演奏 兵庫芸術文化センター管弦楽団
指揮 佐渡裕
曲 チャイコフスキー 交響曲第6番 ロ短調
場所 兵庫芸術文化センター
席 2階最前列R寄り
10時会場で、10時半から11時45分まで公開リハーサル
10時5分前くらいに会場着。長蛇の列に、驚き。早い人は、いったい何時から来ていたのだろうか。席は自由なので、良い席を確保したいということだろうな。
しかし、2階の最前列ならば、10時半直前でも大丈夫だった。(2階バルコニー席に座ったら、案内のお姉さんに、バルコニー席はだめと言われ(もっと丁寧な言い方)、席を移った。)
団員さんが平服なので、本番の黒衣との隔たりが大きく、はっとする。あまり派手な人はおらず、白とか時に青とか黄色とか。ミニスカにハイヒールの団員さんがいたりもするが。
だんだんと舞台で練習する団員さんが増え、最後にピンクのトレーナーに紺のジーンズっぽいズボンの佐渡さん登場。
公開リハーサルは1楽章と4楽章。通しで演奏した後、佐渡さんがコメントしつつ部分部分を繰り返すという感じ。指揮台の椅子に座っているが、ここぞというときには立ち上がる。
タムタムマレットを替えるよう佐渡さんが言った様子で、スタッフさんが幾つかマレットを持ってきた。替えるとぐっとよい響きとなり大成功か。
私には、1楽章最初のホルンの音が大きすぎ、かつぎこちない感じがしたが、それが佐渡さん流なのかな。ファゴットの音が良かった。
終わった後、佐渡さんがマイクを持って、客席に近づき、お話を。さすがに慣れてる印象。ベートーベンで、交響曲でやれることはあらかたやりつくされ(楽章を5個にしたり、合唱を入れたり)、しかし、苦悩から歓喜へという構成は残されていた。チャイコフスキーの5番はそのような構成だが、6番は4楽章が歓喜ではないという異なった構成、楽章が普通の4楽章のような楽章になってるので、3楽章が終わるとブラボーがあることもあるそうな。2楽章は4分の5拍子で特異な効果。この曲で今年は全国ツアーとも話していた。
質問は?との投げかけに、1回最前列(といっても開放されていた席の最前列)の男性?が、宝塚100周年に佐渡さんが列席した(合唱指揮)ことに関して質問したらしく、いつもは男性が通らない経路を通った話や、オーケストラビットに行く階段がとても狭くこけるかもと思ったとか、日本でブルックナー4番を初演したのは、よく言われているN響ではなく、宝塚オケ(戦争の関係で日本に来たオーストラリア人が指揮)だったなどなどいろんな話をしてくれた。
コンサートでは味わえない経験ができてよかった。残念だったのは、佐渡さんが楽団員さんに話している内容がよくわからなかったこと。(観客席に背を向けて話してるし、遠いし、英語も混じってるようだし、まあ、わからないのもやむなし。)
佐渡さんいわく、本日の観客は800人以上。年間通し券購入者が見学できる仕組みと思うが、このような特典を作って、通し券のリピーターが増え、更に、口コミで通し券購入者が増えていくのだろうな。
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