モーツァルト ★★★☆☆
ブルッフ ★★★★☆
ブラームス ★★☆☆☆
2016.5.19
[指揮およびヴァイオリン独奏]オーギュスタン・デュメイ(関西フィル音楽監督)
[ヴィオラ]ミゲル・ダ・シルヴァ
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364
ブルッフ:ヴィオラとオーケストラのためのロマンス ヘ長調 op.85
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 op.90
アンコール ビゼー アルルの女 第一組曲 から アダージョ
会場:ザ・シンフォニーホール
席 バルコニーR 3階 B の後方 2000円
(高い席は6000円)
入りは7割くらいか。1階は9割くらい埋まっているようだが、2階は5分の2くらい空席かな。
モーツァルト。
ヴァイオリン、ヴィオラ、それぞれの音色や感じはよいが、キレに欠ける眠たい演奏との印象だった。デュメイさんの弾き振りは、時々弓をタクトのように振っていて、目を引いた。
ブルッフ。
これは、しっとりとしてなかなか良い演奏だった。
この曲、クラリネットを効果的に使っているのが印象的だ。
ブラームス。
3楽章の途中までは、うまくまとまった演奏と感じながら聞いていたが、3楽章の終わりのあたりから、金管の異音が時折聞こえてきたり、木管と金管が微妙にずれたりして、興ざめ。トランペットの異音には少し驚いた。
1stホルンが安定していたが、吹いていたのは東京交響楽首席の上間善之さんらしい。
デュメイさんは、1楽章で力余って楽譜を沢山めくりすぎ、何度かページを繰って、きちんとしたページに戻していた。けっこうたいへんだったろうな。体の動きはしなやかではない。ややかがんで前方(団員の方を)見る姿勢が多かった。指揮台は使わず。どうしてかな。
アンコールの選曲は、なかなかに素晴らしい。ブラームスで盛り上がった感情をしっとりと落ち着けさせるといったふうだ。
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