★★★★☆
日時:2016.02.27(土) 18:00開演(17:30開場)
同志社交響楽団
指揮:小田野 宏之
場所:同志社大学寒梅館ハーディーホール
[曲目]
A.ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」
伊藤康英/管弦楽のための交響詩《ぐるりよざ》
J.ブラームス/交響曲第2番ニ長調
アンコール ブラームス ハンガリー舞曲 第5番
[チケット価格]
入場無料
入場無料は素晴らしい。
海外公演出発前の「出発演奏会」で、きっと海外公演と同じ曲目なのだろう。
1000人程度収容のホールで、例によって椅子の前に小さい机を出すことができるようになっている。まだ比較的新しいようで、建物もきれい。
驚くことに、ほぼ満席。
曲目により、コンサートミストレスが入れ替わるほか、管楽器も曲によってほとんどが入れ替わる。ここも、女性が多い。
謝肉祭の時は管楽器、全て女性だったように見えた。チューバも女性だ。弦には男性も少しいた。
他の曲では、ぽつりぽつりと管楽器にも男性が混じっていた。
演奏について。
総じて、気持ちが入ったよい演奏だった。指揮の小田野さんの音楽づくりも私の趣味に合っている。
ホルンは難しい楽器と言われているように、ホルンの奏者さんたちはかなり苦労していた。トロンボーンもそう簡単ではない。最後、トランペットの1stさんも油断したようだ。弦で音を合わせるのもかなりの技能が必要なのだな。
ブラームス。ヴァイオリンの人たちをみると、コンサートミストレスは、下半身をどっしりとさせながらも体全体を使って演奏しているというように見えた。その後ろの人たちは腕で演奏しているように見えた。ミストレスさんは、抜きんでている。
聴きながら、この曲は、やはり名曲だと実感できた。
学生さんの場合は、「へっ」と思う音やアンサンブルとなっていても、「がんばれ」と、応援する気持ちになるので、聴いていてストレスが少ない。プロだと腹立たしい気持ちになってしまうところだが。
なかなかに、よい演奏会だった。
海外公演のカンパを求めていて、500円以上の人にはステッカーをプレゼント。カンパする人は、1000円の人が多かった。私も1000円カンパした。ありがとう、学生さん。ヨーロッパでも生き生きとした演奏をしてください。
でも、曲選び、ヨーロッパでもやる曲なのだから、うまくいかない部分があっても目立たない曲にすべきではないかな。
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