評価 ★★★★★(★5つ)
2015.7.4(土)
[管弦楽]ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
[指揮]ミヒャエル・ザンデルリンク
ベートーヴェン:歌劇 「フィデリオ」序曲
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 op.67
ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 op.92
アンコール ロッシーニ:ウイリアムテル序曲
会場:ザ・シンフォニーホール
席 P席 一番前 真ん中より少し右(座った位置が)
10,000円。一番高いのは12,000円で、二番目の値段
お客さんは8割弱か。
去年のゲルギエフさん(マリインスキー)より、少し多いとの印象。
ザンデルリンクさんは、たまに楽譜に目をやる程度。自動的に? スコアをめくっていくタイプ。
動作はなかなかかっこいい。。1st violin の方を向いて指揮しているときにも、後方のティンパに左手で指示を出したりしていた。
さて、演奏。
フィデリオが始まり、弦の音色の明瞭さに驚いた。
全曲をとおし、音色は重厚。これがドイツのベートーベンとでもいったふうだ。国内オケでは気になるホルンだが、音は安定し、出すぎることも隠れることもなく、さすがである(一度、えっと思ったこともあるが大きなことではない。) 少し気になったのは、5番のファゴットの出だし部分程度。
特に、7番は怒涛のような名演。早く目が覚めてしまったが故の寝不足も完全に吹き飛んだ。
オーボエの運指やらよく見える席でもあり、効果的にオーボエが楽曲に取り込まれていることがよくわかる。残念ながら、奏者(7番の1stは女性)の顔は曲が終わるまで見ることがでいなかったが・・・
7番が終わり、引っ込んでいたトロンボーンの方やらホルンの方やらが再度舞台に。アンコールへの期待が高まる。
驚いたことに、何度目かにザンデルリンクさんが袖から入って指揮台に向かう途中に、トランペットが高らかにうたい、曲が始まった。初めて見る趣向だが、かなり感じはよい。
貧乏な私だが、1万円の価値はあった。
0 件のコメント:
コメントを投稿