関西フィルハーモニー管弦楽団 第263回定期演奏会
2015.3.14
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ブルックナー: 交響曲第5番 変ロ長調
アンコール: なし
指揮 飯守泰次郎
ヴァイオリン 清永あや
場所 ザ・シンフォニーホール
席 3階 RRB-1 2,000円
指揮者のななめ前。オーボエの横かな。
ソリストの全身は見えるが、上を向かないと表情はよくわからない。
完売ということだが、席が埋まっているのは9割強か。
建物に入ると、プレトークらしい音声が聞こえていた。
エスカレーターを上って会場に入ると、飯守さんがマイクを持ってプレトーク。
曰く。
曲が長いといわれると、次は短くすると言うが、実際にはもっと長くなっていた。
生涯独身だったが、60代になって18歳の少女に恋をした。純真。
服装に無頓着。上着とズボンが合わなかったり、靴が左右違ったり。奇妙な服装を見るのを近所の方々は楽しみにしていたが、それを、人気が出てきたと勘違いしていたとか。
など。話上手な飯守さん。
さて、演奏。
メンデルスゾーン。
出だしのヴァイオリンの音色のよさに驚いた。うっとりするような音色で、きれいに弾いている。強さと緊張感がもう少しあれば最高だったろう。この前聴いた川久保賜紀さん(チャイコフスキーだったが)よりも、好みの音だ。
飯守さんは、いつものように、やや硬いかんじの動きかた。最初、ソリストの方を向いて指揮。しばらく続けたあと、スコアを3~4枚めくっていた。概して、スコアを見ている時間の方が長いように見える。ブルックナーも。
ブルックナー。
大きな失敗もなかったようだ。(トロンボーンやら、トランペットやら、オーボエやら、若干気になったが。)最後など、かなり盛り上げていた。
しかし、音符をならべただけではない魂が感じられない。これは、指揮者の感性と、こちらの感性が合わないということだろうか。
終った後、ブラボーがそこかしこから聞こえたが、かなりの違和感があった。
ホルンのトップの人は、そつなく上手く吹いていた。京響のホルンより上手い感じで、かなり感心していたのだが、調べると、東京都響の前首席笠松長久さんだって。関西フィルの人は、ああは吹けないということだろう。ホルンがしくじったら、曲めちゃめちゃになるし。
クラリネットはよかった。梅本貴子さん。
指揮者とソリストが日本人同士だと、握手だけで、抱き合うことはしないのだ、とあらためて思った。
サロネンさんとヒラリーさんは、抱き合って、キスもしていたが。
2,000円だから良いが、一番高い6,000円の席だったとしたら、腹が立ったろうな。
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