2018年2月4日日曜日


2018.2.3
[クラリネット] 小谷口直子
[ヴァイオリン] 杉江洋子
[チェロ] 上森祥平
[ピアノ] 塩見亮

[曲目]
湯浅譲二:クラリネット ソリテュード
武満徹:カトレーンII
 Toru Takemitsu: Quatrain II

メシアン:時の終わりへの四重奏曲
 Olivier Messiaen: Le Quatuor pour la fin du Temps

京都コンサートホール アンサンブルホール
全席自由 3000円

全席自由なので、早めに着くよう行動し、開演1時間くらい前に着。
意外と前の人は少なく10番くらいか。
最前列に座った。
当日券も売ってはいたが、9割くらいは埋まっている。
一昨年くらいだったか、小谷口さんが中山航平さんとやったときには、確か3分の1くらい? しか埋まっていなかったのを考えるとえらい違いだ。曲目の違いかな。

湯浅さんの曲は、同時に2つの音が鳴っているかのような特殊奏法らしい。不思議な曲。プログラムにだったが、伴奏のピアノを依頼するお金もないので、クラリネットだけの曲で、卒業試験に臨んだ、孤独な状況だったと書いてあったように思う。
武満さんの曲は、相変わらずよくわからないが、眠気を感じさせなかったのはさすがだ。
メシアンの曲は、厭世的なものではなく、世が終わり新しい世が始まるというものだ、とこれもプログラムに書いてあったような気がする。鳥のさえずりを擬しているとわかる部分もあるが、全体的にはよくわからない感じ。ロマン派で、メロディーが完熟し、その後は違う音楽を目指しているのだろうが、よくはわからない。

終わった後、この曲には、あとのアンコールは適さないということで、アンコールはなし。いつも聴衆が小谷口さんの写真を撮るから今日は小谷口さん側が撮るということで、会場の写真撮影。ホールの女子職員? がキヤノンで撮影。2回くらい露出に失敗したところがご愛敬だ。

最後は出演者が、豆とチョコの袋詰め(といっても、小をひとつづつ)したものを配っていたが、小谷口さんのところばかりに人が集まっていた。


2018年1月21日日曜日

京都市交響楽団 2018.1.21 ジェームス・ジャッド プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第2番 惑星

★★★★☆
2018.1.21
京都市交響楽団
[指揮]ジェームズ・ジャッド
[Vn]木嶋真優
[合唱]京響コーラス

プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調op.63
  アンコール ふるさと(アレンジ 木嶋真優)

ホルスト:組曲「惑星」op.32

2階バルコニー R側 舞台前

木嶋さんは、なかなかすごい。プロコフィエフは、豪快な弾きっぷりで、堪能。アンコールでは透き通った音色が素晴らしい。すでに風格を感じる。

惑星もなかなかだ。火星の大編成による迫力。海王星の静叙。早いパッセージで、チェレスタが音を飛ばしていたのが気になったが。木管やヴァイオリンでも音がきちんと拾えているのだが・・・



2018年1月20日土曜日

NHK交響楽団 ダーヴィト・アフカム ドン・ファン モーツァルトピアノ協奏曲20番 ラヴァルス他 2018.1.20

★★★★★
2018.1.20

神戸文化ホール
指 揮 ダーヴィト・アフカム
ピアノ 小山 実稚恵
管弦楽 NHK交響楽団

リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・フアン」作品20
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
(アンコール ショパン マズルカ 67-4)
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」組曲
ラヴェル:バレエ音楽「ラ・ヴァルス」

S席6000円 2階前から3列目L側3つめ
N響にしては安い。

さすがN響。弦は澄み、金管が安定して響く。
アフカムさんの指揮は初めて聞くが、なかなかの実力。

特に、ラ・ヴァルスは名演だ。タンバリンの奏者が踊り?ながら鳴らしていたのが印象的。
モーツァルトの小山さんは、のっぺりした音とでもいおうか。アンコールのマズルカも生き生きした感じが出ず、残念。ベートーヴェン、ブラームス向きなのではないかな。




ロイヤル・コンセルトヘボウ交響楽団 ダニエレ・ガッティ マーラー交響曲第4番 バッハ チェロ協奏曲第1番他 2017.11.17

★★★★★
2017年11月18日
京都コンサートホール

[指揮]ダニエレ・ガッティ
(ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団首席指揮者)
[チェロ]タチアナ・ヴァシリエヴァ 

ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb-1
マーラー:交響曲第4番 ト長調(ソプラノ:マリン・ビストレム)

B席 2甲バルコニー後ろの方 前列 62番くらだったかな。17000円。かなり高い。
ちなみにS席は25000円

ハイドンの冒頭で驚いた。玄の音が、ありえあいほどに気持ち良い。
ソリストの音色も、絶妙だ。

マーラーは、出だしの官のアンサンブルが、魔術のようで素晴らしい。
ホルンが活躍する楽曲だが、ホルンも、音色といい安定感といい、申し分ない。

欲を言うと、ソプラノがもう少しくっきりさを出してほしかった。
ハイドンの曲作りはかなり良い。
マーラーの曲作りは、技量の高いオーケストラなのに、今一つという印象だった。心に踏み込む感じとか、天上で安らぐ感じとか、もっと出ていてもよいのにと思った。



メシアン アッシジの聖フランチェスコ(演奏会形式) 読売日本交響楽団 カンブルラン 2017.11.23

★★★☆☆
2017.11.23

指揮:シルヴァン・カンブルラン
管弦楽:読売日本交響楽団

天使:エメーケ・バラート
聖フランチェスコ:ヴァンサン・ル・テクシエ
重い皮膚病を患う人:ペーター・ブロンダー
兄弟レオーネ:フィリップ・アディス
兄弟マッセオ:エド・ライオン

オンド・マルトノ ヴァレリー・アルトマン=クラヴリー
         小川遥(はるか)
         大矢素子
 (正面の高い特設ステージに乗っていたのが小川さんかな)

B席9000円
SS席(値段不明)からあり、S席1300円(会員価格。一般はプラス1000円)
ほぼ満席に見えた。

クロークに、キャリーバッグやら大きなバッグやらをもった人が並んでいた。気合を入れて遠方から来たのだろうか。

演奏は、午後1時から午後6時40分ころまで(休憩2回、第二幕は2時間連続)

予想通り、少し昼寝した。しかし、第二幕ではほとんど寝ず、第三幕では全く寝ていない。だんだんこの音楽に慣れたということか。

「歌」のメロディーが、伝統的なものとかなり異なり、なじみにくい。
楽器だけなら、もっとなじみやすいのだが。

ソプラノのエメーケ・バラートさんの声は絶品とでもいうべき素晴らしさだ。
オーケストラも、さすが読売さんで、音のずれが少なく、透明感がある。(たまに雑に聞こえた部分もあったが)

オンド・マルトノが3台あるというので、ステージ上を探してみたが、1台しかない。左右からもそれらしい音が聞こえるが、見当たらない・・・  と思っていると、第三幕になり、やっと、3階バルコニーのステージ寄りに置かれていることに気づいた。奏者は見えない。

鍵盤打楽器が5台使われていて、印象的だ。
オンド・マルトノは、マイクで音を拾っている。電子音的な色彩が強くなってしまって、今一つだった。

見ているとなかなか楽しいが、音楽としては、もう一つ、ひたることができない。



2017年11月12日日曜日

ノルマ マリエッラ・デヴィーア 沼尻竜典 他 2017.10.28

★★★★★
ノルマ 2017.10.28

2017年10月28日(土)14:00開演

指揮:沼尻竜典 Ryusuke NUMAJIRI(びわ湖ホール芸術監督)
演出:粟國 淳 Jun AGUNI
美術:横田あつみ Atsumi YOKOTA
衣裳:増田恵美 Emi MASUDA
照明:原中治美 Harumi HARANAKA
舞台監督:菅原 多敢弘 Takahiro SUGAHARA

■キャスト

ノルマ マリエッラ・デヴィーア Mariella DEVIA
アダルジーザ ラウラ・ポルヴェレッリ Laura POLVERELLI
ポッリオーネ ステファン・ポップ  Stefan POP
オロヴェーゾ 伊藤貴之 Takayuki ITO
クロティルデ 松浦 麗  Rei MATSUURA
フラーヴィオ 二塚直紀* Naoki NIZUKA
                *…びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー
■管弦楽  トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア

B席11000(会員10000円)だったと思う。
S席は18000円
満席のようだ。

記録が遅くなってしまい、記憶もすでに曖昧。
しかし、マリエッラ・デヴィーアさんは、やはり、なかなかのもの。オーケストラも悪くはない。沼尻さんの指揮ぶりも、よい。
満足のいく公演だ。

マリエッラ・デヴィーアさんは、1948年生まれという。69歳くらいということになる。しかし、つやかでよくとおる、美しい声だ。
宣伝では、今回が最後の来日となっているが、そうは言わずにまた来日してもらえないかな。



ルチア ハンガリー国立歌劇場 エディタ・グルベローヴァ 他 2017.11.12

★★★★★★(6こ) 2017.11.12

ハンガリー国立歌劇場「ランメルモールのルチア」
開演/15:00
エディタ・グルベローヴァ
Peter Balco
ZoltanKelemen
Istvan Kovacs 他
指揮 Peter Valentovic

C席 12500円  3回L方向 4-6くらい
Sは 24500円

席は、特に悪くはないと思う。コストパフォーマンス的には良い席だ。
ほぼ満席みたいだ(すべて見晴らせたわけではない)

歌手、特に、エディタ・グルベローヴァさんは、素晴らしい。1946年生まれということらしいので、70歳。信じられない。70歳であの歌声。宣伝リーフレットには、最後の来日とあるが、そういわずに、もっともっと来てほしい人だ。

オーケストラも、歌とのかねあいが、素晴らしい。ホルンの音が心地よい、

舞台装置には凝っていない。ハンガリーという国に、あまり経済的なゆとりがないということ?









2017年10月23日月曜日

神々の黄昏 2017.10.7 ワーグナー ステファン・ グールド ペトラ・ラング 飯守泰次郎 読売日本交響楽団 他

★★★★★

指揮 飯守泰次郎
   読売日本交響楽団

ジークフリート Siegfried
ステファン・グールド Stephen GOULD

ブリュンヒルデ Brünnhilde
ペトラ・ラング Petra LANG

アルベリヒ Alberich
島村武男 SHIMAMURA Takeo

グンター Gunther
アントン・ケレミチェフ
Anton KEREMIDTCHIEV

ハーゲン Hagen
アルベルト・ペーゼンドルファー
Albert PESENDORFER

グートルーネ Gutrune
安藤赴美子 ANDO Fumiko

ヴァルトラウテ Waltraute
ヴァルトラウト・マイヤー
Waltraud MEIER

うっかり書くのを忘れて2週間以上経ってしまい、記憶があやふやとなってきてしまった。
ただし、かなりよかったのは間違いない。
このシリーズ、オーケストラには失望が続いていたが、この日は、いつもと違ってかなりよかった。あまり気になる部分もなく、音色も心地よい。
終演後調べると、読売日本交響楽団だった。どうりで。新国立劇場でのオペラは初めてらしい。いつも起用することはできないのだろうか。これまでの他のオケとは質が違うので。

歌手については、島村さんと安藤さん、検討していたが、やはり、他の方々と比べて聴いてしまい、もう一段の奮起を期待するといった感想になってしまう。
グールドさんは、歌はよいが、体形がどっしりしすぎて、ジークフリートとは違うかも、と思ってしまう。


京都市交響楽団 広上淳一 ボリス・ベルキン ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲第1番 ブラームス 交響曲第1番

★★★★★

[指揮]広上淳一(常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー)
[Vn]ボリス・ベルキン

ウォルトン:「スピット・ファイア」前奏曲とフーガ
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調op.77
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調op.68

京都コンサートホール

B席 3500円 R側バルコニー やや前(指揮者の斜め後ろ)

ショスタコーヴィチは、音楽は難解だが、ヴァイオリンはさすがに、よい。
音量は大きくないとの印象だが、伴奏なしで奏でる音は、心にしみる。

ブラームスでは、頭髪を黒くしたが、ヤンキーっぽくしかしどっしりと座っている垣本さんのホルンがなかなかよかった。中山さんのティンパにも心を打つ。
終わると、まず、垣本さんに立つよう合図。予想通り。次は高山さんかと思っていると、小谷口さん。もっとも、ここからはクラリネット、ファゴット、フルート、オーボエの各首席に順番に立つよう合図があったので、単に順番というかんじだったのかも。その後、中山さんが立った時には、拍手がひときわ大きくなっていた。さすがだ。





2017年10月21日土曜日

日本センチュリー交響楽団 ブラームス ヴァイオリン協奏曲 シベリウス 交響曲第1番 他 秋山和慶 アリーナ・イブラギモヴァ

★★★★★

ブラームス:大学祝典序曲 op.80
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
アンコール イザイ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第5番 第1楽章

シベリウス:交響曲第1番 ホ短調 op.39

[指揮]秋山和慶
[ヴァイオリン]アリーナ・イブラギモヴァ
[管弦楽]日本センチュリー交響楽団

席はREEで最後部。父も一緒に富山に行く途中だったから、

お客さんは半分くらい。あまりに少ないので驚いた。
それでも演奏には最善をつくしてくれていたと思う。

秋山さんは、ブラームスやシベリウスは得意なのだろう。
ブラームスは2曲とも流麗な演奏だ。
時に金管(特にホルン)が聞き苦しく、時に菅の合奏が聞き苦しいこともあったが、弦はきちんと鋭く鳴っていた。

ヴァイオリンはなかなかによい。体格の割に音量が今一つではあったが、高音部で音程が更に上がる時の言いも言われぬ感覚がよい。

アンコールのイザイは、素晴らしい。さすがである。だてにハイティンクさんらと共演しているわけではない。

コンマスの松浦奈々さんは、体を大きく動かす弾き方で、見ていても楽しいし、音色もベルリンフィルの町田さんと似た感じの音色だ。

シベリウスは、スケールが大きく聞こえ、感じが良い。ティンパニが巧者だ。



2017年9月24日日曜日

ドビュッシー弦楽四重奏団 小谷口直子 モーツァルト クラリネット五重奏 他

★★★★★

[演奏]ドビュッシー弦楽四重奏団
[Cl]小谷口直子(ゲスト)

オール・モーツァルト・プログラム

ディヴェルティメント ヘ長調K.138
クラリネット五重奏イ長調K.581
レクイエムニ短調K.626(弦楽四重奏版)(P.リヒテンタール編)

アンコール
ハイドン The seven last words of christ より ソナタ7番 op51

最前列の真ん中あたり。
4500円。高くはない。

ディヴェルティメントは、ごきげんな感じだ。アンサンブルも緻密。
クラリネット五重奏は、涙が出そうな演奏だ。小谷口さんは黄緑のスカートのドレス。クラリネットを主にひざの向かって右側に構えて吹いていた。斜めだと思うが、特に違和感はないのかな。演奏を終えて退席する時に落とした緑のスワブを拾ったのがご愛敬。曲を終えた時に、四重奏の人たちが、皆、よくできましたスマイルをみせてくてれいた。

レクイエムは、最後の方は、モーツァルト風だがモーツァルトでないという気がするが、どうだろうか。(どれだけモーツァルトに沿って補作したか解明もされていないようだし。)

アンコールのハイドンは素晴らしかった。





2017年9月18日月曜日

PAC管弦楽団 佐渡裕 メシアン トゥーガンラリラ交響曲 2017.9.16

★★★★☆

佐渡 裕
ピアノ  ロジェ・ムラロ
オンド・マルトノ  原田 節
管弦楽  兵庫芸術文化センター管弦楽団

プログラム
メシアン:トゥーランガリラ交響曲

演奏前に佐渡さんが、原田さんをステージに呼び、お話。
オンド・マルトノについてだが、オンドは、waveのフランス語という。
マルトノは、この楽器を発明した人の人名。

恥ずかしながら知らなかったが、マルトノさんは、チェロの奏者で、それがこの楽器にも反映しているらしい。右手で弦、左手で計器?を操作する。鍵盤のようなものもついているのだが、あれは何???
倍音も響くよう設計されているらしい。確かに音色は心地よい。
真空管を使っているそうだが、今や、真空管は骨董品になりつつあるように思える。生産もなくなるだろうし。どうする?

そうそう、曲について。
悪くはないが、凄くもないと思う。
演奏も、悪くはない。

しばらくぶりのPAC。人がどんどん変わっているのが難点。愛着を持ちにくい。まあ、佐渡さんはずっとおられるが・・・

京都市交響楽団 ラフマニノフ 交響曲第2番 他 2017.9.17 京都の秋音楽祭開催記念コンサート

ショパン ★★★★☆
ラフマニノフ ★★★★★★

[指揮]広上淳一(京都市交響楽団常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー)
[Pf] ルーカス・ゲニューシャス
 [管弦楽]京都市交響楽団

すぎやまこういち:序奏MIYAKO

ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21
ピアノアンコール 
   デジャトニコフ Echoes from the Theatre より Ⅴ Chase Rondo

ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 op.27

ラフマニノフは、とびきりの名演。満点を5つ★としているが、それを凌駕しているので、6つ★とした。
京響さんは、広上さん指揮だと、やはり、素晴らしい。
深い情感と不思議なエネルギーを感じる演奏だ。
1~2年前に聴いた京都大学交響楽団の演奏もすごかったけど(魂が入っている)、今日は、魂に素晴らしい技量も加わった恐るべし演奏だ。

垣内さんは、前回から、頭髪をなぜか黒くしている。座り方は相変わらずヤンキー座りだけど。どうしたんだろう。
曲を終え、広上さんは最初に小谷口さんに近づいて立つよう合図。3~4年前のショスタコーヴィチ以来のクラリネットを掲げるガッツポーズがきまっていた。(ショスタコさんの時よりも少し上げ方が少なかったようには思うが)
小谷口さんの音色、いつもと違って真っすぐ的だった。それも良い。

ショパン、ルーカスさんの音はシャープというよりは柔らかく抱かれたという表現があてはまる。(好みとしては、シャープな音)
しかし、アンコールになると、一転して、シャープさも表出されていた。やはりただ者ではない。

すぎやまさんの曲は、今日のために委嘱されたものだという(終演後、リーフレットを読んだら書いてあった)ドラマチックに作ってあり、聴いて心地よい。

そうそう、冒頭に、着物を着た市長さんがあいあつをしていた。

今日は台風。京都への影響は、開演当時、まだほとんどなかったと思う。













2017年9月3日日曜日

京都市交響楽団 アクセルロッド 幻想交響曲 死と変容 他

★★★★☆

日時:2017年9月3日(日)2:30pm 開演
会場名:京都コンサートホール・大ホール
出演者:ジョン・アクセルロッド(指揮)

武満徹:死と再生~「黒い雨」より
R.シュトラウス:交響詩「死と変容」op.24
ベルリオーズ:幻想交響曲op.14

お客さんは8~9割。少し残念。2回公演になってからは、マーラーの8番以外は満席はないのでは?

今日の京響は、3曲とも緻密さが今ひとつという印象だった。

武満さんとシュトラウスは、聴いていて少し疲れる演奏。

ベルリオーズは素晴らしい。
音の一つ一つが生きているとでもいうような演奏だ。
二楽章や三楽章でのアクセルロッドさんの穏やかな表情が印象的。
小谷口さんがSクラを吹くのを、多分、初めて見た(というか聴いた)。あたりまえだが心地よい。いつもSクラを吹く玄さんよりも柔らかい感じで、穏やかな音色だ。
ティンパニを4人で演奏するのもなかなか見応えがある。
演奏後、横に並んでいる鈴木さん、小谷口さん、中野さんの表情が明るく、「よくできました。」といった雰囲気だった。
アクセルロッドさんの合図でイングリッシュホルンのお二人がまず立ち上がる。次は高山さんかと思っていると小谷口さんだった。その次が鈴木さんで、鈴木さんの意外そうな表情が印象的。






2017年7月29日土曜日

大阪フィルハーモニー交響楽団 インバル マーラー 交響曲第6番 2017.7.28

★★★★★
2017.7.28
大阪フィルハーモニー交響楽団

指揮/エリアフ・インバル
曲目/マーラー:交響曲第6番

C席4000円 2階7列(一番後ろ)12番
(学生を除けば一番安い席。大フィルは高い。)
悪い席ではない。
見える範囲は概ね満員。サテライト席?は空席も少なくないが。

2楽章にスケルツォをもってきていた。
4楽章(終楽章)のハンマーは、2回だった。

冒頭。もう少し、えぐるような音が欲しかった。少し不全感。
しかし、がっちりして堂々とした曲作りだ。
その後、時に緻密さがなくなるが、だんだん盛り上がる。終楽章になると、非の打ち所がない。さすが、インバルさんだ。
ハンマーは、本体が赤茶色で、そこそこ色落ちしている感じで(双眼鏡でチェック)、使い込んでいるという印象。叩かれる木箱は新しい感じだ。
叩いたのは、きゃしゃな女性。井口雅子さんだろうか。きゃしゃだけれど、存在感のある叩き方だ。ぴったりと決まった。ふりかぶるので、拍に合わせるのはけっこう難しいのではないだろうか。

インバルさんは、見ていて心地よい指揮ぶりだ。ストレスがない。

演奏を終え、インバルさんが最初に立ち上がるよう合図をしたのは、ホルンの高橋将純さん。この曲、かなりホルンが目立っている。名手高橋さんは、堂々と演奏していた。万雷の拍手。
終演後のインバルさんの表情も、会心のでき、といったふうだ。

満足度の高い演奏会だった。







2017年7月23日日曜日

フィガロの結婚 佐渡裕 2017.7.23

★★★★★
2017.7.23 フィガロの結婚
指揮 佐渡裕
演出 デヴィッド・ニース
 
アルマヴィーヴァ伯爵  ユンポン・ワン
アルマヴィーヴァ伯爵夫人  キレボヒリ・ビーソン ※
スザンナ  リディア・トイシャー
フィガロ  ジョン・ムーア
ケルビーノ  サンドラ・ピケス・エディ
マルチェリーナ  ロバータ・アレクサンダー ※
バルトロ アーサー・ウッドレイ
バジリオ/ドン・クルツィオ  チャド・シェルトン
アントニオ  晴 雅彦
バルバリーナ  三宅理恵

兵庫芸術文化センター管弦楽団
チェンバロ  ケヴィン・マーフィー
 
A席(一番高い席)12000円
2階3列目(最後尾)ややL寄り

代役のビーソンさんも、まだ新人というカテゴリーに入るようだが、かなりのもの。南アフリカ出身の黒人歌手だ。声が甘ったるい感じがするのが少し好みと外れるが、それでもたいしたものだ。
他の歌い手も素晴らしい。三宅理恵さんも、かなりよかった。
毎年、この佐渡さんオペラは、歌手の水準が高い。これだけの歌手を集めるのは、かなりたいへんなことだろう。

この会場、オーケストラがビットに入ると、音の響きや、音の深みが削がれる気がする。
PACさんも、ひさびさにお顔を拝見すると、見覚えがない方ばかり。まあ、3年で退団するという話だから、やむを得ないのだろうが。オーケストラへの親しみという点からすると、人によってはもう少し長く在団してもらってもいいような気もする。今日のPACさん、なかなかよかったが、弦のキレがもう少しあると申し分ないように思えた。

ただ、第一幕は、残念ながら、少し冗長に感じる部分もあり、意識が舞台からずれたこともあった。第二幕以後は、それを吹き飛ばすかのような素晴らしさだったが。

本日が、10日程度の西宮公演の最終日だ。
最後、オーケストラ団員も舞台に上がって手を振っていた。かなりよい試みに見えた。最終日だけかな。(このシリーズでも、オケ団員が舞台に上がるのは初めて見た。)価値ある最終日か。

終演後、佐渡さんのサイン会。列は、残念ながら短めだった。(ほしい人の大多数はもうもらっているのだろう。以前のヒラリー・ハーンの列はすごかった。)

来年は、魔弾の射手だという。楽しみだ。







2017年7月16日日曜日

京都市交響楽団 広上淳一 ズーカーマン ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 ブラームス 交響曲第3番 2017.7.16

★★★★★
2017.7.16

[指揮]広上淳一(常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー)
[Vn]ピンカス・ズーカーマン

ブラームス:大学祝典序曲op.80
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調op.61
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調op.90

料金 S5,000  A4,500 B3,500 P2,000
京都コンサートホール 

広上さんが、プレトークで、今日がズーカーマンさんの誕生日、そこで、演奏の後にサプライズでハッピーバースディを演奏するので、手拍子をください、そうするとアンコールが期待できそう、などと話していた。(実際、手拍子はあったがアンコールはなし。)
意外なことに、広上さんは、この曲を演奏するのは、今日が4回目(2回公演の第一回である昨日が3回目)だという。学生の時にこの曲の指揮をするために勉強した、その青臭い感じがあって・・ などと話していた。
大学祝典序曲は旺文社の大学受験ラジオ講座で聴いていたが、その曲がブラームスとは知らなかったという、これまた意外なお話だ。

大学祝典序曲は、ホルンのエキストラさんがソロを吹いた時など、音がきれいに聞こえず、少し残念。

ベートーヴェンは、さすが巨匠という名がふさわしいズーカーマンさん、素晴らしい。しかりした音で、時に透明感、ときに豊かさ、時に切なさ、といったふうだ。音色も好みだ。
出だしの中山さんのティンパニもたまらない。無造作に見えるが絶妙だ。この曲、このティンパニで、よくもなり、平凡にもなる。
今まで聴いた中で(録音も含めて)、いいな、といえる演奏は、昨年の五島みどり+広上淳一+京都市交響楽団 と、今日の演奏と、2回だけだ。

ブラームスも、圧倒的な名演だ。
この曲も、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲と同様に、つまらない演奏で聴くと、本当につまらない。その対極にあるのが今日の演奏だ。
クラリネット、持ち帰る時に時間の余裕があまりなく、マウスピースの付け替えをみるのも興味深い。小谷口さんはかなり忙しそうだ。筒井さんは、セカンドの方がファーストよりも遅れて入ることが多いせいか、余裕を見せながら付け替えていた。
それにしても、広上さんの音楽づくりには、いつも脱帽だ。
曲のあと、真っ先に立つよう指示されるのは、小谷口さんだろうと勝手に思っていたが、実際には、垣内さんだった。それも良しか。2番目が小谷口さんだったが、指名を周囲の人に確認してから立っていた。クラリネットのソロが始まった時に広上さんはニコニコしながら指揮していたのだが・・・







大阪フィルハーモニー交響楽団 レナード・バーンスタイン ミサ 井上道義 2017.7.14

★★★☆☆
総監督・指揮・演出/井上道義

照明/足立恒
美術/倉重光則
振付/堀内充
音響/山中洋一
副指揮/角田鋼亮
合唱指揮/福島章恭
児童合唱指揮/大谷圭介
舞台監督/堀井基宏

キャスト/大山大輔、込山直樹、小川里美、小林沙羅、鷲尾麻衣、野田千恵子、幣真千子、森山京子、後藤万有美、
藤木大地、古橋郷平、鈴木俊介、又吉秀樹、村上公太、加耒 徹、久保和範、与那城 敬、ジョン・ハオ

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
合唱:大阪フィルハーモニー合唱団
児童合唱:キッズコールOSAKA
バレエ:堀内充バレエプロジェクト/大阪芸術大学舞台芸術学科舞踊コース
助演:孫高宏、三坂賢二郎(兵庫県立ピッコロ劇団)

ミュージック・パートナー/佐渡裕 ※出演いたしません

フェスティバルホール なぜか1番高い席(9000)を持っていた。2階の最前列
概ね満席に見えた。

曲自体は、よくわからない。オーケストラに、曲によってはエレキギターが加わり、混沌とした感じに。(それが狙いかもしれない。)
曲の統一性やら、物語性は感じられない。ウケ狙いの関西弁は感じが良くない。
最後の曲はよかったが。
全体として楽しめないわけでもないが。

歌手は、皆、マイクを装着。何故だろうか。オペラと違い、小さい声も必要だから、ということ? 肉声とちがって、時に耳障りで伸びも足りない気がしたが、実際はどうだったか。
歌手では、大山大輔さん、小川里美さん、小林沙羅さんが別格だ。とりわけ、小川さんにはオーラが見える。たいしたものだ。

井上さんも熱演だ。







2017年7月8日土曜日

ハンブルク交響楽団 シュテファン・ザンデルリンク 2017.7.3

★★★★★

ハンブルク交響楽団
Hamburger Symphoniker

演目・内容 [指揮]シュテファン・ザンデルリンク

ベートーヴェン:「エグモント」序曲 op.84
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67「運命」
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 op.68

料金 一般 S9,000 A7,000 B5,000 C3,000 私はC席。3階バルコニーの下段だ。上段に比べると、かなり舞台に近い気がする。

お客さんは、ざっと、7割くらいか。さびしい。京響ならこんなに少ないことはないが。料金も比較的手ごろだし、京コンさんは、もっと、うまく宣伝したり、聴衆集めの工夫をしたりしないといけない。

演奏は、総じて申し分ない。エグモントは文句のつけようがない。第五は、力で押す風な演奏。第一は、情感あり力強さありで、申し分ない。
シュテファン・ザンデルリンクさんは、踊る指揮。
ドイツ音楽家の層の厚さを感じる。




関西フィルハーモニー管弦楽団, シュテファン・ドール,cd-ディエゴ・マルティン・エチェパリア

★☆☆☆☆
2017.7.5

[指揮]ディエゴ・マルティン・エチェバリア
[ホルン]シュテファン・ドール
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団

モーツァルト:ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447
R.シュトラウス:ホルン協奏曲第2番 変ホ長調
  ソリストアンコール:メシアン 峡谷から星たちへ より
シューマン:交響曲第2番 ハ長調 op.61

会場 ザ・シンフォニーホール
料金 S 6,000円 A 4,500円 B 3,000円 C 2,000円

ドールさんは、さすが。うまい。メシアンは、絶品だろう。

しかし、オーケストラを含む音楽とすると、あまり感心できない。
指揮者がひどいのだろう。シューマンの第一楽章は、音楽になっていなかった。ばらばらの変な音が聞こえているというひどい状態だった。第二楽章からはややましにはなったが、それでも音楽とは言い難い。
指揮者は、シューマン演奏後に両手でサムアップしていたけれど、この演奏でサムアップとは、指揮者の音楽センスを疑う。ブラボーと叫んでいたブラボー屋さんもいたが、どういう神経をしてるのかな。
シューマンの交響曲第二番は、広上淳一さん指揮の京都市交響楽団の名演が頭に残っている。2~3年前かと思い、調べると、2013年11月30日だった。残念ながら、このブログを書き始める前だった。
しかし、同じ曲なのに、これほど違うって・・・

関西フィルは、デュメイさんの指揮の時はまずまずだが、藤岡さんやら飯守さんやらの時は、失望というか、絶望と言うか・・・