2016.2.20
小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXIV
J.シュトラウスII世:喜歌劇「こうもり」全3幕
音楽監督/指揮:小澤征爾
指揮:村上寿昭
演出:デイヴィッド・ニース
管弦楽:小澤征爾音楽塾オーケストラ
合唱:小澤征爾音楽塾合唱団
ロザリンデ:タマラ・ウィルソン
ガブリエル・フォン・アイゼンシュタイン:アドリアン・エレート
アデーレ:アナ・クリスティー
アルフレード:ディミトリー・ピタス
オルロフスキー公:マリー・ルノルマン
ファルケ博士:ザッカリー・ネルソン
フランク : デール・トラヴィス
ブリント博士:ジャン=ポール・フーシェクール
イーダ:鷲尾 麻衣
フロッシュ: 笹野 高史
ロームシアター京都
ここは、オペラ向きに残響が少なくなるように作られているようだ。
B席 3階 4-9 くらいだったか 17,000 (一番高いのは25,000円)
悪い席ではない。(まあ、S席よりそこそこ安いし。)
券は完売という。
背もたれに背をつけないで前かがみになる人がいて(終始ではないが)、見にくい時もあった。前かがみにならないと小澤さんが見にくかったのだろう。
背もたれに背をるけるよう注意を促すアナウンスがなかったような・・・
メトロポリタン歌劇場のプロダクションということで、舞台装置や衣装も驚くほどに存在感があって味わい深い。
日本向けのギャグも盛り込み、楽しい舞台になっている。ドイツ語に時折混ぜる日本語が笑いを誘っていた。それもよし。そうそう、フロッシュは、一人日本語を話していた。
歌手は、それぞれに良さがあった。皆、一流どころといえるのだろう。欲を言うとルノルマンさんにもう少し声の豊かさが欲しかったとはいえるが。(ルノルマンさん、小澤さんとの録音で(こどもと魔法)でグラミー賞(最優秀オペラレコーディング賞)だけど。去年名古屋で聴いたときは、残念ながらルノルマンさんではなかった。)
オーケストラのメンバーは、20代までの、オーディションを通過した人たち。女性が多い。「音楽塾」で鍛えられ、技量もあがったのだろう。さわやかに、つややかに演奏し、とくに興ざめな場面もなし。立派なものだ。
指揮が、小澤征爾さんと村上寿昭さんの二人となっていて、どうやるのかと思ったら、全編二人が指揮台におり、交互に指揮をしていた。どうしてこうやったのかよくわからないが、小澤さんの体力の問題? あるいは村上さんの育成? 気のせいか、音が生き生きしたな、と思って指揮者に注目すると、いつも小澤さんに交代したところだった。やはり、オーラが楽団員を奮い立たせるのだろうか。
小澤さんも腰が曲がってきている感じではあるが、近くベルリンフィルも振るようだし、活躍を続けてほしい。食道がんはもう大丈夫なのかな。ご健康をお祈りします。
京都市美術館別館が隣にある |
窓から平安神宮の鳥居が見える |
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