2017.7.28
大阪フィルハーモニー交響楽団
指揮/エリアフ・インバル
曲目/マーラー:交響曲第6番
C席4000円 2階7列(一番後ろ)12番
(学生を除けば一番安い席。大フィルは高い。)
悪い席ではない。
見える範囲は概ね満員。サテライト席?は空席も少なくないが。
2楽章にスケルツォをもってきていた。
4楽章(終楽章)のハンマーは、2回だった。
冒頭。もう少し、えぐるような音が欲しかった。少し不全感。
しかし、がっちりして堂々とした曲作りだ。
その後、時に緻密さがなくなるが、だんだん盛り上がる。終楽章になると、非の打ち所がない。さすが、インバルさんだ。
ハンマーは、本体が赤茶色で、そこそこ色落ちしている感じで(双眼鏡でチェック)、使い込んでいるという印象。叩かれる木箱は新しい感じだ。
叩いたのは、きゃしゃな女性。井口雅子さんだろうか。きゃしゃだけれど、存在感のある叩き方だ。ぴったりと決まった。ふりかぶるので、拍に合わせるのはけっこう難しいのではないだろうか。
インバルさんは、見ていて心地よい指揮ぶりだ。ストレスがない。
演奏を終え、インバルさんが最初に立ち上がるよう合図をしたのは、ホルンの高橋将純さん。この曲、かなりホルンが目立っている。名手高橋さんは、堂々と演奏していた。万雷の拍手。
終演後のインバルさんの表情も、会心のでき、といったふうだ。
満足度の高い演奏会だった。