京都市交響楽団 大阪特別公演
評価
グリンカ、プロコフィエフ ★★★★★ (星5つ)
ラフマニノフ ★★★☆☆ (星3つ)
指揮 広上淳一
ピアノ 横山幸雄
曲 グリンカ:歌劇 「ルスランとリュドミラ」序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調
プロコフィエフ:交響曲 第5番 変ロ長調
アンコール ヴォカリーズ:オマージュ・ア・ラフマニノフ
ラフマニノフ:幻想小曲集 作品3 より 第2番前奏曲「鐘」
会場 ザ・シンフォニーホール
席 RB7
ピアニストの顔は、見えたり見えなかったり。見えてる時間の方が長い。
当然、ピアニストの手元は全く見えない。
料金 B席 4,500円 (一番高いのがA席55,00円)
お客さんは、7割強程度か。2階席(後方)は空席ばかり。かなりさびしい。
グリンカは、冒頭から、弦、菅、ティンパニともに、混じりけがないような音色。京都のホールとは音色が違うような。ホールのせいかな。中山航介さんのティンパニは、いつもどおり、ピュアな感じがとてもよい。
ラフマニノフは、凡庸な演奏。ピアノに繊細さ、スケールの大きさ、麗しさ、など感じられない。広上さんも、楽譜ばっかり見てた。アンコールは悪くなかったか。
プロコフィエフは、かなり完成された演奏、といったふうで、素晴らしい。ここでは広上さんはあまり譜面見ず、動きもしなやかに踊るようだ。プロコフィエフが「わたしの第5交響曲は自由で幸せな人間、その強大な力、その純粋で高貴な魂への讃美歌の意味を持っている。」と書いたそうだが、まさにそんな演奏。第4楽章では小谷口直子さんのクラリネットがとても心地よい。広上さんが、曲が終わって最初に立つよう促したのが小谷口さんだった。ちょっととまどったような様子で立ち上がっていた。
こんな素敵な演奏会だが、客があまり入らないのはどうしたことか。大フィルは2回公演にもかかわらずフェスティバル(ここよりかなり客席が多い)がほぼいっぱいだったというのに。お値段も大フィルよりも安めのようなのに。
近くでは演奏中に話し声が聞こえていたし、最前列では寝ているおば様もいたし。ふーっ・・・
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