2014年4月10日木曜日

兵庫芸術文化センター管弦楽団(PACオーケストラ)第69回定期演奏会公開リハーサル 2014.4.10 

演奏 兵庫芸術文化センター管弦楽団
指揮 佐渡裕
曲   チャイコフスキー 交響曲第6番 ロ短調
場所 兵庫芸術文化センター

席  2階最前列R寄り

10時会場で、10時半から11時45分まで公開リハーサル

10時5分前くらいに会場着。長蛇の列に、驚き。早い人は、いったい何時から来ていたのだろうか。席は自由なので、良い席を確保したいということだろうな。
しかし、2階の最前列ならば、10時半直前でも大丈夫だった。(2階バルコニー席に座ったら、案内のお姉さんに、バルコニー席はだめと言われ(もっと丁寧な言い方)、席を移った。)

団員さんが平服なので、本番の黒衣との隔たりが大きく、はっとする。あまり派手な人はおらず、白とか時に青とか黄色とか。ミニスカにハイヒールの団員さんがいたりもするが。
だんだんと舞台で練習する団員さんが増え、最後にピンクのトレーナーに紺のジーンズっぽいズボンの佐渡さん登場。
公開リハーサルは1楽章と4楽章。通しで演奏した後、佐渡さんがコメントしつつ部分部分を繰り返すという感じ。指揮台の椅子に座っているが、ここぞというときには立ち上がる。
タムタムマレットを替えるよう佐渡さんが言った様子で、スタッフさんが幾つかマレットを持ってきた。替えるとぐっとよい響きとなり大成功か。
私には、1楽章最初のホルンの音が大きすぎ、かつぎこちない感じがしたが、それが佐渡さん流なのかな。ファゴットの音が良かった。

終わった後、佐渡さんがマイクを持って、客席に近づき、お話を。さすがに慣れてる印象。ベートーベンで、交響曲でやれることはあらかたやりつくされ(楽章を5個にしたり、合唱を入れたり)、しかし、苦悩から歓喜へという構成は残されていた。チャイコフスキーの5番はそのような構成だが、6番は4楽章が歓喜ではないという異なった構成、楽章が普通の4楽章のような楽章になってるので、3楽章が終わるとブラボーがあることもあるそうな。2楽章は4分の5拍子で特異な効果。この曲で今年は全国ツアーとも話していた。
質問は?との投げかけに、1回最前列(といっても開放されていた席の最前列)の男性?が、宝塚100周年に佐渡さんが列席した(合唱指揮)ことに関して質問したらしく、いつもは男性が通らない経路を通った話や、オーケストラビットに行く階段がとても狭くこけるかもと思ったとか、日本でブルックナー4番を初演したのは、よく言われているN響ではなく、宝塚オケ(戦争の関係で日本に来たオーストラリア人が指揮)だったなどなどいろんな話をしてくれた。

コンサートでは味わえない経験ができてよかった。残念だったのは、佐渡さんが楽団員さんに話している内容がよくわからなかったこと。(観客席に背を向けて話してるし、遠いし、英語も混じってるようだし、まあ、わからないのもやむなし。)

佐渡さんいわく、本日の観客は800人以上。年間通し券購入者が見学できる仕組みと思うが、このような特典を作って、通し券のリピーターが増え、更に、口コミで通し券購入者が増えていくのだろうな。

2014年4月5日土曜日

大阪フィルハーモニー交響楽団 井上道義 ショスタコーヴィチ 交響曲第4番 他 2014.4.5

評価 ★★★★☆

演奏     大阪フィルハーモニー交響楽団
指揮     井上道義
ヴァイオリン 神尾真由子

曲目  チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
     ショスタコーヴィチ 交響曲第4番

場所 フェスティバルホール
席  2階 5列 18 B席 5,000円


1年ほど前に建てかえが終わったフェスティバルホール。
中に入るのは、今日が初めて。
天井も高く、どっしりとした高級感がある。
しかし、中にウォータークーラーが見つからなかったが、ないのだろうか?
いつも、芸文会館やら京都ホールやらでは愛飲しているのに。

ホール内は、開放感がある。2階5列といっても、そう遠い場所ではないとの印象。芸文会館3階前列と同じような感じかな。
舞台後ろに席がないのが残念。パイプオルガンがなければ、つくらないのかな。


チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲では、井上氏はタクトを持たずに暗譜で指揮。
演奏はきれいに聞こえた。ただし、心に染み入るような情感までは感じない。
はからずも、途中何度か眠くなってしまった。
岩城宏之さんが、確か、エッセイに、岩城さんはコンサートを聴きにいったときは、寝ることが多く、名演のときと、ひどい演奏のときは起きている。寝るのは、とびきりの名演とまではいかないけれども良い演奏のとき、というような意味のことを書いていたような気がする。
眠くなったのは、良い演奏だったから、ということで、許してもらおう。

そうそう、1楽章が終わったときに、少なからぬ人が拍手していた。
日本のクラシカルミュージックコンサートでは、楽章ごとには拍手しないのが礼儀とされているようだけど、いったいどうしたことだろう。
井上氏首席就任記念なので、この曲を聴いた事ことのない人が沢山義理で来ていたということかな。


ショスタコーヴィチは、素晴らしい。

去年だったか、大フィルのブルックナーで、ホルンの外れ方がひどくて、曲を台無しにしていたけど、今日は、ホルンのソロもきれいだった。同じ人かな。指揮者によって気合が違うのかも。
井上氏は、去年、京響のブルックナーで見たときよりも動きが時に大きいが、しなやか。
終演後、最初に、井上氏が立つよう合図したのがファゴットの人で、そう、この曲、ファゴットソロがとても目出つ。バスクラリネットも目立つ。打楽器の入れ方もうまい。チェレスタもそう。
(この曲は、譜面を置いて、タクトを持って指揮していた。)

プログラムに、井上氏が「あなたはこの曲の終わりでの虚無をまとった孤独で自由な世界を、涙を秘めて抱きしめることができるのだろうか。オーケストラと未来をかけて、全身をかけて取り組みます。」と書いているけど、確かに井上氏の気を感じた。この曲の最後のほうは、なんだか底のない不安という感じもするが。


実は、大フィルも、けっこう実力があるのかも。

                
写真の全体がフェスティバルタワー。その下の部分がホールになっている。



2014年3月22日土曜日

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 リッカルド・シャイー マーラー交響曲第7番 2014.3.22

評価 ★★★★★★★★5つで満点だが、それを非常に大きく凌駕しているので、8つとした。)

会場:京都コンサートホール
指揮:リッカルド・シャイー
オーケストラ:ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

曲目:マーラー  交響曲第7番 ホ短調

席 :P3-16  17,000円
   指揮者の正面、前から3列目。左の2席は空席

素晴らしい。
最初のテノールホルンから、音色、音の豊かさ、音のとおりのよさに圧倒される。
金管、木管、弦ともに、音が豊かで、とおりがよく、切れがあるとともに、ふくよかさもある。コントラバスが地の底をえぐるような響きも立てる。打楽器も迫力があったり、彩を添えたり。マンドリンは、音を響かせながらも溶け込んでいた。
指揮をしながらのシャイーさんの表情の変化やら、体や腕の動きを見るのも心地よい。6~7

コンマスのお兄さんは(プログラムを買わず。名前は?Sebastian Breuningerさん?)、大きく踊りながら上手に奏でる。
マンドリンは女性奏者で、いい響き。
第2楽章の冒頭で、ホルン(ソロ)が少し外したのはご愛嬌か。(ホルンは本当に難しいのかな。)

関西のオーケストラとは、全く次元が異なる。異次元の素晴らしさだ。

惜しむらくは、客が6~7割しか入っていなかったこと。京都や大阪のクラシカルミュージックファンは、いったい何を考えているのだろうか。京都市交響楽団は売り切れが続いているというのに。お客が入らないと、もう、海外有力オーケストラを招致できないかも。
私は、いつもの10倍くらいの拍手をした。ブラボーしてる人も少なくない。

ティンパニのおにいさんが、演奏前も演奏後も、うしろ左右に会釈してくれていたのがうれしい。私は後ろ正面だったので、残念ながら目は合わず。

演奏後、何度かシャイーさんが舞台に戻り、もう戻らないかと思ったら、半分以上の聴衆が退出したあと、もう一度戻ってくれ、残った人から拍手の嵐を浴びていた。聴衆が少ないからといって悪い気にはならずに演奏を終えてくれたようだ。よかった。

つい、DVDを注文してしまった。7番はまだ発売されていないので、6番にした。歌がない方が、オーケストラメンバーの顔が写る時間が長そうなので。

開演前
終演後

2014年3月14日金曜日

京都市交響楽団 広上淳一 マーラー 交響曲第1番 他 2014.3.14

評価 ★★★★★

会場名:京都コンサートホール・大ホール
出演者:広上 淳一(常任指揮者)
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)
曲目等:ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18
     マーラー 交響曲第1番ニ長調
席 3階RB2列8
   指揮者とクラリネットを横からしっかりみることができる席

仕事のため30分ほど遅刻。
途中の20分休憩後の入場かと思ったら、ラフマニノフが終わった直後に入場させてくれた。(遅刻者10人くらい) 
待ってる間に小さめのテレビに流れるライブ中継を見たりベンチに座って聞き入ったり。スピーカーの音質は悪いがなかなかの名演っぽい。残念。3月30日にNHKのEテレで放送ということなので、ちゃんと見ておこう。
終わった直後にとりあえず入場させていただき、拍手。アンコールあり。とても感じのよい音だった。(曲目は知らない。)


マーラーは、名演。素晴らしい。これまで聞いたコンサートで、一番では? 隣のおにいさんが、曲のあと「おーっ」と大声をあげたが、分かる紀はする。(どうせならブラボーの方が良いのでは?) ちょっとホルンが??というところがあったものの気になるレベルではない。
初めて知ったが、この曲、最初はトランペット3人が、ステージの扉の外で吹いている。どこからともなく聞こえるということで、良い感じ。
クラリネットがけっこう目立つ曲。4人いて、それぞれ2~3本を持ち替え。冒頭の小谷口さんの音色と響きが心地よい。(終わった後の小谷口さんの動作が思いがけず地味だった。大きく手を上げて拍手したり足踏みしたりはあったが。)
1楽章の穏やかな広がり感じ。終楽章の希望への昇華。
最後にホルンが立つのがかっこいい。しかし、クラリネットを水平にして吹くのはどうなのかな? けっこう苦しそう。下手をするとピッチが狂うのでは? 
そうそう、トランペットも一人立っていた。(帰ってベルリンフィルデジタルコンサートホールを見ると、マーラー1番は3つのアーカイブがあるが、いずれもトランペットは立っていない。(トロンボーン1人はホルンの左に来て立ってるが。) トランペットが立ってるのは広上さんのオリジナル??

アンコールのリヒャルトシトラウスで、不覚ながら、咳き込んでしまった。コンサートでははじめての経験。昼間咳など出ていなかったのに・・・ 超ひんしゅくもの。ごめんなさい。

広上さんは全身音楽という感じで、良いですね。


2014年3月8日土曜日

兵庫芸術文化センター管弦楽団 下野竜也・小山実稚恵 ブラームス ピアノ協奏曲第1番 他2014.3.8

評価 ★★★★☆

<プログラム>
  ブラームス : ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 op.15
  シューマン : 交響曲 第4番 ニ短調 op.120

<出演>
  指揮/下野 竜也
  ピアノ/小山 実稚恵

席は4階正面。ピアノの鍵盤が良く見える位置。
A席。4階 4A24番 3,000円

【ブラームス】
 素晴らしい。
 ピアノは、両手にも(多分ペダルを使う足にも)魂がやどっているかのよう。
 小山さんのあの体のどこから出るのかと思うような、がっちりとした音。
 下野さんは、あの体型なのにといえるようなしなやかさも使って。
 ホルンもきれいだった。ちょっと全面に出すぎたこともあったような気もするが。
 終わった後の小山さんの満面の笑みが、演奏の質を物語っていた。
 欲をいうと、オーケストラの重厚さがほしかった。

【シューマン】
 けっこうよかった。
 よく聞いていたバーンスタインさんのような、深くえぐるような感じはあまりなかったが。
 下野さんは、あるときはしなやか、あるときはきびきび、あるときは力強く。よい指揮と思える。
 
 アンコールはトロイメライ。(弦楽のみ)
 このコンサートは、4回シリーズだけと、アンコールはみな同じ、テレビのエンディングのテーマのようなもの、と下野さんが言っていた。(1階とかは、もっとよく声を聞き取れるのかな。)

 よいコンサートで、満足。
 来年も、定期会員になっとこうかな。

 ちなみに、ホルンは、
  熊井優さん(コアメンバー、トップ)、
  ブライアン・グウドウィンさん(コアメンバー)、
  伊藤隆司さん(アフィリエイト・プレイヤー)、
  岩井理紗子さん(エキストラ・プレイヤー:ポニーテール) でした。
 

2014年2月24日月曜日

京都市交響楽団 秋山和慶指揮 春の祭典  他 2014.2.23 

評価 ★★☆☆☆

演奏  京都市交響楽団
指揮  秋山 和慶さん
ピアノ  児玉 桃さん

曲目: メルキュール:オーケストラのための「トリプティーク」
     モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488
     ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」

場所 京都コンサートホール 席 3階RB2-7

メルキュール
 
  比較的最近の曲にしては聞きやすい。


モーツァルト 

  3楽章の出だしのピアノが雑だった。第一主題の2回目、明らかな大きな失敗。かなり興ざめ。音色きれいだったけど。
  小谷口さんがモーツァルトのあとで腿の間に楽器を立てて頭上で拍手してた。 足踏み鳴らし  も。成功だった?


ストラビンスキー

  ホルン(開始5分程度)とトランペットの弱音器つけたソロが雑で、ホルンは音がちょっとねじれ ていた感じだが、曲がいいのと大太鼓がいいのと、クラリネット(A管とB♭管)が良かったのと、ホ ルンのベルアップがかっこよかったので、よしとしよう。

2014年2月22日土曜日

名古屋フィルハーモニー交響楽団 ブラビンズ指揮 ブルックナー交響曲第4番 他 2014.2.21 コンサート

評価 ☆☆☆☆☆が5つで満点。これは、が0個で、0点です。)

日時 2014.2.21

初めての名古屋フィルを聞く機会。

指揮は、
   マーティン・ブラビンズ

曲は、
  ブリッジ 海
  藤倉大  木管楽器・打楽器による5人のソリストとオーケストラのための《Mina》
  ブルックナー 交響曲第4番

藤倉大さん本人が来てた。

驚いたのは、聴衆の少なさ。ざっと5割から6割くらいしか席が埋まっていない。
こんな少ないなんて、想像すらしなかった。ブルックナーの4番は人気曲だし。
団員さんも、モチベーションが上がらないのではないかな。

ブリッジの海は、心地よい響きに聞こえた。タクトに即応していた。
藤倉大さんの曲は、音がなってはいるが、音楽かどうか、私の理解を超えている。

ブルックナーは最悪。
ホルンのソロ部分、素人でも「えーっ」というようなミス(音がすっきりと出ない。息が抜けずに曲がった音になるという感じ。)が、大きく目立っただけでも4~5か所。冒頭からあったので、最初から興ざめ。
指揮者は熱演で、全体の感じは悪くはないが、ホルンが全体を壊していた。
それにしても、どうして指揮者は演奏の後に、ホルン奏者を立たせたのだろう。聴衆は大きな拍手をホルン奏者にしたのだろう。
きっと、彼女が名フィルで一番うまいのだろうから、いったいどんなレベルなんだろう。いかに世界で一番難しい楽器といわれていようとも、ちゃんと吹いてほしい。お金をとって、しかも、音楽で生計を立てているのだろうから、シュテファン・ドールさんみたいに、とは言わなくとも、耳にストレスにならずに音楽を壊さない程度には演奏してほしいな。
もっとも、去年聞いた大阪フィルのブルックナーのホルンもひどかったので、日本のありふれた交響楽団というのは、こんなものかもしれない。ちゃんと演奏できるのは、名古屋以西では、京都市交響楽団だけかもしれない。(今年は他の交響楽団も聞こう。)

今聞いている、ベルリンフィルのデジタルコンサートホールのブルックナー4番の心地よさ!