出され、感動へと導いた。
指揮の学生さん、4楽章のはじめだったかで、ジャンプしてたな。終わったあとも団員さんらに投げキスしていて、結構目立ちたがり屋さんとみた。(だからどうこうということもないが。テンポはきっちり刻んでいた。たいしたもんだ。)

アンコールでは、学生さんたちが自由になって、伸びやで心地よい響きが生まれていた。トランペットの学生さんも、余計な緊張がなくなってか、豊かな音を生み出していた。

学生時代はいいな、と率直に思った。
学生さん、感動をありがとう。

きれいで、こじんまりとしたキャンパス。茨木駅から徒歩5分くらいなので志願者増えているのだろうな。

2階がホール(1階はスターバックスもはいってる)










2015年10月21日水曜日

大阪交響楽団 第197回定期演奏会 篠﨑靖男(篠崎靖男) 金子三勇士 プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番 シベリウス 交響曲第1番 他 2015.10.21

細川俊夫    ★★★☆☆
プロコフィエフ ★☆☆☆☆
シベリウス   ★★★★☆

2015.10.21

[指揮]篠﨑靖男
[ピアノ]金子三勇士
[管弦楽]大阪交響楽団

細川俊夫:セレモニアルダンス
セルゲイ・プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調op.26
ヤン・シベリウス:交響曲第1番ホ短調op.39

アンコール(ピアノ) バルトーク ハンガリーの5つのスケッチ 第1曲

ザ・シンフォニーホール

席 3階バルコニー RRC 指揮者の横 1,000円(高い席は6,000円)
この席は固定椅子ではないため、後ろに動かせる。足を自由に伸ばせるので、とても座りやすい。
聴衆が座っている席は、全体の7割くらいか。バルコニー席は1~2割しか座っていない。
前回の児玉さんのブルックナーがほぼ満席だったのとは雲泥の差だ。

細川さんの曲
不思議な雰囲気で、雅楽の匂いも感じさせる。悪い感じではない。
弦楽合奏だが、ピチカートが時に微妙にずれていたように聞こえた。冒頭を含み。

プロコフィエフ
最初のクラリネットソロ(首席の村瀬司さん)の音色が素晴らしいのに驚いた。ふくよかであり、芯はしっかりしていて透明感もある。しかし、2nd が入るとアンサンブルが乱れ、外れたような音も聞こえたりして興ざめ。
1楽章のピッコロは、音楽ではないような聞こえ方だった。
1楽章の聞かせどころのカスタネットは、ピアノと拍が目立ってずれていたと思う。何故?
ピアノは、「ひ弱」という印象。力強さはもちろん、繊細さも感じられない。聞こえるべき音も聞こえなかったような気がする。ただし、アンコールのバルトークはよかった。光と影。力強さと繊細さも感じられた。
篠﨑さんは頑張っていたが、残念だった。

シベリウス
この曲が名曲だということや、フィンランディアと同時期に作曲されたのだということを認識できるなかなかの演奏だ。指揮の篠崎さんは素晴らしい。オーケストラがもう少ししっかりしていれば名演になった。出だしがそろわなかったり(弦のみのときも含めて)、指揮者の音を止めるようにというような指示があってもすぐに止まらない楽器があったり、ホルンから微妙な音が出たり、終楽章のティンパニのトレモロが、最初はゆっくりでだんだん早くなる不自然さ(作曲者の指示? しかし、他の演奏を聴くと、今日のような極端な変化は聞こえない)があったりしたところが耳障りだった。
曲自体は堪能できたので、よしとしよう。
8月に聞いた藤岡さん指揮、関西フィルの演奏ではこの曲の良さが伝わらなかったが、その不全感は解消された。篠﨑さんの力量はたいしたものだ。






2015年8月12日水曜日

関西フィルハーモニー管弦楽団 藤岡幸夫 シベリウス 交響曲第1番 菅野祐悟 筝と尺八と管弦楽のための協奏曲 2015.8.11

第1部 ★★★★☆
第2部 ★★★☆☆

2015.8.11

【第1部】
◆アンダーソン:舞踏会の美女
 Leroy Anderson:Belle of the Ball
◆菅野 祐悟:永遠の土【世界初演】
◆菅野 祐悟:箏と尺八と管弦楽のための協奏曲~Revive~ 【関西初演】

【第2部】
◆シベリウス:交響曲第1番 ホ短調 作品39 【生誕150年記念】
 Jean Sibelius : Symphony No.1 E minor Op.39

アンコール  
エルガー: 2つの小品 第1曲 夕べの歌

指揮:藤岡幸夫
筝 :遠藤千晶
尺八:藤原道山

会場:いずみホール 
    2階席 Lの2列目19だったか。
ほぼ満席。たいしたものだ。着物のお客さんがいつもより多めに思うが、筝をやってる人たちかな。

藤岡さんが指揮台に上がるやいなや、拍手も続いているところに、演奏開始。度肝を抜かれる。
舞踏会の美女が終わると、マイクを持って「司会と指揮は(順番逆だったかな。コンサートの最後で藤岡さんと関西フィルのテレビ番組を宣伝した時は「司会と指揮」と確かにいっていた。)藤岡幸夫」などと話し、また驚き。多分、このシリーズのコンサートのときは、いつもこんな様子でやっているのだろうな。永遠の土は、今日のために委嘱した曲だと藤岡さんが言っていた。

このあと、作曲者の菅野さんから言葉をもらう。中学生のころ頭の中に音楽が鳴っていたが、それは世にない音楽。その音楽をつくりたいので作曲家を志した。天才かも。
さらに、演奏前に、遠藤さんと藤原さんから一言(というかワンスピーチ)ずつ。遠藤さん曰く、演奏前は話したくないが(そうだろうな)「大人の事情で」話すことになったのだという。藤岡さんに頼まれて断れなかったということか。遠藤さんは伝統的な13弦の筝を愛用している、響きが好きだから。今は、オケとの共演も多く、そのため30弦もある筝もできている。この曲は、作曲者の菅野さんが遠藤さんに相談しながらつくった。藤岡さんによると、遠藤さんのための曲。藤原さんからは、3楽章がノリノリなので洋装にしたなどといったお話。

さて、菅野さんの曲。いずれも分かりやすく心地よい曲だ。筝やら尺八やらの演奏を見ていると、けっこうかっこいい。筝の柱を動かして出す音の音程を変えているらしい。不思議な音となる部分もあって、なかなかよい。ただし、協奏曲の方では、演奏者が拍手(というか手拍子というか)する部分がかなり長く、それも何度か出てきていた。楽器の音色が手拍子に隠れたし、しつこかった。
そうそう、筝の音は、力強い響きだった。
筝も尺八もチューニングに加わっていなかったが、いつものことなのかな。


第2部のシベリウス。
藤岡さんはシベリウスが好きだという。
しかし、出だしがきちんとそろらなかったり、出だしの音がへんに大きかったり。藤岡さんが左手を握っても音が切れない楽器がいくつかあったり。
熱演はよくわかるが、深みにかけている印象も。テンポが単調なのかな・・・ それとも曲自体の問題か・・・ よくわからない・・・

2015年7月12日日曜日

日本センチュリー交響楽団 十束尚宏 千住真理子 シベリウス チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 他 2015.7.12

評価 ★★☆☆☆

千住真理子 ドラマティック・コンチェルト! ~デビュー40周年記念~

2015年7月12日(日) 14:00 開演
[指揮]     十束尚宏
[ヴァイオリン] 千住真理子
[管弦楽]    日本センチュリー交響楽団

シベリウス:交響詩 「フィンランディア」op.26
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 op.47

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35

アンコール  サラサーテ ツィゴイネルワイゼン

会場 ザ・シンフォニーホール

席 3階 RRE4 
4500円(6000,4500,3000となっている。)

P席と、2,3階席のP席近くは、発売しなかったらしい。(すべて空席)
それをのけると9割強の入り。まずまずの人気。

フィンランディア。まずまずの演奏。ちょっと金管が?
 
シベリウス。千住さんの音に伸びや、どっしりした感じがない。時々表面だけ鳴っているような音もする。??という箇所もいくつか。う~ん。及第点に達しない。
2013年11月24日に、兵庫芸文で聞いた、ヒラリー・ハーンとネルソンス、バーミングハム市響の印象がいまだ強い。比較するのは気の毒というものか・・・
でも、頑張ろう、千住さん!

チャイコフスキー。こちらは、うってかわって音に伸びも出て、なかなかよい。京響とやった川久保さんよりはだいぶよい感じだ。しかし、オケが雑。

アンコールは、のびやかに弾いていて、まずまずだった。

4500円は、高いな。3000円の席にすればよかった。



2015年3月15日日曜日

兵庫芸術文化管弦楽団(PACオーケストラ) ガエタノ・デスピノーサ  リーズ・ドゥ・ラ・サール ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 シベリウス 交響曲第2番 2015.3.14

評価 ラフマニノフ ★★★★★
    シベリウス  ★★★★☆

兵庫芸術文化センター管弦楽団 第77回定期演奏会 2015.3.14

指揮   ガエタノ・デスピノーサ
ピアノ   リーズ・ドゥ・ラ・サール

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 op.30
アンコール  JSバッハ 主イエス・キリスト、われ、汝を呼ぶ

シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 op.43
アンコール デスピノーサ アンダンテ・フォー・ドミートリ(ショスタコーヴィチへのオマージュ)

会場 兵庫県立芸術文化センター


席   2階 A24  4,000円

     完売ということだが、少し空席あり

ラフマニノフ。
ややゆったりと始まる。最初から、ピアノに魅了される。音色がやさしく、かつ広がりもあり、時に輝く。情緒がうまく音色に現れている。荒削りな感はあるが、素晴らしい。(途中、不協和音でないはずのように思っていたところに不協和音が聞こえたり、旋律よりも伴奏の方が強く聞こえたりしたが、それはそれ。) リーズさんは、ロリン・マゼールさんやら、ビシュコフさんやらとも共演しているというが、伊達ではない。

終った後、デスピノーサさんとサールさんは抱き合って、デスピノーサさんは左右の頬にキスしていた。欧米では当たり前の風景なんだろうな。

シベリウス。
デスピノーサさんの指揮は、大自然からとも感じられる響きや、躍動感、情感を引き出し、素晴らしい。オーケストラが十分指揮に応えていれば、名演だったろうに、惜しまれる。最後近くのホルンがかけあう聞かせどころで外したので(トップのヘントンさんは安定していたようだが)、声を出して失笑してしまった。近くの人、ごめんなさい。

デスピノーサさんは、オーケストラメンバーにも何度かきちんとしたおじぎをしていた。細やかな気遣いができる人のようだ。

ピアニストがとても気に入ったので、CD(2,500円くらい)買って、サインしてもらい、満足。


リーズ・ドゥ・ラ・サールさん

ガエタノ・デスピノーサさん



2015年3月7日土曜日

フィルハーモニア管弦楽団 エサ=ペッカ・サロネン ヒラリー・ハーン 名古屋 シベリウス 交響曲第2番 ブラームス ヴァイオリン協奏曲 他 2015.3.3

評価 ★★★★★ (★5こ) 

西宮よりも星が少ないのは、西宮に続いて、わずか1日おきの2回目だったので、新鮮な感動が薄れたから。

2015.3.3

指揮:     エサ=ペッカ・サロネン
ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン
フィルハーモニア管弦楽団

シベリウス作曲:交響詩「フィンランディア」op.26

ブラームス作曲:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
アンコール バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より ジーグ

シベリウス作曲:交響曲 第2番 ニ長調 op.43
アンコール シベリウス 悲しきワルツ


会場 愛知県芸術劇場 コンサートホール

席 3階 R2-33

C席 11,000 円 (一番高いのは S 21,000)

どうしようかと迷ったが、西宮では聴けない大好きなシベリウスの2番も聴きたいと思い(5番も好き)、名古屋でのコンサートも行くことにした。

席は7割程度しか埋まっていない。名古屋でクラック好きな人ってかなり少ないのかな。せっかくのサロネンさん、ヒラリーさん、フィルハーモニアなのに。音楽家の方々、気の毒な感じ。でも、左側が空席で、くつろげた。
うっかりメガネを忘れたが、双眼鏡を持っていったので、よしとしよう。

ヒラリーさんは、一見すると、1日と同じドレス。まあ、モデルではないので、そう替えないか。しかし、相当汗をかくだろうに、どうしてるんだろうか。
ちなみに、サロネンさんも同じ(デザインの)服。
今日も、サロネンさんは、楽譜を置いているが、ほとんど見ずに、ページをめくるときだけ手が自動的に動いていた。暗譜よりもかっこいい。(そういえば、岩城宏之さんは、かっこいいので暗譜していると書いてた。そう、ついでに思い出した。佐渡裕さんは、暗譜しないことにこだわる、という意味いのことを書いてたが、べつにこだわるほどのことではないようにも思うが、真意はどんなことなのだろうか。)

さて、フィンランディア。やはり素晴らしい。ちょっとティンパニの入りに力が入りすぎたような気がしたところもあったが。

ブラームス。今日は、3階からなので、ヒラリーさんの顔はよく見える。ただし、全身はサロネンさんに隠れて見えないほうが多い。ヒラリーさんの音は、透明性があって、時に豊かさや艶やかさもある。第二楽章に入るときに、ヒラリーさんとサロネンさんが、目で合図をしていたことや、3楽章でチェロの方見たときのサロネンさんの幸せそうな表情が印象的。
アンコールのバッハも素晴らしい。まさに音楽の精。

シベリウスの2番。広がり、躍動感など、かなり良いが、平日の仕事後ということもあってか、こちらの集中力が散漫になってしまった。トランペットの透明感のある伸びやかな音が心地よい。あと、2楽章6~7分あたりのトランペットソロ、個性的な吹き方だったけど、サロネンさんの趣味? 

総じて、満足。


愛知県芸術劇場前の「水の宇宙船」 後ろはテレビ塔

愛知県芸術劇場

劇場入り口近く



2015年3月1日日曜日

フィルハーモニア管弦楽団 エサ=ペッカ・サロネン ヒラリー・ハーン 西宮 シベリウス 交響曲第5番 ブラームス ヴァイオリン協奏曲 他 2015.3.1

評価 ★★★★★★ 6個)(5個で最高だが、それを凌駕しているので6個とした)

2015.3.1

指揮 エサ=ペッカ・サロネン
ヴァイオリン ヒラリー・ハーン
管弦楽 フィルハーモニア管弦楽団

シベリウス:交響詩「フィンランディア」
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調

アンコール バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より ジーグ

シベリウス:交響曲 第5番

アンコール シベリウス 悲しきワルツ

会場 兵庫芸文センター

席 1階バルコニー RA6 15,000円(≒京響5回分)(A席;一番高い席)
ヒラリーさんを近くできちんと見ることができる席を、と思って奮発したが、4分の1くらいはサロネンさんにかくれてしまった。RA1、2あたりか、RA10以降かなら、そのようなことはなかったような。残念。

満席

フィンランディア、冒頭から圧倒される。トロンボーン、そしてティンパニ。確固とした響き。
それから先も、いいようもなく美しい、魂がこもった演奏。金管も、全く危なげがない。涙が出そうなほど。勇気をもらうような演奏。

ブラームス。ヒラリーさんは、音色がいい。透明感があったり、艶やかさがあったり、がっちり感もあったりで、素晴らしい。去年のシベリウス(同じ会場。ネルソンスさんとバーミングハム市交響楽団)のときの方が、がっちり感は強かったような。去年の方がステップがかっこよっかった。まあ、曲の個性が違うということか。(オケは、バーミングハムよりも、フィルハーモニアの方が圧倒的に良い。)ヒラリーさんは、意外と、サロネンさんの方を見ること多かったな。
アンコールのバッハも、音色、音の表情、曲のつくり方など、素晴らしい。うっとりできる。
終った後は、サロネンさんと、ヒラリーさんと、右に左にと抱き合っていた。キスはなし。

そして、シベリウス交響曲第5番。曲が始まった時、指揮者とオーケストラが、一つの有機体(生物)になったかのような印象を受けた。まことの魂のある音楽。
がっちりとした感じではじまり、1楽章の最後の方はかなり早く、サロネンさんは、髪を振り乱す(といっても長髪ではない)とでもいった風に、激しく指揮。2楽章で、テンポは緩くなるが、眠気を感じさせず、時間はあっという間に過ぎる。フィナーレも圧倒的。
日本の(関西の)オケだと、トロンボーンやホルンの出だしのそろい方やら外したことやら気になるが、そんな不安はなく、音楽に集中できる。これが、世界水準。
癌の恐れのなかで4番を作曲し、癌の不安を払拭した後にこの5番を作曲したという。フィンランディアにも似た、未来に向かった音楽。

サロネンさんは、楽譜をおいているが、ほとんど見ない。腕だけが楽譜に伸びて、ページをめくる。(DVDで見た、バーンスタインさんが楽譜を置いてるときのような感じ。)長身ではないように見えるが、動きは大きくしなやかで、大きな音楽をしっかりとした枠組みで、時に枠を超え、つくっている。
1stヴァイオリンの方を向くことがわりと多かった。残念ながら、こちらの方(コントラバスとチェロ)は、時たま向くという程度だが、時に微笑みもあったりもする。
アンコールの後、団員に投げキッスし、最後に聴衆へと投げキッスし、舞台を去った。かっこいい。

ヒラリーさんは、今回も、演奏会のあと、気さくにサイン会。会場を出たのは早いほうかと思ったが、すでにけっこうな列。サインのあと、一人ひとりに素晴らしい笑顔もプレゼント。たいした人だ。Thank you very much. しか言わなかったのが少しさびしいが、次に機会があれば、ひとこと加えよう。ドレスはベージュ。床には着かないロングドレスで、足元に少しスリットが入っている。去年もそうだった気がするが、おなかがすこしぷっくりかな。まあ、管楽器のような複式呼吸がないからか。

オーケストラには、アジア系の人が意外にすくなく、ざっとみて3~4人か。
アフリカ系の人が、2人か。ティンパニストにも一人。上手い。
木管、金管、弦が絶妙に調和している。金管はすばらしく、オーボエもとてもよい。フィンランディアのあとは、サロネンさんが、オーボエの1stの人に立つよう合図していた。
金管は、日本のオーケストラとの差が大きいな。日本のオーケストラもオーディションして、世界中から集められないのかな。

2015年2月22日日曜日

京都市交響楽団 オッコ・カム ニールセン 交響曲第4番 グリーグ ピアノ協奏曲ほか

評価  ★★★★★(星5つ)


京都市交響楽団 第587回定期演奏会


シベリウス:交響幻想曲「ポヒョラの娘」op.49

グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調op.16

アンコール(ピアノ) グルック(編曲 ズガンパーティ) 「精霊の踊り」
             グリュンヘルト 演奏会用パラレーズ 「こうもり」

ニールセン:交響曲第4番「不滅」op.29

指揮  オッコ・カム
ピアノ ナレ・アルガマニヤン

場所 京都コンサートホール

席   3階 RB-1-7
     オーボエのやや前。ピアニストの顔が、わりとよく見える。もっと左に行くとみにくいだろう
     ピアノ独奏のときは、かなり良い席のような。

例によって完売というが、席が埋まっているのは9割強か。

料金 3500円(会員割引をうっかりして使わなかったらしい。窓口で買ったので、会員かどうか聞いてくれなかったようだ。)

プレトークで、オッコ・カムさんが、京都には京響があって素晴らしいというような意味のことを言っていた。半分社交辞令にしても、ありがたい話。そして、今年は、ニールセンとシベリウスと、ともに、生誕150周年。シベリウスは、非常に真面目に作品を作り、作品も真面目だが、ニールセンは、作品中にユーモアもあるという。確かにそうだな。
通訳してた人、「グリーグにはハ短調の交響曲などいろんな作品があるが、ピアノ協奏曲がよく演奏される。」というのを、グリーグの交響曲という部分をはしょって、単に「交響曲などいろんな作品」云々と言ってたな。


さすが、オッコ・カムさんだけあって、今日の京響は、かなり良い。
シベリウスから、弦が、芳醇さ、えぐるような低音の響き、繊細さなど兼ね備えて、素晴らしい。

さて、グリーグ。ナレ・アルガマニヤンさんは、力強があり、繊細さもある。陶酔の表情もよい。時に目をつぶる。中山さんティンパニも締まっている。感動を呼ぶ。2楽章のホルンの入りで音が少し濁ったのを除くと、私の耳には完璧か。ナレ・アルガマニヤンさん、まだ25歳。晩成ではないが、大器。成長が楽しみ。

ニールセン。圧倒的な演奏。最初のチューバが決まったのも印象的。2つのティンパニ(席からは1つしか見えないが)も、申し分がない。時に入る小谷口さんのクラリネット、小谷口さんと鈴木さんのハーモニーも絶品。ニールセンの音楽、音の重層感が、すごい。一度、トロンボーンが入る部分で、そろっていなかったことを除けば、ほぼ完璧。

オッコ・カムさんは、楽譜を見ている時間が長いが、きちんと音楽をつくれている。とても善人そう。

めずらしく、小谷口さんが鈴木さんとにこにこ話していた。ニールセンの演奏前には、一緒に、さらっていた。仲は、きっと、良いのだろう。


2014年9月19日金曜日

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ドゥダメル指揮 シベリウス交響曲第2番 他 2014.9.19

評価 ★★★★★

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 大阪公演  2014.9.19

曲   シベリウス  トゥオネラの白鳥 
     モーツァルト 協奏交響曲 K364
     シベリウス  交響曲第2番 

指揮 ゲスターボ・ドゥダメル

会場 フェスティバルホール

席   2階 1列44番

料金 35,000円

3階席は見えなかったが、それ以外はほぼ満席
高そうなドレスやら着物やら着た人もちらほら。まあ、35,000円だし。

いつも画面で見ているドゥダメルさんが出てくると、少しうれしい気がする。

トゥオネラの白鳥を聞くのは本当に久しぶり。いつもは眠くなるつまらない曲と思っていたが、実はそうでもないことを発見。イングリッシュホルンが白鳥を描写しているということなのかな。音色からいうと、クラリネットの方が白鳥らしい気がするが。それは個人の好みと言うものか。

協奏交響曲は、しっかり眠くなってしまった。寝なかったが。岩城宏之さんも、コンサートの聴衆となったときは、心地よく寝ることが多いと書いていた気がするので、まあ、よしとしよう。アンコールは良かった。(アンコール:モーツァルト協奏交響曲第2楽章)

シベリウスの交響曲は、すごい。
弦の音色に深みがある。トランペットは音が伸びてしかもにごりがなく、キレがある。ホルンは甘い音色で、変に尖った感じにならない。こういった点は、いつも聞いている日本の交響楽団とだいぶ違う。質的に1段上ということだろう。
最初の弦の音から引き込まれ、ぞくぞくする。素晴らしい。
この曲は、個人的には、魂が自然の中を放浪して天上にのぼるという感じに聞こえる曲。表情をつけ、素晴らしい音色と響きで聞かせてくれた。(テンポはやや早目か。)

最後、アンコールを2曲も演奏してくれた。
ヨハン・シュトラウスⅠ世 アンネン・ポルカ
ヨハン・シュトラウスⅡ世 雷鳴と稲妻

値段相応の価値はあるが、でも高い。せめて2万円くらいにならないのかな・・・

このホールは、音がくっきり聞こえる気がするが、どうかな。