★★★★☆
樫本大進&小菅優&クラウディオ・ボルケス トリオ
2016.5.28
■出演者
ヴァイオリン 樫本大進
ピアノ 小菅 優
チェロ クラウディオ・ボルケス
■プログラム
<オール・ベートーヴェン・プログラム>
ピアノ三重奏曲 第1番 変ホ長調 op.1-1
ピアノ三重奏曲 第2番 ト長調 op.1-2
ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調「大公」op.97
会場 兵庫県芸術文化会館
A席(一番高い5000円)だが、2階の3列目(というか2階の一番後ろ)真ん中あたりと、A席の中では悪い位置に座った。
満席っぽい。(3階、4階は、バルコニー席以外は見えないが)
樫本さんは、理知的な演奏。
小菅さんは、音のきらめきが素晴らしい。以前、京響とベートーヴェンのピアノ協奏曲1番をやったときは、力強さと乱れのなさに感じ入ったが、今日は繊細さが印象に残った。特に、1番は、天国的な響き。
ボルケスさんは、情緒が深い。
アンサンブルも完璧に思えた。
非の打ち所がない。
樫本さんは、演奏中、つまらなそうな顔をしている。
小菅さんは、表情や、時々樫本さんの方を見るしぐさなど、見ていて飽きない。
ボルケスさんは、深いところまで考え尽しているとでもいうような表情だ。
演奏の後は、樫本さんも、朗らかな表情を見せていた。
そうそう、一度、楽章が終わった時に、小菅さんが誤ってキーに触れてしまい、音が流れたことがあった。聴衆からは笑いがこぼれ、まあ、ご愛敬だ。
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