2016年8月21日日曜日

京都市交響楽団 沼尻竜典 石井楓子 三善晃 ピアノ協奏曲 ショスタコーヴィチ 交響曲4 2016.8.19

三善         ★★★☆☆
ショスタコーヴィチ ★★★★☆

日時:2016年8月19日(金)7:00pm 開演
会場名:京都コンサートホール・大ホール

出演者:沼尻 竜典(指揮)
石井 楓子(ピアノ)

三善晃:ピアノ協奏曲
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調op.43

席 3階バルコニー 3段あるところの真ん中 わりと良い席だ
確か3150円(安い方から2番目)

席の埋まり具合は9割強か(完売ということだが、そこそこ空席あり)

残念ながらプレトークには間に合わなかった。

三善さんのピアノ協奏曲
ピアノの音の輪郭がはっきりせず、時に埋もれていたのが残念。
曲は、ショスタコーヴィチとプロコフィエフを足し合わせてドビュシーというスパイスをかけたような感じとでもいえようか。悪くはない。

ショスタコーヴィチ
演奏はきれい。素人耳には、金管が少し気になった程度。
とりわけ小谷口さんのクラリネットはいつ聞いても素晴らしい。(前回の演奏会から、髪型が変わり、イヤリングも長く目立つようになっている)
垣本さんも、ホルンを器用に吹く。(垣本さんの髪の毛、少し前よりも黒っぽくなったような)
高山さんのオーボエも心地よい。(高山さんの毛根近く、かなり白髪が目立ったようだが、気のせいかも・・・)
最後も余韻を感じなさいというかのように、沼尻さんがしばらく姿勢を崩さなかったのもよい感じだ。
ただ、全体として、きれい、ということに、更に加わってほしいプラスアルファ(この曲の精神性とでもいえようか)があまり感じられなかったのが残念だ。
まあ、沼尻さんと感性が十分には合わないということなのかもしれない。







2016年8月1日月曜日

京都市交響楽団 ユージン・ツィガーン マーラー 交響曲第5番 未完成 2016.7.31

シューベルト ★★★★☆
マーラー   ★★★★★

コンサート名:第603回定期演奏会

日時:2016年7月31日(日)2:30pm 開演

会場名:京都コンサートホール・大ホール

出演者:ユージン・ツィガーン(指揮)

曲目等:♪開演前2:10pm~プレトーク

シューベルト:交響曲第7(8)番ロ短調「未完成」D.759
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調

席はLの2階、前列 後ろの方
Aで4500円の席だけれども、招待券をもらえた。(Sが5500)

プレトークで、マーラーの5番について、4楽章は5楽章の前奏と考えるのがよい。4楽章をワルターは7分、バーンスタインは11分で演奏していて、全く違う、と話していた。
今日のツィガーンさんは、約8分。ちなみに5楽章は約16~17分。
4楽章は、この楽章としては早めのテンポだけれど、話していたように、前奏と考えるとちょうどしっくりくる感じだった。
終楽章の盛り上がりの素晴らしく、京響、久々の名演だ。
トランペットはとてもよい。
ホルンの垣内さんは例によって無難にこなしていた。もう少し厚みと情緒があるとよいような気もするが。でもあのヤンキー風の雰囲気何とかならないのかな。
クラリネットとオーボエのベルアップが頻繁で、かなりたいへんそうに見えたがどうだろうか。あの姿勢できちんとした音程で吹くのは簡単ではない気がするが、どうだろうか。

未完成も、最後、感情がこぼれるようなかんじで、なかなかよかった。1楽章は淡泊だった気もするが。



2016年7月31日日曜日

オペラ 夏の夜の夢 ブリテン 佐渡裕 クレア・プレスランド他 PAC管弦楽団 2016.730

★★★★☆

2016.7.30

ブリテン 作曲 
オペラ 夏の夜の夢

指揮 佐渡裕

クレア・プレスランド
イーファ・ミスケリー
ピーター・カーク
チャールズ・ライス
弥勒忠史
森谷真理 他

PAC管弦楽団

席 1階バルコニー 最前列の後ろから2つ目のブロックの前のほう

12,000 (一番高い席だと思う)

満席のようだ。あまり知られていないブリテンのオペラと思うが、過去10年の佐渡オペラの実績があるから、今回も満席なのだろう。

このオペラを見たのも聴いたのも初めて。
ブリテンの才能を感じる。曲はとてもよい。
ただし、歌については、盛り上がりが今一つの曲調だ。

この佐渡さんのシリーズ、歌手はいつも質が高い。
今回も、一番高い席が1,2000円だとは思えない質の高さ。
佐渡さんがプレトークで話したところによると、イギリスで、150人の参加を得たオーディションをしたのだそうだ。
ハーミア役のクレアさんは、2日目の舞台で足をねん挫し、車いすや松葉づえが必要な状態となり、公演中止も考えたそうだ。しかし、ご本人の意欲があって中止にはならず。
公演中は、足首のサポーターが見えた時以外は、捻挫しているようなふうには見えず。しかし、カーテンコールの時は、片足を引きずっていた。渾身の歌唱・演技だ。
気になったのは弥勒さん。カウンターテナーだけれど、セリフに近い時には、地声に近くなっているように聞こえ、少し雰囲気が変わった。残念。

小中学生という妖精たちは、動きがシンクロしていなかったので、見苦しかったが、まああんなものなのだろうか。

管弦楽は、少し気になることもあったが(アンサンブルなど)、まあ及第点。

総じて、かなり楽しめた、よいパフォーマンスだった。




2016年6月30日木曜日

読売日本交響楽団 シルヴァン・カンブルラン 小菅優 リスト ピアノ協奏曲2 マーラー 交響曲5 2016.6.30

リスト   ★★★★☆
マーラー ★★★★☆

2016.6.30

読売日本交響楽団 第14回 大阪定期演奏会

指揮/シルヴァン・カンブルラン
ピアノ/小菅優
曲目/リスト:ピアノ協奏曲 第2番
   ピアノアンコール
    リスト 超絶技巧練習曲 第5番 鬼火

   マーラー:交響曲 第5番

フェスティバルホール

S席 3回セットで1回あたり4500円くらい。
   1回のみだと6100円

2階前から2列目。L寄り。
前の人の頭が邪魔。
最前列でない場合は、真中付近がよいだろう。前の人と互い違いになっている。周辺部も互い違いで、座った状態でまっすぐ前を見るだけなら問題がないが、ステージの中央を見ようとすると前の人の頭越しに見ないといけない。

当日券も発売。ざっと見えた範囲だと、9割強の入りかな

カンブルランさんの指揮は見て安心できる。しなやかで、メリハリもある動き。暗譜ではないが、きちんと楽団を見渡している。
読売日本さんは、エキストラが多い(弦はよくわからないが、管は多い)。そしてエキストラさんの名前はプログラムに書かれていない。

リスト 
ときたま、ピアノからの音の流れが少しぎこちない感じになるが、悪くはない。しかし 、曲自体がもうひとつ趣味に合わないせいか、曲自体に十分感情移入できない。
アンコールも、同様にときたま流れがぎこちない感じになっていた。

マーラー
ホルンの日橋辰朗さんは、音量の豊かさ、音色の心地よさ、ともに日本人離れしている。
弦が若干甘かった気がするものの、整った演奏とはいえる。しかし、魂がこもっていたかというと、どうだろうか。


2016年6月25日土曜日

大阪フィルハーモニー交響楽団 井上道義 神尾真由子 ブルックナー 交響曲第1番 メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 2016.6.25

ヴァイオリン協奏曲 ★★☆☆☆
ブルックナー     ★★★★☆

2016.6.25

指揮 井上道義
ヴァイオリン 神尾真由子
管弦楽 大阪フィルハーモニー交響楽団

メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調(ヴァイオリン:神尾真由子)
アンコール シューベルト(エルンスト編曲)魔王

ブルックナー:交響曲 第1番 ハ短調

なぜか 一番高い5000円の席を買っていた。
1階バルコニー 前列 バルコニー席の真ん中あたり
ほぼ満席

今日の大フィルは、綺麗な音色でアンサンブルもけっこう整っていた。
進化しているのだろうか。

ヴァイオリン協奏曲
神尾さんは、いつもどおり、音の線が細く、豊かさを感じない。小さくまとまった演奏というべきか。
井上さんは楽譜なし。
ちょうど曲が終わる時に、くるっと回って客席を向いた。
アンコールは、素人耳には、難易度高そうな曲に聞こえる。音程はあれでよかったのだろうな、きっと。

ブルックナー
音色はよい。盛り上がりもある。
しかし、全体的に今一つ統一感がない演奏だった。
トランペットが、伸び、響きともに良かった。
井上さんは、時折楽譜に目をやる程度。動作はみていて心地よい。エンターテイナー、といったふうだ。


ローマ・イタリア歌劇団 プッチーニ「ラ・ボエーム」 2016.6.24

★★★★★

2016.6.24

プッチーニ
オペラ ラ・ボエーム

今回の日本公演のために、3つの歌劇場から構成された歌劇団らしい。
ミミは キアラ・イゾットン
ムゼッタは 代役の サブリナ・コルテーゼ
ロドルフォは シモーネ・ティ・ジェリオ

指揮:カルロ・パッレスキ


二番目に安い7000円の席(このクラスの席では一番よいエリア)。しかし、かなり空席があった。
もう少しうまく宣伝して客を集めないと。この調子だと、もう神戸ではこのクラスの催しができないかも。

歌手は申し分ない。
イゾットンさんも、さすが、メータさん指揮でスカラ座に登場しているだけのことはある。
オーケストラも無難。

席は安いが、かなり見やすい。フェスティバルなら、一番高い席でもこの程度の状態の席が含まれると思う。

とにかく、「えっ、これが7000円」という驚きのオペラ。
かなりの水準なのにもかかわらず、破格のチケット代だ。

それにしても、オペラに悲劇が多いのはどうしてだろうか。
幸せな結末の方が安心できるのだが。


2016年6月12日日曜日

ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル 2016.6.11


★★★★★

ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル
2016.6.11

■出演者
ヴァイオリン ヒラリー・ハーン
ピアノ コリー・スマイス


■プログラム
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.379
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 BWV1005

アントン・ガルシア・アブリル:6つのパルティータより
アーロン・コープランド:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
ティナ・デヴィッドソン:地上の青い曲線(27のアンコールピースより)

●アンコール曲
佐藤聰明:微風
ガース・ノイシュタッター:ヴォリテーション 《世界初演》
マックス・リヒター:慰撫

兵庫 芸文センター

お客さんは、全席の90パーセントくらいか。
A席 6000円

ヒラリーさんは、赤、青、白のロングのドレス
2015年にサロネンさんと来日した時とは違い、お腹は膨らんでいない。同年夏に出産されたそうで、おめでとうございます。
しかし、あの時妊娠した状態で、あの演奏をしていたとは。さすが一流の演奏家。

バッハは圧巻。天上から何かが乗り移ったかのような演奏。おなじみのステップを踏むような姿勢が印象的だ。
先日の堀米ゆず子さんも良かったが、ヒラリーさんは、その次元を超えている。

後半、楽譜が置かれ、演奏前にメガネをかけた。しかし、楽譜の方はあまり見ずに、ダイナミックに演奏する。
アブリルの無伴奏パルティ―タも素晴らしい。

世界初演というアンコール曲も心に響く。

サイン会は長蛇の列。数えてないが、300人くらいはいたのではないか。
しかし、にこやかにサインを続けておられた。すごい人だ。(演奏中の引き締まった表情も良いが、にこやかな表情もまた良い。)
ヒラリーさんのサイン、3つ目になった。