評価 ★★★★★★★ (星7つ) 星5個で最高だが、それを大きく凌駕しているので7個とした
マリス・ヤンソンス 指揮
バイエルン放送交響楽団
曲 ドヴォルザーク 交響曲第9番 新世界より
リヒャルト・シュトラウス ドン・ファン
組曲 ばらの騎士
アンコール リゲティ コンチェルト・ロマネスク
会場 京都コンサートホール
席 P席最後列 真ん中付近
料金 P席 10,800円 (会員価格。ちなみに一番高いのはS席22,000円。A席は18,000円)
7~8割の入りかな。2階と、1階後方左右、バルコニー席後方の空席が目立った
ヤンソンスさんが指揮台に立つと拍手はすぐにやんで(今から振りますオーラがある)、演奏開始。
えっ 「新世界だ」
ドン・ファンが最初と思い込んでいたので、新世界が始まり、意表をつかれ、おどろいた。が、平静を失うほどではなく(当たり前か)、すぐに聞こえてきたホルンの音色に驚愕。
すごい
太く、確かな音程。(当たり前といえば当たり前だが、当たり前なホルンが聞こえるとうれしい。)
弦も、管も、力強いところは力強く、地表がうねるかのように、しかしやわらかく。ピアニシモは繊細で優美に。
管楽器は、木管も金管も音の芯がしっかりしていて、余裕を持って(トルクが強く、速度も200キロは出ようかという5000ccのしかも小回りのきく車で、徐行から100キロくらいまで(日本の道路では目いっぱいか)の速度で縦横に走るとでもいう感じかな。) 例えば、オーボエの音に、とんがった聞こえ方がなく、大きな音でも余裕を持って優雅な音色を出していた。
ほとんど完璧な演奏。R. シュトラウスの広がり感と色彩感も素晴らしい。
アンコールのリゲティをまともに聞いたのははじめてと思うが、堪能できた。
ヤンソンスさんは、大柄ではないが、大きく見える指揮(楽譜あり)。指で輪っかを作っての合図が楽しい。にこやなな表情も感じが良い。
ブラボーがたくさん聞こえた。舞台から引っ込むときには、P席のほうをみて挨拶もしてくれたな。最後は、スタンディングオベーション。舞台に近づいた子どもと握手もしていた。
それにしても、空席が目立ったのが、とても残念。来年からも、超一流オーケストラが来てくれるのかな・・・ (去年のゲバントハウスよりは、空席が少し少ないが)
京都市交響楽団はいつも売り切れというのに・・・ もっと販促!
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