2016年5月12日木曜日

エレーヌ・グリモー ピアノ・リサイタル ブラームス ピアノソナタ第2番 他 2016.5.12

★★★★★★6個。絶賛)

2016.5.12
ザ・シンフォニーホール

ベリオ:水のクラヴィア
武満徹:雨の樹・素描Ⅱ~オリヴィエ・メシアンの追憶に
フォーレ:舟歌 第5番 嬰ヘ短調 op.66
ラヴェル:水の戯れ op.30
アルベニス:アルメリーア ト長調(イベリア組曲 2巻2曲)
リスト:エステ荘の噴水(巡礼の年 第3年 第4曲)
ヤナーチェク:アンダンテ(霧の中 第1曲)
ドビュッシー:沈める寺(前奏曲 第1巻・第10曲)

ブラームス:ピアノソナタ 第2番 嬰ヘ短調 op.2


アンコール ラフマニノフ エチュード 音の絵 作品33-3
        ラフマニノフ エチュード 音の絵 作品33-2
                 ショパン Etude in F (会場の掲示)

P席 2500円(何故かと思うほどに、極めて安い。)
一番高い席は、確か7500円
1階は9割くらいの入り。2階は、6割くらいの入りか。
なんともったいない。
稚拙なこともある在阪オケでも満員になることがあるのに。大阪の聴衆は何を考えているのか?

前半は水をテーマにした曲。
後半がブラームス

空前絶後
筆舌に尽くしがたい
などの、形容が頭に浮かぶ
スケール大きく、かつ、繊細できらめきがあり、情緒あふれる演奏だ。

前半は 
 水の噴出  きらめく水流  せせらぎ  怒涛の流れ

後半は
 がっちりした枠組みでありながら、枠組みを超えるスケールの大きさがある。
 情熱のほとばしりのみならず、優美さもある。
 
端正ですっきりしたスリムな体から、神がかったような気が八方に広がっている。

腱鞘炎にならないのかな。やはり、動きに無駄、余分な力がないのだろうな。



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