2015.10.3
[指揮]ベルナルト・ハイティンク
[独奏]マレイ・ペライア (ピアノ)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調(ノヴァーク版)
京都コンサートホール
席 P席真ん中あたり 11,000円(S20,000円 A17,000円 B14,000円 C11,000円 D8,000円)
会員価格9,000円
P席真ん中付近は、ピアニストの横顔と両手もよく見える席だ。ヴァイオリニストには不向きな席だろうが。
2階(普通は1階というのだろうな)の後ろ左右と3階(普通は2階というのだろうな)のかなりの部分が空席。8~9割しか入っていない。いずれ京都や大阪ではこのクラスの興業をできなくなりそうだ。
昨日のウィーンフィルの時に見かけた高級そうな衣服をまとっている聴衆は多くはない。
モーツァルト
キラキラするような、こぼれるような音色で、繊細に奏でられていた。一昨日のウィーンフィルの23番とはかなり違い、心に響く。23番の方が繊細な曲という印象があるが、24番もこんなにも美しく輝くとは。これが一流どころの演奏ということか。
何度も拍手で呼び戻されてペライアさんも少し疲れたようだ。
ブルックナー
これがお手本ともいえる演奏だ。時間は67分くらいで標準的か。
重厚さ、天国的な金管の響き、弦の心地よい響き。深くしみわたり突き動かすような演奏。よく日本のオーケストラにある、拍がひどく合わないということや(微妙なときはあったが)、聞き苦しい音が聞こえるということもなく。国内管弦楽団とは次元が違う。ただ、ホルンの音色も素晴らしい。トランペットとワーグナーチューバが少し雑な感じがしたのが残念。(3楽章、トランペットの「ソーソソシー」のソーソソがつながってしまったところが一か所あったようだ)
ハイティンクさんは、86歳という。信じられない年齢だ。86歳でここまでやれるとは。超人という言葉を思い出す。ブルックナーの時は椅子を用意し、楽章の間に少し座っていた。100歳まで毎年関西に来てほしいと思う。(思いのほか楽譜の方を見る時間が長く、モーツァルトは半分、ブルックナーは4分の1くらい見ていたように思う。)
対向配置。譜面をめくったあとに弓で譜面を押さえるチェロの奏者が何人か(女性も)いた。
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