★★★★★
2016.11.5
バンベルク交響楽団
[指揮]ヘルベルト・ブロムシュテット
[Vn]諏訪内晶子
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61
アンコール バッハ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番より アンダンテ
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 op.67「運命」
アンコール エグモント序曲
京都コンサートホール 大ホール
料金 一般S16,000 A14,000 B12,000 C9,000 D5,000
会員S15,000 A13,000 B11,000 C8,000 D4,000
お客さんは9割5分くらいか。京都コンサートホールでの海外オーケストラとしては、沢山の聴衆だ。プログラムがポピュラーなのと、諏訪内さんの人気、ブロムシュテットさんの知名度といったところの効果か。
8000円の 3階バルコニー席L側、舞台の横の最上列
ヴァイオリン協奏曲
最初から音が違う。心に分け入る鋭さがあり、重厚な趣もあり。
音色が違うし、歌い方も違う。
この曲が名曲だということを初めて認識できた演奏だ。
やはり、五嶋みどりさんとともに、別格のヴァイオリニストだ。
オーケストラは、残念だが、時に、すっきりせずに甘くなっていた。ソリストとの技量の違いを感じた。
交響曲
ここでは、オーケストラは、重厚に、かつ生き生きと響いていた。
ブロムシュテットさんも、(協奏曲と同様だが)89歳とは思えないダイナミックな音楽を作り出していた。
歩くときは、多少高齢かな、と感じるが、指揮を見るに、そういった感じは受けない。
値打ちの高い、これぞベートーヴェンの第5、といえる名演だ。
アンコールも、深く重厚でかつ力動的な演奏だ。
価値の高い演奏会だった。
バンブルクとブロムシュテットさんの組み合わせは、以前兵庫芸文でブルックナーを聞いたときと同じ。その時は、ホルンがときたま外していて興ざめだったのを思い出してしまった。あと、補聴器が原因だったらしいが、客席のある区画では甲高い音が響き続けていたというはなしだった。このため、後半開始がかなり遅れたような記憶(というか、他の人のネット書き込み)がある。(今日も、協奏曲の第二楽章でホルンが微妙だった・・・)
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