ラフマニノフ ★★★★★★
[指揮]広上淳一(京都市交響楽団常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー)
[Pf] ルーカス・ゲニューシャス
[管弦楽]京都市交響楽団
すぎやまこういち:序奏MIYAKO
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21
ピアノアンコール
デジャトニコフ Echoes from the Theatre より Ⅴ Chase Rondo
ラフマニノフは、とびきりの名演。満点を5つ★としているが、それを凌駕しているので、6つ★とした。
京響さんは、広上さん指揮だと、やはり、素晴らしい。
深い情感と不思議なエネルギーを感じる演奏だ。
1~2年前に聴いた京都大学交響楽団の演奏もすごかったけど(魂が入っている)、今日は、魂に素晴らしい技量も加わった恐るべし演奏だ。
垣内さんは、前回から、頭髪をなぜか黒くしている。座り方は相変わらずヤンキー座りだけど。どうしたんだろう。
曲を終え、広上さんは最初に小谷口さんに近づいて立つよう合図。3~4年前のショスタコーヴィチ以来のクラリネットを掲げるガッツポーズがきまっていた。(ショスタコさんの時よりも少し上げ方が少なかったようには思うが)
小谷口さんの音色、いつもと違って真っすぐ的だった。それも良い。
ショパン、ルーカスさんの音はシャープというよりは柔らかく抱かれたという表現があてはまる。(好みとしては、シャープな音)
しかし、アンコールになると、一転して、シャープさも表出されていた。やはりただ者ではない。
すぎやまさんの曲は、今日のために委嘱されたものだという(終演後、リーフレットを読んだら書いてあった)ドラマチックに作ってあり、聴いて心地よい。
そうそう、冒頭に、着物を着た市長さんがあいあつをしていた。
今日は台風。京都への影響は、開演当時、まだほとんどなかったと思う。
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