★★★★☆
2016.7.30
ブリテン 作曲
オペラ 夏の夜の夢
指揮 佐渡裕
クレア・プレスランド
イーファ・ミスケリー
ピーター・カーク
チャールズ・ライス
弥勒忠史
森谷真理 他
PAC管弦楽団
席 1階バルコニー 最前列の後ろから2つ目のブロックの前のほう
12,000 (一番高い席だと思う)
満席のようだ。あまり知られていないブリテンのオペラと思うが、過去10年の佐渡オペラの実績があるから、今回も満席なのだろう。
このオペラを見たのも聴いたのも初めて。
ブリテンの才能を感じる。曲はとてもよい。
ただし、歌については、盛り上がりが今一つの曲調だ。
この佐渡さんのシリーズ、歌手はいつも質が高い。
今回も、一番高い席が1,2000円だとは思えない質の高さ。
佐渡さんがプレトークで話したところによると、イギリスで、150人の参加を得たオーディションをしたのだそうだ。
ハーミア役のクレアさんは、2日目の舞台で足をねん挫し、車いすや松葉づえが必要な状態となり、公演中止も考えたそうだ。しかし、ご本人の意欲があって中止にはならず。
公演中は、足首のサポーターが見えた時以外は、捻挫しているようなふうには見えず。しかし、カーテンコールの時は、片足を引きずっていた。渾身の歌唱・演技だ。
気になったのは弥勒さん。カウンターテナーだけれど、セリフに近い時には、地声に近くなっているように聞こえ、少し雰囲気が変わった。残念。
小中学生という妖精たちは、動きがシンクロしていなかったので、見苦しかったが、まああんなものなのだろうか。
管弦楽は、少し気になることもあったが(アンサンブルなど)、まあ及第点。
総じて、かなり楽しめた、よいパフォーマンスだった。
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