2016年9月24日土曜日

京都市交響楽団 デスピノーサ アラベラ・美歩・シュタインバッハー ベルク ヴァイオリン協奏曲 シューマン 交響曲第3番 2016.9.24

ヴェルディ ★★★★☆
ベルク    ★★★★☆
シューマン ★★★★☆

2016.9,24

京都市交響楽団 第605回定期演奏会

[指揮]ガエタノ・デスピノーサ
[Vn]アラベラ・美歩・シュタインバッハー

ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」序曲
ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」
 ヴァイオリンアンコール バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番から アンダンテ
  
シューマン:交響曲第3番変ホ長調「ライン」op.97

~開演前(14:10頃~)指揮者による「プレトーク」~

ホール 大ホール

料金 S 5,000  A 4,500 B 3,500 P 2,000
B席会員割引で確か3150円。舞台横の2階バルコニーR。エンターテインメントとして楽しむにはこのあたりが一番良い席ではないか? 指揮者の表情も見えるし。

お客さんは9割くらい。もっと入ってほしいと思うが・・・


ヴェルディ。生き生きしていて、なかなかよかった。

ベルク。
アラベラさんは、繊細な音を奏でる。強く弾く場面でも、優雅さがある。天国的な響きとでもいえようか。この曲にはとてもよく合っている。動きも優美。紫のドレスも容姿・体形・演奏に、よく合っている。指揮者と時に目で合図をしあっているのに感心。
小谷口さんが4番目の席に座っていたので、ちょっとびっくり。1st以外の席に座るのを見たのは初めてだ。出番も少しだけ。

シューマン。
デスピノーサさんの指揮はなかなかのもの。曲の本質をうまく音にしているかんじだ。楽譜を置いているが、ほとんど見ずに、ページをめくっていく。
音もかなり心地よい。とりわけクラリネットのソロはよかった。トロンボーンとホルンで和音が少し乱れたのが気になった程度。曲が終わって、指揮者が最初に立つよう合図するのは小谷口さんへかと思っていたら、高山さんにだった。フルートが続き、小谷口さんは3番目。

客演コンマスの荻原尚子さんは、かなり存在感がある。今もWDR交響楽団(ケルン放送響)のコンサートマスターなのかな?

終演後、いつものように団員さんが並んで「ありがとうございました。」と挨拶をしてくれていた。客商売と言えば客商売なので、けっこう大変だ。わたしもつい感謝のことばを返していた。


2016年9月22日木曜日

アンサンブル金沢 アシュケナージ バウゼ ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3番 交響曲第7番 2016.9.22

★★★★★

オーケストラ・アンサンブル金沢 大阪定期公演

2016年9月22日(木) 14:00 開演 ザ・シンフォニーホール

[指揮]ウラディーミル・アシュケナージ
[ピアノ]ジャン=エフラム・バヴゼ
[管弦楽]オーケストラ・アンサンブル金沢

武満徹:弦楽のためのレクイエム

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 op.37
  ピアノアンコール ピエルネ:演奏会用練習曲 op.13

ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 op.92
  アンコール シューベルト 楽興の時 より 第3番

A 7,000円 B 5,000円 C 3,000円

9割余りの席が埋まっていた。売れ残りか、それとも招待客が来なかったか?
A席は7000円。大阪はお金持ちが多いということか。
私はC席3000円。しかし、ステージ横の3階で(R)、トランペットやコントラバスは見えないものの、その他は見渡せ、アシュケナージさんの指揮ぶりも概ね真横から見ることができ、なかなか良い席だと思う。

武満さんの音楽は、どれを聴いてもよくわからない。しかし、弦楽合奏は、かなり緻密だ。
バウゼさんのピアノも素晴らしい。根っこがある音で、時にたくましく、時に輝く。さすが、名だたる指揮者たちと共演を繰り返しているだけのことはある。
交響曲も、申し分がない。
さすが岩木さんが育てたオーケストラだ。

欲をいうと、協奏曲と交響曲で何回かホルンの音が汚かったのを、何とかしてほしかったが。

アシュケナージさんは、礼儀正しさに加えてけっこう茶目っ気もあるようで、拍手に答えて3回深いお辞儀をし、更に団員に促されてP席側にも3回深いお辞儀をしていた。

そうそう、休憩時間にホールの裏手にいったら、7~8人の団員さんが喫煙していた。


2016年9月19日月曜日

大阪フィルハーモニー交響楽団 大植英二 ブルックナー 交響曲第9番 他 2016.8.25

小倉朗     ★★★☆☆
ブルックナー ★★★★☆

2016年8月25日(木) 26日(金)
19:00開演(18:00開場)
フェスティバルホール

<指揮>大植英次
<曲目>
小倉朗/管弦楽のための「舞踊組曲」
ブルックナー/交響曲第9番 ニ短調 (ノヴァーク版)


大植さんの指揮なので、正直、期待しないで行った。幸い、招待券が入手できたので。

しかし、今日のブルックナーはなかなかのもの。
昨年聴いた大阪交響楽団・児玉さんの演奏よりは落ちると思うが、それでも、天上からの響きが聞こえていた。
今日はホルンの高橋さん、調子悪かったのかな。時折へっと思わせる音も出ていた。ヴァイオリンのピチカートもあまりきれいではなく、時にアンサンブルも若干の乱れ。

今日も大植さんは、暗譜。

京都市交響楽団 五嶋みどり 広上淳一 チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 他 2016.9.11

チャイコフスキー ★★★★★★(通常★5個までだが、これを凌駕しているので6個とした)
リムスキー=コルサコフ ★★★★☆

日時:2016年9月11日(日)2:00pm 開演

会場名:京都コンサートホール・大ホール

出演者:広上 淳一(常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー)
五嶋 みどり(ヴァイオリン)

曲目等:モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」序曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
ヴァイオリンのアンコール : バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ2番サラバンド
                        同3番からプレリュード

リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
オーケストラのアンコール : 武満徹 3つの映画音楽 から ナンバー3 他人の顔ワルツ

完売ということだが、1割程度は空席。
招待された人が多く、しかも、招待されても来なかった人が多かったのではないかな
私の席は、3階右バルコニーのやや後方

チャイコフスキー
冒頭から、五嶋さんのヴァイオリンは、すごい。
音色、響き、魂。すべてを満たし、素晴らしい。全ての音が生きている。大音量ではないが。
日本人では、諏訪内さんをも超えているだろう。日本人で五嶋さんの右に出る人はいないのではないか。
バッハも申し分ない。心をつかんでいる。
ヒラリーさんとはまた違った雰囲気もあり、甲乙つけ難いところだ。

金管が少し乱れたのが残念
それと、チャイコフスキー、1楽章が終わったところで拍手がたくさん。スポンサーの招待客が多かったのだろうな。

リムスキー=コルサコフ
無難な演奏






タカーチ弦楽四重奏団 ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第2,4,14番 2016.9.19

★★★★☆

2016.9.19

タカーチ弦楽四重奏団

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲 第2,4,14番

芸術文化センター 神戸女学院小ホール

A ¥4,000/B ¥3,000

確か、先行予約会員の予約解禁日の昼休みに電話すると、もうほとんど席が残っていなかったような記憶がある。
4000円の席はなく、3000円のステージ後方の席としたと思う。

しかし、後方でも、1st violin と violaは真横から見えるので、悪くはない。
viola が女性の他は、3人とも男性。

演奏は、すこぶるよい。オーケストラだと、外したり揃わなかったりで、ストレスを感じるが、そのようなことは全くない。

超一流といっていいのだろうか。

ただし、深い精神性までは感じることができなかったのが心残りだ。

この演奏で3000円、激安といっていいだろう。


2016年8月21日日曜日

京都市交響楽団 沼尻竜典 石井楓子 三善晃 ピアノ協奏曲 ショスタコーヴィチ 交響曲4 2016.8.19

三善         ★★★☆☆
ショスタコーヴィチ ★★★★☆

日時:2016年8月19日(金)7:00pm 開演
会場名:京都コンサートホール・大ホール

出演者:沼尻 竜典(指揮)
石井 楓子(ピアノ)

三善晃:ピアノ協奏曲
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調op.43

席 3階バルコニー 3段あるところの真ん中 わりと良い席だ
確か3150円(安い方から2番目)

席の埋まり具合は9割強か(完売ということだが、そこそこ空席あり)

残念ながらプレトークには間に合わなかった。

三善さんのピアノ協奏曲
ピアノの音の輪郭がはっきりせず、時に埋もれていたのが残念。
曲は、ショスタコーヴィチとプロコフィエフを足し合わせてドビュシーというスパイスをかけたような感じとでもいえようか。悪くはない。

ショスタコーヴィチ
演奏はきれい。素人耳には、金管が少し気になった程度。
とりわけ小谷口さんのクラリネットはいつ聞いても素晴らしい。(前回の演奏会から、髪型が変わり、イヤリングも長く目立つようになっている)
垣本さんも、ホルンを器用に吹く。(垣本さんの髪の毛、少し前よりも黒っぽくなったような)
高山さんのオーボエも心地よい。(高山さんの毛根近く、かなり白髪が目立ったようだが、気のせいかも・・・)
最後も余韻を感じなさいというかのように、沼尻さんがしばらく姿勢を崩さなかったのもよい感じだ。
ただ、全体として、きれい、ということに、更に加わってほしいプラスアルファ(この曲の精神性とでもいえようか)があまり感じられなかったのが残念だ。
まあ、沼尻さんと感性が十分には合わないということなのかもしれない。







2016年8月1日月曜日

京都市交響楽団 ユージン・ツィガーン マーラー 交響曲第5番 未完成 2016.7.31

シューベルト ★★★★☆
マーラー   ★★★★★

コンサート名:第603回定期演奏会

日時:2016年7月31日(日)2:30pm 開演

会場名:京都コンサートホール・大ホール

出演者:ユージン・ツィガーン(指揮)

曲目等:♪開演前2:10pm~プレトーク

シューベルト:交響曲第7(8)番ロ短調「未完成」D.759
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調

席はLの2階、前列 後ろの方
Aで4500円の席だけれども、招待券をもらえた。(Sが5500)

プレトークで、マーラーの5番について、4楽章は5楽章の前奏と考えるのがよい。4楽章をワルターは7分、バーンスタインは11分で演奏していて、全く違う、と話していた。
今日のツィガーンさんは、約8分。ちなみに5楽章は約16~17分。
4楽章は、この楽章としては早めのテンポだけれど、話していたように、前奏と考えるとちょうどしっくりくる感じだった。
終楽章の盛り上がりの素晴らしく、京響、久々の名演だ。
トランペットはとてもよい。
ホルンの垣内さんは例によって無難にこなしていた。もう少し厚みと情緒があるとよいような気もするが。でもあのヤンキー風の雰囲気何とかならないのかな。
クラリネットとオーボエのベルアップが頻繁で、かなりたいへんそうに見えたがどうだろうか。あの姿勢できちんとした音程で吹くのは簡単ではない気がするが、どうだろうか。

未完成も、最後、感情がこぼれるようなかんじで、なかなかよかった。1楽章は淡泊だった気もするが。