評価 ☆☆☆☆☆(★が5つで満点。これは、★が0個で、0点です。)
日時 2014.2.21
初めての名古屋フィルを聞く機会。
指揮は、
マーティン・ブラビンズ
曲は、
ブリッジ 海
藤倉大 木管楽器・打楽器による5人のソリストとオーケストラのための《Mina》
ブルックナー 交響曲第4番
藤倉大さん本人が来てた。
驚いたのは、聴衆の少なさ。ざっと5割から6割くらいしか席が埋まっていない。
こんな少ないなんて、想像すらしなかった。ブルックナーの4番は人気曲だし。
団員さんも、モチベーションが上がらないのではないかな。
ブリッジの海は、心地よい響きに聞こえた。タクトに即応していた。
藤倉大さんの曲は、音がなってはいるが、音楽かどうか、私の理解を超えている。
ブルックナーは最悪。
ホルンのソロ部分、素人でも「えーっ」というようなミス(音がすっきりと出ない。息が抜けずに曲がった音になるという感じ。)が、大きく目立っただけでも4~5か所。冒頭からあったので、最初から興ざめ。
指揮者は熱演で、全体の感じは悪くはないが、ホルンが全体を壊していた。
それにしても、どうして指揮者は演奏の後に、ホルン奏者を立たせたのだろう。聴衆は大きな拍手をホルン奏者にしたのだろう。
きっと、彼女が名フィルで一番うまいのだろうから、いったいどんなレベルなんだろう。いかに世界で一番難しい楽器といわれていようとも、ちゃんと吹いてほしい。お金をとって、しかも、音楽で生計を立てているのだろうから、シュテファン・ドールさんみたいに、とは言わなくとも、耳にストレスにならずに音楽を壊さない程度には演奏してほしいな。
もっとも、去年聞いた大阪フィルのブルックナーのホルンもひどかったので、日本のありふれた交響楽団というのは、こんなものかもしれない。ちゃんと演奏できるのは、名古屋以西では、京都市交響楽団だけかもしれない。(今年は他の交響楽団も聞こう。)
今聞いている、ベルリンフィルのデジタルコンサートホールのブルックナー4番の心地よさ!
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