★★★★★
2017.7.7
[指揮]ヤーノシュ・コヴァーチュ
[チェロ]イェンス=ペーター・マインツ
[管弦楽]日本センチュリー交響楽団
リスト:交響詩「前奏曲」S.97
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 op.129
ソリストアンコール:バッハ 無伴奏チェロ組曲第3番 サラバンド
コダーイ:ハンガリー民謡「飛べよ孔雀」による変奏曲
コダーイ:ガランタ舞曲
会場 ザ・シンフォニーホール
料金 A 6,000円 B 4,500円 C 3,500円 D 1,500円
私はD席。L側のバルコニー最上段 正面が指揮者のお尻のあたりか 3分の2くらいのプレイヤーの顔も見え、悪くはない席だ。
しかし、4割くらいしか席が埋まっていない。
失礼ながら、日本センチュリー交響楽団が、今日のような上質の音楽を奏でるとは思いもしなかった。飯森さんが指揮する凡庸な演奏という印象が強かったのだろう。奏者の実力はかなりのものだ。
リストの力強さと情感
飛べよ孔雀の透明感
ガランタ舞曲の躍動感
どれをとっても素晴らしい。さすが、ハンガリー国立歌劇場を40年ほど率いたというコヴァーチュさんだ。存在感もかなりなものだ。
シューマンも悪くはない。チェロ協奏曲となると、チェロの音域からしてチェロが浮き立つことはないので、輪郭がはっきりしない音楽になってしまうのではないかな。
ホルンの水無瀬一成さん、京響の時は垣内さんに隠れていたが、実はかなりの実力者だ。
クラリネットの持丸秀一郎さん、息の柱ががっちりしている。音の深みと優美さが加われば、完璧だ。
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