2015.3.22
モーツァルト 後宮からの逃走
評価★★★☆☆
十川稔 (演出)
現田茂夫 (音楽監督・指揮)
ザ・カレッジオペラハウス管弦楽団
佐藤美枝子 (コンスタンツェ役)
錦織健 (ベルモンテ役)
市原愛 (ブロンデ役)
高柳圭 (ペドリロ役)
志村文彦 (オスミン役)
池田直樹 (太守役)
場所 フェスティバルホール
席 2階 前から1列目 右の方48 見やすい
S 11,000円
かなり空席。2階は1列プラスアルファ程度しかいない。
1階は、よく見えないが、8~9割?
3階はひょっとして、かなり入っていたかも(お値段の関係)。見えなかったけど。
夏の佐渡さんのオペラは、多分、毎回ほぼ満席なのだろうが、それと比べるとさびしい。
このホール、足の前のスペースが、あまり広くない。芸文くらいのスペースがあればいいのに。新国立劇場よりは広い感じ。
オペラは、歌が快感として聞こえてこないといけないが、それが、ない。
佐藤美枝子さんの声は、厚みというか、豊かさがない。特に、高音は、細く、ふくよかさがない。
高柳圭さんは、これがオペラ歌手? という声。力強さが感じられない。厚みもない。演技力はあるけど。
有名らしい錦織さんも、もう一歩だ。
台詞が日本語となっているのは、よくも悪くもない。分かりやすいといえば分かりやすいが。変にうけを狙った言葉もあり、違和感を感じる。(もっとも、モーツァルトが作曲した当時も、うけをねらったギャグ的な言い方をしていたのかもしれないが。)
最後の方の、復讐しても憎しみのサイクルを繰り返すだけ。赦すということをやっていかないと争いは終らない、という意味合いの台詞は、今風で、心に響く。
オーケストラは、無難。
現田さんは、歌が終るごとに拍手してたな。
楽しめたといえば楽しめたので、よしとしよう。ちょっと高いけど。
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