2015年3月15日日曜日

兵庫芸術文化管弦楽団(PACオーケストラ) ガエタノ・デスピノーサ  リーズ・ドゥ・ラ・サール ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 シベリウス 交響曲第2番 2015.3.14

評価 ラフマニノフ ★★★★★
    シベリウス  ★★★★☆

兵庫芸術文化センター管弦楽団 第77回定期演奏会 2015.3.14

指揮   ガエタノ・デスピノーサ
ピアノ   リーズ・ドゥ・ラ・サール

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 op.30
アンコール  JSバッハ 主イエス・キリスト、われ、汝を呼ぶ

シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 op.43
アンコール デスピノーサ アンダンテ・フォー・ドミートリ(ショスタコーヴィチへのオマージュ)

会場 兵庫県立芸術文化センター


席   2階 A24  4,000円

     完売ということだが、少し空席あり

ラフマニノフ。
ややゆったりと始まる。最初から、ピアノに魅了される。音色がやさしく、かつ広がりもあり、時に輝く。情緒がうまく音色に現れている。荒削りな感はあるが、素晴らしい。(途中、不協和音でないはずのように思っていたところに不協和音が聞こえたり、旋律よりも伴奏の方が強く聞こえたりしたが、それはそれ。) リーズさんは、ロリン・マゼールさんやら、ビシュコフさんやらとも共演しているというが、伊達ではない。

終った後、デスピノーサさんとサールさんは抱き合って、デスピノーサさんは左右の頬にキスしていた。欧米では当たり前の風景なんだろうな。

シベリウス。
デスピノーサさんの指揮は、大自然からとも感じられる響きや、躍動感、情感を引き出し、素晴らしい。オーケストラが十分指揮に応えていれば、名演だったろうに、惜しまれる。最後近くのホルンがかけあう聞かせどころで外したので(トップのヘントンさんは安定していたようだが)、声を出して失笑してしまった。近くの人、ごめんなさい。

デスピノーサさんは、オーケストラメンバーにも何度かきちんとしたおじぎをしていた。細やかな気遣いができる人のようだ。

ピアニストがとても気に入ったので、CD(2,500円くらい)買って、サインしてもらい、満足。


リーズ・ドゥ・ラ・サールさん

ガエタノ・デスピノーサさん



2015年3月14日土曜日

関西フィルハーモニー管弦楽団 飯守泰次郎 清永あや ブルックナー 交響曲第5番 メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 2015.3.14

評価  ★★★☆☆(星3つ)


関西フィルハーモニー管弦楽団 第263回定期演奏会

2015.3.14

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64

ブルックナー:   交響曲第5番 変ロ長調


アンコール:    なし

指揮      飯守泰次郎
ヴァイオリン 清永あや

場所 ザ・シンフォニーホール

席   3階 RRB-1  2,000円
     指揮者のななめ前。オーボエの横かな。
     ソリストの全身は見えるが、上を向かないと表情はよくわからない。

     完売ということだが、席が埋まっているのは9割強か。

建物に入ると、プレトークらしい音声が聞こえていた。
エスカレーターを上って会場に入ると、飯守さんがマイクを持ってプレトーク。
曰く。
曲が長いといわれると、次は短くすると言うが、実際にはもっと長くなっていた。
生涯独身だったが、60代になって18歳の少女に恋をした。純真。
服装に無頓着。上着とズボンが合わなかったり、靴が左右違ったり。奇妙な服装を見るのを近所の方々は楽しみにしていたが、それを、人気が出てきたと勘違いしていたとか。
など。話上手な飯守さん。

さて、演奏。

メンデルスゾーン。
出だしのヴァイオリンの音色のよさに驚いた。うっとりするような音色で、きれいに弾いている。強さと緊張感がもう少しあれば最高だったろう。この前聴いた川久保賜紀さん(チャイコフスキーだったが)よりも、好みの音だ。

飯守さんは、いつものように、やや硬いかんじの動きかた。最初、ソリストの方を向いて指揮。しばらく続けたあと、スコアを3~4枚めくっていた。概して、スコアを見ている時間の方が長いように見える。ブルックナーも。

ブルックナー。
大きな失敗もなかったようだ。(トロンボーンやら、トランペットやら、オーボエやら、若干気になったが。)最後など、かなり盛り上げていた。
しかし、音符をならべただけではない魂が感じられない。これは、指揮者の感性と、こちらの感性が合わないということだろうか。
終った後、ブラボーがそこかしこから聞こえたが、かなりの違和感があった。

ホルンのトップの人は、そつなく上手く吹いていた。京響のホルンより上手い感じで、かなり感心していたのだが、調べると、東京都響の前首席笠松長久さんだって。関西フィルの人は、ああは吹けないということだろう。ホルンがしくじったら、曲めちゃめちゃになるし。

クラリネットはよかった。梅本貴子さん。

指揮者とソリストが日本人同士だと、握手だけで、抱き合うことはしないのだ、とあらためて思った。
サロネンさんとヒラリーさんは、抱き合って、キスもしていたが。

2,000円だから良いが、一番高い6,000円の席だったとしたら、腹が立ったろうな。

2015年3月7日土曜日

フィルハーモニア管弦楽団 エサ=ペッカ・サロネン ヒラリー・ハーン 名古屋 シベリウス 交響曲第2番 ブラームス ヴァイオリン協奏曲 他 2015.3.3

評価 ★★★★★ (★5こ) 

西宮よりも星が少ないのは、西宮に続いて、わずか1日おきの2回目だったので、新鮮な感動が薄れたから。

2015.3.3

指揮:     エサ=ペッカ・サロネン
ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン
フィルハーモニア管弦楽団

シベリウス作曲:交響詩「フィンランディア」op.26

ブラームス作曲:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
アンコール バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より ジーグ

シベリウス作曲:交響曲 第2番 ニ長調 op.43
アンコール シベリウス 悲しきワルツ


会場 愛知県芸術劇場 コンサートホール

席 3階 R2-33

C席 11,000 円 (一番高いのは S 21,000)

どうしようかと迷ったが、西宮では聴けない大好きなシベリウスの2番も聴きたいと思い(5番も好き)、名古屋でのコンサートも行くことにした。

席は7割程度しか埋まっていない。名古屋でクラック好きな人ってかなり少ないのかな。せっかくのサロネンさん、ヒラリーさん、フィルハーモニアなのに。音楽家の方々、気の毒な感じ。でも、左側が空席で、くつろげた。
うっかりメガネを忘れたが、双眼鏡を持っていったので、よしとしよう。

ヒラリーさんは、一見すると、1日と同じドレス。まあ、モデルではないので、そう替えないか。しかし、相当汗をかくだろうに、どうしてるんだろうか。
ちなみに、サロネンさんも同じ(デザインの)服。
今日も、サロネンさんは、楽譜を置いているが、ほとんど見ずに、ページをめくるときだけ手が自動的に動いていた。暗譜よりもかっこいい。(そういえば、岩城宏之さんは、かっこいいので暗譜していると書いてた。そう、ついでに思い出した。佐渡裕さんは、暗譜しないことにこだわる、という意味いのことを書いてたが、べつにこだわるほどのことではないようにも思うが、真意はどんなことなのだろうか。)

さて、フィンランディア。やはり素晴らしい。ちょっとティンパニの入りに力が入りすぎたような気がしたところもあったが。

ブラームス。今日は、3階からなので、ヒラリーさんの顔はよく見える。ただし、全身はサロネンさんに隠れて見えないほうが多い。ヒラリーさんの音は、透明性があって、時に豊かさや艶やかさもある。第二楽章に入るときに、ヒラリーさんとサロネンさんが、目で合図をしていたことや、3楽章でチェロの方見たときのサロネンさんの幸せそうな表情が印象的。
アンコールのバッハも素晴らしい。まさに音楽の精。

シベリウスの2番。広がり、躍動感など、かなり良いが、平日の仕事後ということもあってか、こちらの集中力が散漫になってしまった。トランペットの透明感のある伸びやかな音が心地よい。あと、2楽章6~7分あたりのトランペットソロ、個性的な吹き方だったけど、サロネンさんの趣味? 

総じて、満足。


愛知県芸術劇場前の「水の宇宙船」 後ろはテレビ塔

愛知県芸術劇場

劇場入り口近く



2015年3月1日日曜日

フィルハーモニア管弦楽団 エサ=ペッカ・サロネン ヒラリー・ハーン 西宮 シベリウス 交響曲第5番 ブラームス ヴァイオリン協奏曲 他 2015.3.1

評価 ★★★★★★ 6個)(5個で最高だが、それを凌駕しているので6個とした)

2015.3.1

指揮 エサ=ペッカ・サロネン
ヴァイオリン ヒラリー・ハーン
管弦楽 フィルハーモニア管弦楽団

シベリウス:交響詩「フィンランディア」
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調

アンコール バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番より ジーグ

シベリウス:交響曲 第5番

アンコール シベリウス 悲しきワルツ

会場 兵庫芸文センター

席 1階バルコニー RA6 15,000円(≒京響5回分)(A席;一番高い席)
ヒラリーさんを近くできちんと見ることができる席を、と思って奮発したが、4分の1くらいはサロネンさんにかくれてしまった。RA1、2あたりか、RA10以降かなら、そのようなことはなかったような。残念。

満席

フィンランディア、冒頭から圧倒される。トロンボーン、そしてティンパニ。確固とした響き。
それから先も、いいようもなく美しい、魂がこもった演奏。金管も、全く危なげがない。涙が出そうなほど。勇気をもらうような演奏。

ブラームス。ヒラリーさんは、音色がいい。透明感があったり、艶やかさがあったり、がっちり感もあったりで、素晴らしい。去年のシベリウス(同じ会場。ネルソンスさんとバーミングハム市交響楽団)のときの方が、がっちり感は強かったような。去年の方がステップがかっこよっかった。まあ、曲の個性が違うということか。(オケは、バーミングハムよりも、フィルハーモニアの方が圧倒的に良い。)ヒラリーさんは、意外と、サロネンさんの方を見ること多かったな。
アンコールのバッハも、音色、音の表情、曲のつくり方など、素晴らしい。うっとりできる。
終った後は、サロネンさんと、ヒラリーさんと、右に左にと抱き合っていた。キスはなし。

そして、シベリウス交響曲第5番。曲が始まった時、指揮者とオーケストラが、一つの有機体(生物)になったかのような印象を受けた。まことの魂のある音楽。
がっちりとした感じではじまり、1楽章の最後の方はかなり早く、サロネンさんは、髪を振り乱す(といっても長髪ではない)とでもいった風に、激しく指揮。2楽章で、テンポは緩くなるが、眠気を感じさせず、時間はあっという間に過ぎる。フィナーレも圧倒的。
日本の(関西の)オケだと、トロンボーンやホルンの出だしのそろい方やら外したことやら気になるが、そんな不安はなく、音楽に集中できる。これが、世界水準。
癌の恐れのなかで4番を作曲し、癌の不安を払拭した後にこの5番を作曲したという。フィンランディアにも似た、未来に向かった音楽。

サロネンさんは、楽譜をおいているが、ほとんど見ない。腕だけが楽譜に伸びて、ページをめくる。(DVDで見た、バーンスタインさんが楽譜を置いてるときのような感じ。)長身ではないように見えるが、動きは大きくしなやかで、大きな音楽をしっかりとした枠組みで、時に枠を超え、つくっている。
1stヴァイオリンの方を向くことがわりと多かった。残念ながら、こちらの方(コントラバスとチェロ)は、時たま向くという程度だが、時に微笑みもあったりもする。
アンコールの後、団員に投げキッスし、最後に聴衆へと投げキッスし、舞台を去った。かっこいい。

ヒラリーさんは、今回も、演奏会のあと、気さくにサイン会。会場を出たのは早いほうかと思ったが、すでにけっこうな列。サインのあと、一人ひとりに素晴らしい笑顔もプレゼント。たいした人だ。Thank you very much. しか言わなかったのが少しさびしいが、次に機会があれば、ひとこと加えよう。ドレスはベージュ。床には着かないロングドレスで、足元に少しスリットが入っている。去年もそうだった気がするが、おなかがすこしぷっくりかな。まあ、管楽器のような複式呼吸がないからか。

オーケストラには、アジア系の人が意外にすくなく、ざっとみて3~4人か。
アフリカ系の人が、2人か。ティンパニストにも一人。上手い。
木管、金管、弦が絶妙に調和している。金管はすばらしく、オーボエもとてもよい。フィンランディアのあとは、サロネンさんが、オーボエの1stの人に立つよう合図していた。
金管は、日本のオーケストラとの差が大きいな。日本のオーケストラもオーディションして、世界中から集められないのかな。

2015年2月22日日曜日

京都市交響楽団 オッコ・カム ニールセン 交響曲第4番 グリーグ ピアノ協奏曲ほか

評価  ★★★★★(星5つ)


京都市交響楽団 第587回定期演奏会


シベリウス:交響幻想曲「ポヒョラの娘」op.49

グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調op.16

アンコール(ピアノ) グルック(編曲 ズガンパーティ) 「精霊の踊り」
             グリュンヘルト 演奏会用パラレーズ 「こうもり」

ニールセン:交響曲第4番「不滅」op.29

指揮  オッコ・カム
ピアノ ナレ・アルガマニヤン

場所 京都コンサートホール

席   3階 RB-1-7
     オーボエのやや前。ピアニストの顔が、わりとよく見える。もっと左に行くとみにくいだろう
     ピアノ独奏のときは、かなり良い席のような。

例によって完売というが、席が埋まっているのは9割強か。

料金 3500円(会員割引をうっかりして使わなかったらしい。窓口で買ったので、会員かどうか聞いてくれなかったようだ。)

プレトークで、オッコ・カムさんが、京都には京響があって素晴らしいというような意味のことを言っていた。半分社交辞令にしても、ありがたい話。そして、今年は、ニールセンとシベリウスと、ともに、生誕150周年。シベリウスは、非常に真面目に作品を作り、作品も真面目だが、ニールセンは、作品中にユーモアもあるという。確かにそうだな。
通訳してた人、「グリーグにはハ短調の交響曲などいろんな作品があるが、ピアノ協奏曲がよく演奏される。」というのを、グリーグの交響曲という部分をはしょって、単に「交響曲などいろんな作品」云々と言ってたな。


さすが、オッコ・カムさんだけあって、今日の京響は、かなり良い。
シベリウスから、弦が、芳醇さ、えぐるような低音の響き、繊細さなど兼ね備えて、素晴らしい。

さて、グリーグ。ナレ・アルガマニヤンさんは、力強があり、繊細さもある。陶酔の表情もよい。時に目をつぶる。中山さんティンパニも締まっている。感動を呼ぶ。2楽章のホルンの入りで音が少し濁ったのを除くと、私の耳には完璧か。ナレ・アルガマニヤンさん、まだ25歳。晩成ではないが、大器。成長が楽しみ。

ニールセン。圧倒的な演奏。最初のチューバが決まったのも印象的。2つのティンパニ(席からは1つしか見えないが)も、申し分がない。時に入る小谷口さんのクラリネット、小谷口さんと鈴木さんのハーモニーも絶品。ニールセンの音楽、音の重層感が、すごい。一度、トロンボーンが入る部分で、そろっていなかったことを除けば、ほぼ完璧。

オッコ・カムさんは、楽譜を見ている時間が長いが、きちんと音楽をつくれている。とても善人そう。

めずらしく、小谷口さんが鈴木さんとにこにこ話していた。ニールセンの演奏前には、一緒に、さらっていた。仲は、きっと、良いのだろう。


2015年2月8日日曜日

京都市交響楽団 オーケストラ・ディスカバリー 2014 第4回 春の祭典 他 2015.2.8

京都市交響楽団 2015.2.8

オーケストラ・ディスカバリー 2014 (こどものためのオーケストラ入門)  第4回

評価
 ビゼー カルメン組曲第1番            ★★★★☆ (星4つ
 サン=サーンス 序奏とロンドカプリチオーソ  ★★★★☆ (星4つ)
 ストラヴィンスキー 春の祭典           ★★★☆☆ (星3つ)

指揮      沼尻 竜典
ヴァイオリン  黒川 侑

曲  
   ビゼー        カルメン 組曲 第1番            
   サン=サーンス  序奏とロンドカプリチオーソ
   ストラヴィンスキー 春の祭典

アンコール ビゼー アルルの女 より ファランドール

会場 京都コンサートホール

席   2階 L2 30  2,500円

席は、9割あまり埋まっている。
小学生風の人が多い。(まあ、「こどものため」だし。) しかし、一人で来てる雰囲気のお年よりも少なくない。

ビゼーとサン=サーンスは、濁りを感じないきれいな演奏。「さすが本物のオーケストラ」といったふう。
沼尻さんは、きびきびとしていて、けっこう指や手のひらでの指示が多い。声はとても聞き取りやすい。(「こどものため」で、ロザンが沼尻さんとやりとりしていた。しかし、ロザン、高学歴のわりに、質問がさびしい。ロザンさん、もう少し準備するとか、スタッフが教えておくとかしてほしかったところ。)

指揮者体験では、5歳の男の子と小学生(8歳くらいだったっけ)の女の子が一人づつ。ちゃんとあわせて演奏していたようで、さすが。

さて、問題の春の祭典。
昨年2月2日の京響さんの演奏(秋山和慶指揮)が、けっこうひどかったので、今回こそはすごい演奏をと期待して、今日の券を買っておいた。
冒頭1分くらい、管がちょっとそろわない。11分くらい、ピッコロの聞かせどころだが、音が沈んでしまっていた。その後、ホルンがちょっと微妙だったり。2部になったらちょっと眠気を感じたり(春の祭典で眠気なんて、信じられないが、演奏が心に訴える部分がもうひとつだったのだろう。ビゼーとサン=サーンスでは全く眠くなかったし。)
エキストラさんたちがいまひとつだったのかな? 小谷口さんが、クラリネットのエキストラのお兄さんを称えて握手していたから、クラリネットのエキストラのお兄さんは、よくできていたのだろうな。太鼓とティンパニは、昨年同様、よかった。

2015年2月1日日曜日

ワーグナー さまよえるオランダ人 飯守泰次郎 ほか 2015.1.31

2015.1.31

ワーグナー さまよえるオランダ人

評価 ★★★★☆ (★4つ)

指揮 飯守泰次郎
演出 マティアス フォン シュテークマン

キャスト
【オランダ人】トーマス・ヨハネス・マイヤー
【ゼンタ】リカルダ・メルベート
ダーラント】ラファウ・シヴェク
【エリック】ダニエル・キルヒ
【マリー】竹本節子
【舵手】望月哲也

【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京交響楽団

場所 新国立劇場(初台)

席  2階 前から2列目 真ん中あたり 19だったと思う
 S 21,600円 (高い。B席10,800円でよかったが、売り切れだった。ちなみに、2階前から3列目はA席になるみたい。)

満席

本日は、5回公演の最終日。日本でのオペラ上演も、かなりお客さんが集まるようだ。

マイヤー(バリトン)と、メルベート(ソプラノ)は、素人耳にも素晴らしい。人間の歌声が、こんなにも強く、情感も持つものだとは。

東京交響楽団は、金管が乱れていた。トランペットが2幕終わりの方で外したのには驚いた。(聞き違いではないと思う。)ホルンとトロンボーンもきちんと音を出せていないことがままあった。京響、大フィル、日本センチュリーなどの方が安定していると思う。2万円以上とるのだから、しっかりしてほしい。

飯守さんは、ワーグナーの第一人者ということ。音楽のつくりかたは悪くないが、もう少し艶がほしいな。

全体としては、けっこう良い。堪能できた。

それにしても、19世紀半ばにドイツ人がつくったオペラが、200年近く経った、遠く離れた日本で、熱心なファンをたくさんあつめて上演されるということは、すごいこと。

機会があれば、また行こう、新国立劇場。