2015年3月21日土曜日

ベルリン放送交響楽団 マレク・ヤノフスキ ブルックナー 交響曲第8番 西宮公演 2015.3.21

評価 ★★★★★5個が最高)

2015.3.21

指揮 マレク・ヤノフスキ
演奏 ベルリン放送交響楽団

曲  ブルックナー 交響曲第8番 ハ短調

会場 兵庫県立芸術文化センター

席 3階 3C53

C席 6,000円 (一番高いのは A 12,000)

海外オーケストラとしては、安めの設定。まあ、ネームヴァリューがもうひとつということか。でも、シャイーさんとのブルックナーとの録音とか、かなり良いと思うが。

久しぶりの最前列ではない席。しかし、端の方なので、前の人と互い違いになっていて、あまり気にならない。また、全体が見渡せてけっこうよい。足元も気にならないスペースがある。
この位置、けっこうお勧めかも。お値段も良心的。

席は、ざっと9割くらいの入りか。

ヤノフスキさんは、暗譜。動きは激しくないが、存在感がある。

演奏は、やはり、日本の(というか関西の)オーケストラとは、質と次元が違う感じ。
(最近聞いた関西フィル、少し前に聞いた大フィルとは比較にならない。2年くらい前だったかに聞いた京響・井上コンビはかなりよく、比較できるが、今日のベルリン放響さんの方がいいな。)

どっしりとした枠組みの中で、時に快活に、時にしんみりと。心を動かすようなテンポ。

時に、弦のえぐるような感じとか、芳醇で甘い香りとか。
クラリネット(男性、白いテンプルのメガネ)が、これまで聴いたことがないような、太く、優しい音色。こんな音を出せる楽器だったんだ。
オーボエ(女性)がうっとりするように体を揺らせて心地よい音色で吹いていた。オーボエのベルアップも印象的。
金管もかなり良い。ホルンはホルンらしい音色で、外すこともなく。トランペットの輝きが素晴らしい。トロンボーンも安定してた。

3、4楽章で、ホルン(ワーグナーチューバ)の入りが粗雑で細やかさに欠けるところが4回くらいあったが、あとは申し分なし。
ブルックナーは、こうでないと。

演奏後、ヤノフスキさんは、表情をゆるめず。演奏者を立たせることもなく。かたい人?

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