評価 ★★★★★ (星5つ)
クリスティアン・アルミンク 指揮 京都市交響楽団 2014.11.19
ホルン シュテファン・ドール
曲 ダニエル・ケロッグ 弦楽のためのモーツァルトによる賛美歌
モーツァルト ホルン協奏曲 第4番
モーツァルト ホルン協奏曲 第3番
モーツァルト 交響曲第36番 リンツ
アンコール(ドールさん ソロ) メシアン 峡谷から星たちへ より 第6曲 恒星の叫び声
会場 いずみホール(大阪市)
席 E34 (5列目右端)
料金 A席 5,000円 (ちなみに一番高いのはS席7,000円。一番安いのはA席)
9割弱の入りかな。前のほうと、バルコニー席の後ろのほう、空席が目立った
平日なので、行けないかもしれず、買うのをためらっていたが、ホルンに不満があるコンサートが続いたので、手本となるようなホルンを聴きたいと思って、チケットを購入した。普通は1階席は買わないが、ドールさんを間近に見るために、A席で、一番よさそうな席を買った。(あまり残席はなかった。)結果、時折指揮者の影に入りはしたが、比較的近くから見ることが出来て、よかった。(以前、ホルンのマスタークラスを見に行ったときは、ドールさんをほんの間近に見ることができたことを思い出す。音大生の方々とは次元が違う音を出していたのを思い出す。「(音を)遠くにとばす」という意味のことを言っていたような・・・)
ドールさんには、やはり、風格がある。存在感がすごい。
さて、演奏。
はじめて聴いたケロッグさんの曲。上手く不思議な響きを出していた。良い感じの曲。演奏も良い。
ホルン協奏曲は、4番の出だしで音(ホルン)が綺麗でないな、という印象を持った部分があったが、あれが正しい音だったように思う。あとは、素晴らしい。ホルンの音は、太く、甘く、柔らかく。時にどっしりと。4番も3番も、第二楽章は、うっとり。3番の後、アルミンクさんがドールさんにキスしていたな。欧米では、自然なこと?
アンコールの曲も、はじめて聴いたと思うが、かなりの難曲のようだ。しかし、やすやすと吹いている。すごい。
しかし、こんなホルンを聴くと、日本のオーケストラへの不満がまた強くなりそうな・・・
リンツは、先日聞いたイスラエルフィル(メータさん)と比べても、さほど遜色がない。低音の響きが良いし、弦の高音も綺麗。管がやや微妙なところもあったが、総じて美しい。情緒も良く出ている。
アルミンクさんとは、ほんの3日前にPACの指揮でお目にかかったばかり。相変わらず、しなやかで、重心の落とし方がかっこいい。時々斜め前から見たお顔も目にすることができたが、表情もいいね。体型もすっきりしていて感じがいい。タクトなしで振っていた。
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