シベリウス ★★★★☆
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第77回定期演奏会 2015.3.14
指揮 ガエタノ・デスピノーサ
ピアノ リーズ・ドゥ・ラ・サール
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 op.30
アンコール JSバッハ 主イエス・キリスト、われ、汝を呼ぶ
シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 op.43
アンコール デスピノーサ アンダンテ・フォー・ドミートリ(ショスタコーヴィチへのオマージュ)
会場 兵庫県立芸術文化センター
席 2階 A24 4,000円
完売ということだが、少し空席あり
ラフマニノフ。
ややゆったりと始まる。最初から、ピアノに魅了される。音色がやさしく、かつ広がりもあり、時に輝く。情緒がうまく音色に現れている。荒削りな感はあるが、素晴らしい。(途中、不協和音でないはずのように思っていたところに不協和音が聞こえたり、旋律よりも伴奏の方が強く聞こえたりしたが、それはそれ。) リーズさんは、ロリン・マゼールさんやら、ビシュコフさんやらとも共演しているというが、伊達ではない。
終った後、デスピノーサさんとサールさんは抱き合って、デスピノーサさんは左右の頬にキスしていた。欧米では当たり前の風景なんだろうな。
シベリウス。
デスピノーサさんの指揮は、大自然からとも感じられる響きや、躍動感、情感を引き出し、素晴らしい。オーケストラが十分指揮に応えていれば、名演だったろうに、惜しまれる。最後近くのホルンがかけあう聞かせどころで外したので(トップのヘントンさんは安定していたようだが)、声を出して失笑してしまった。近くの人、ごめんなさい。
デスピノーサさんは、オーケストラメンバーにも何度かきちんとしたおじぎをしていた。細やかな気遣いができる人のようだ。
ピアニストがとても気に入ったので、CD(2,500円くらい)買って、サインしてもらい、満足。
リーズ・ドゥ・ラ・サールさん |
ガエタノ・デスピノーサさん |
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