★★★★★
2016.3.21
兵庫芸文 小ホール
■出演者
ヴァイオリン 堀米ゆず子
ホルン サボルチ・ゼンプレーニ
フルート 工藤重典
ピアノ リュック・ドゥヴォス
■プログラム
ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 op.40
J.S.バッハ:「音楽の捧げもの」より トリオ・ソナタ
―休憩―
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
アンコール:バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティ―タ第3番 第3楽章
最初のヴァイオリンの音を聞いて驚いた。素晴らしい。ふくよかで美しい。
その後も、芳醇さ、豊かさ、透明感、切なさなどなど、あげればきりがないほどに、豊かな表現があった。ヴァイオリンが体に吸い付いているようで、完全に一体化している感じ。全身が楽器になっている。
とりわけ、最後のバッハでは、心が洗われる気がした。
(時に余分な弦の音が聞こえた気がしたり、聞こえるべき音が聞こえなかったように感じたりもしたが、あまり本質的な問題ではない。)
ピアノは、透明感やメリハリに欠ける印象。ホルンも豊かさと「遠くまで音がとぶ」という感じに欠ける。フルートは、体で、ではなく、口で吹いている感じ。
ヴァイオリンは図抜けた存在だった。
堀米さん、サイン会でもにこにこしておられ、親しみも感じられた。
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