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2016.2.5
ベルリン・バロック・ゾリステン with 神尾真由子&ジョナサン・ケリー
[弦楽合奏]ベルリン・バロック・ゾリステン
[ヴァイオリン]神尾真由子
[オーボエ]ジョナサン・ケリー
C.Ph.E バッハ: オーボエ協奏曲 変ロ長調 Wq. 164
J. S. バッハ: 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV 1043
ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 RV567
C.Ph.E バッハ: 弦楽のための交響曲 ト長調 H667
ヴィヴァルディ: オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV 548
J. S.バッハ: ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 BWV 1060
アンコール ヴィヴァルディ 四季 冬 第二楽章 他
会場 ザ・シンフォニーホール
席 S席 9500円 最前列 真ん中付近
お客さんは、思ったより少なく、席が埋まっていたのは7割くらいか。
ベルリン・バロック・ゾリスデンは、ベルリンフィルの現、元メンバーを中心とした弦楽アンサンブルだという。
最初に音が聞こえると、「なんだこれは」と驚愕した。
それは、天上界からの音のよう。
神たちが、完璧な演奏を目の前で繰り広げているといったふうだ。
(最前列なので、実際にも上から聴こえてくる。)
寸分の隙もないアンサンブル。
素晴らしい音色。
心地よいリズム。
町田琴和さんが、デジタルコンサートホールで見かける時と同じような赤いメガネをかけていたので、なつかしい感じがした。4つのヴァイオリンのための協奏曲では、3番目のヴァイオリンを心地よい響きで奏でていた。
ジョナサン・ケリーさんのオーボエもすごい。躍動するオーボエ。
一度だけ楽章の間に、楽器に羽を通していた。
ダニエル・ゲーテさん(もとウィーンフィルのコンサートマスター)のソロも素晴らしい。
残念だったのは神尾さん。特に、最後のバッハのオーボエとヴァイオリンのための協奏曲では、音に芯や豊かさが感じられず。オーボエに圧倒されていた。ヴィヴァルディのオーボエとヴァイオリンのための協奏曲で、ダニエル・ゲーテさんが素晴らしい演奏をするのを聴いたあとだけに、著しい力量の差が露わになった。町田さんに弾いてもらったほうがよかったのではないか。(もっとも、お客さんを増やすために神尾さんを招いたのだろうな。)
本当にダニエル・ゲーデさんは、 J.S.バッハ 「二つの。。。。」でも素晴らしかったですね。 バロックヴァイオリンかと思うくらい。弓をバロックに変えておられたかもしれませんね。 片や経験の差なのか、ソロ用の楽器でないのを変えておられたのか、楽器になじんでおられないような感じがしました。 モダンのオケの現役がおおいのに、バロックでも本当に天上の響きですね。 ジョナソン・ケリーも素晴らしかったですし、「4つのヴァイオリンのための。。。」もみなさんソリストですね。。ゲーデさんが、あご宛があるモダン楽器だったにも関わらず、バロック的奏法なので、びっくりしました。随分前のコンサートでしたのに、今頃大変失礼いたしました。
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