★★★★★
2017.2.24
[指揮]ピエール・カルロ・オリツィオ
[ピアノ]ルーカス・ゲニューシャス
[管弦楽]関西フィルハーモニー管弦楽団
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」序曲
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調 op.100
C席 2,000円(高いのはA席6,000円)
3階Cバルコニー席
C席でも満足できるのに、なぜ6,000円払う人がたくさんいるのだろうか?
7~8割しか席は埋まってない。これ以上のものはないというほどのプログラムなのに、なぜ?(まあ、プログラムに魅力を感じなかった人が多いということなのだろうけれど・・・)
オリツィオさんは、きびきびとメリハリがきき、情緒も歌いあげる。
ノルマ序曲は堪能できた。ノルマを見たいと感じさせる演奏だ。
ただし、残念ながら、繊細さが今一つだ。
ラフマニフ
ゲニューシャスさんのピアノは、音を並べているだけという印象。魂が伝わらない。音色の美しさも広がらない。曲はいいけど。
プロコフィエフ
素晴らしい。オリツィオさんは、この曲にいれこんでいるのだろうな、という指揮ぶりだ。
オーケストラも、よく指揮についていっていた。ノルマ序曲同様繊細さに満足はできないが、演奏は堪能できた。
しかし、昨年だったか一昨年だったかに聴いた京都大学交響楽団の演奏の方が、魂がこもっていて、素晴らしいと感じた。
2017年2月25日土曜日
2017年2月18日土曜日
大阪フィルハーモニー交響楽団 井上道義 ショスタコーヴィチ 交響曲第11番 交響曲第12番 2017.2.17
第11番★★★★☆
第12番★★★★★
2017年2月17日(金)
19:00開演(18:00開場)
第505回定期演奏会
フェスティバルホール
指揮:井上道義
ほぼ満席。2階の最後列、真ん中付近。
特に問題のない席だ。
ショスタコーヴィチ/交響曲第11番 ト短調 「1905年」作品103
ショスタコーヴィチ/交響曲第12番 ニ短調 「1917年」作品112
井上さんは、「フェスティバルホールにはショスタコが似合います。」と書いておられるが、確かに似合う。
井上さんは、音楽監督を、2年契約が満了したということで、降りるということだ。
しかし、井上さん以外に、このオーケストラを生き生きと鳴らすことができる人がいるのだろうか?
延長しなかったのは、楽団経営者やら楽団員やらとのあつれき? 井上さんが他のことをやりたかった?
井上さんは楽譜を置くが、譜面はほとんど見ずに「自動的」? に譜面をめくる。
タクトなし。動きは大きい。
第11番
完璧かと思うような始まり。
全体的には素晴らしい。さすがミッチーさんだ。
しかし、途中、トランペット3rdが素人にも分かるように乱れたり、管の音がそろわなかったりで、少し興ざめ。
トランペット1st(篠﨑 孝さんだろうか)、 ホルン1st(藤原 雄一さんだろうか)は、申し分ない。
第12番
こちらは、素晴らしい。
曲の神髄をつかんで取り出すような井上さんは、やはりただ者ではない。
ホルンの1st は高橋さんに替わり、トランペットの1stは秋月さん?に替わっていた。
第12番★★★★★
2017年2月17日(金)
19:00開演(18:00開場)
第505回定期演奏会
フェスティバルホール
指揮:井上道義
ほぼ満席。2階の最後列、真ん中付近。
特に問題のない席だ。
ショスタコーヴィチ/交響曲第11番 ト短調 「1905年」作品103
ショスタコーヴィチ/交響曲第12番 ニ短調 「1917年」作品112
井上さんは、「フェスティバルホールにはショスタコが似合います。」と書いておられるが、確かに似合う。
井上さんは、音楽監督を、2年契約が満了したということで、降りるということだ。
しかし、井上さん以外に、このオーケストラを生き生きと鳴らすことができる人がいるのだろうか?
延長しなかったのは、楽団経営者やら楽団員やらとのあつれき? 井上さんが他のことをやりたかった?
井上さんは楽譜を置くが、譜面はほとんど見ずに「自動的」? に譜面をめくる。
タクトなし。動きは大きい。
第11番
完璧かと思うような始まり。
全体的には素晴らしい。さすがミッチーさんだ。
しかし、途中、トランペット3rdが素人にも分かるように乱れたり、管の音がそろわなかったりで、少し興ざめ。
トランペット1st(篠﨑 孝さんだろうか)、 ホルン1st(藤原 雄一さんだろうか)は、申し分ない。
第12番
こちらは、素晴らしい。
曲の神髄をつかんで取り出すような井上さんは、やはりただ者ではない。
ホルンの1st は高橋さんに替わり、トランペットの1stは秋月さん?に替わっていた。
2017年2月1日水曜日
関西学院大学交響楽団 チャイコフスキー 交響曲第4番 他 2017.1.29
★★★★☆
2017.1.29
関西学院交響楽団
(ざっと見た感じでは、弦は8割が女性、管は9割が女性か。)
学生指揮 金田京美(メンデルスゾーン)
客演指揮 新通英洋(グノー、チャイコフスキー)
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26
2017.1.29
関西学院交響楽団
(ざっと見た感じでは、弦は8割が女性、管は9割が女性か。)
学生指揮 金田京美(メンデルスゾーン)
客演指揮 新通英洋(グノー、チャイコフスキー)
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26
グノー:歌劇「ファウスト」より バレエ音楽
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調op.36
4階を除けば、8割余りは入場していたように見えた。大したものだ。
演奏に気持ちが入り込んでいて、それが伝わってくる秀演だ。
学生さんのエネルギーがほとばしる。
指揮者の曲作りも悪くないが、動きが派手で、曲に合わせて踊っているかのように見えもする。
学生さんのエネルギーがほとばしる。
指揮者の曲作りも悪くないが、動きが派手で、曲に合わせて踊っているかのように見えもする。
チャイコフスキーでは、オーボエがしっかりし、ファゴットもいい音を鳴らしていた。弦は甘く、ホルンは時に異音が聞こえ(難しい楽器なので、特に不快感はない。1stの学生さんは難しそうなところでうまく音を出していた。)、クラリネットも時に音がまっすぐに出ていない(良い時の音色は深みも感じ、申し分ないのだが)。しかし、気になるほどのものではない。それを補ってなお余りある演奏だ。
曲作りも悪くはない。学生さんのエネルギーがほとばしる。
こうした活動をやってきた学生さんたちに、うらやましさも感じてしまう。
チョン・キョン・ファ バッハ 無伴奏ソナタ・パルティータ 2017.1.25
★★★★★
2017.1.25
ヴァイオリン:チョン・キョンファ
J.S.バッハ:ソナタ 第1番 ト短調 BWV.1001
パルティータ 第1番 ロ短調 BWV.1002
ソナタ 第2番 イ短調 BWV.1003
パルティータ 第2番 ニ短調 BWV.1004
ソナタ 第3番 ハ長調 BWV.1005
パルティータ 第3番 ホ長調 BWV.1006
ザ・シンフォニーホール
A席 7,000円 (高いのはS席10,000円)
2階バルコニーステージのやや前
1階は9割くらい入っていたが、2階は7割くらい、2階バルコニーは3割くらいと淋しい。
最初、マイクを持ってステージに上がった。ドレスは白。
顔だけみると、そのへんにいそうな普通のおばちゃんだ。
そして、聞き取りやすい英語で、
「以前のマネージャーが亡くなったという知らせを、昨日、受けた。
今日の演奏はその人に捧げる。」と話し、演奏を這始めた。
最初の音色に驚く。
けがれを清めるような音色だ。
途中、余分な弦の音が時折聞こえはしたが、透明感を持つ演奏で、時には芳醇にも響く。
少し前に聞いたヒラリーさんのソナタ第3番の方が好みではあるが(ダイナミックで、音が輝く。技術的にも上のような気がする。)、キョンファさんも、また、よい。
終演後は、自らステージの前に行き、何人かのお客さんと握手をしていた。かなり気さくだ。
キョンファさんにとっても、今日は特別な演奏会となっただろう。
2017.1.25
ヴァイオリン:チョン・キョンファ
J.S.バッハ:ソナタ 第1番 ト短調 BWV.1001
パルティータ 第1番 ロ短調 BWV.1002
ソナタ 第2番 イ短調 BWV.1003
パルティータ 第2番 ニ短調 BWV.1004
ソナタ 第3番 ハ長調 BWV.1005
パルティータ 第3番 ホ長調 BWV.1006
ザ・シンフォニーホール
A席 7,000円 (高いのはS席10,000円)
2階バルコニーステージのやや前
1階は9割くらい入っていたが、2階は7割くらい、2階バルコニーは3割くらいと淋しい。
最初、マイクを持ってステージに上がった。ドレスは白。
顔だけみると、そのへんにいそうな普通のおばちゃんだ。
そして、聞き取りやすい英語で、
「以前のマネージャーが亡くなったという知らせを、昨日、受けた。
今日の演奏はその人に捧げる。」と話し、演奏を這始めた。
最初の音色に驚く。
けがれを清めるような音色だ。
途中、余分な弦の音が時折聞こえはしたが、透明感を持つ演奏で、時には芳醇にも響く。
少し前に聞いたヒラリーさんのソナタ第3番の方が好みではあるが(ダイナミックで、音が輝く。技術的にも上のような気がする。)、キョンファさんも、また、よい。
終演後は、自らステージの前に行き、何人かのお客さんと握手をしていた。かなり気さくだ。
キョンファさんにとっても、今日は特別な演奏会となっただろう。
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