評価 ★★★★☆
ゲルギエフ指揮 マリインスキー歌劇場管弦楽団 大阪公演 2014.10.11
曲 ストラビンスキー 火の鳥 1919年版
マーラー 交響曲第5番
アンコール なし
指揮 ワレリー・ゲルギエフ
会場 ザ・シンフォニーホール
席 X 18 (ステージ後方)
料金 B席 17,000円 (ちなみに一番高いのはA席20,000円)
全体として、埋まっているのは8割くらいか。
2階席後方は4分の1くらいしか入っていない。1階も後方横は空いている。バルコニーも後方は空いている。
ここよりかなり客席が多いフェスティバルホールがほぼ満席のウィーンフィルとはかなり違う。
さびしい。もう関西には来ないかも・・・
それでもC席(13,000)、D席(10,000) は売り切れ
気になったので、同じ会場、11月1日のメータさんとイスラエルフィルにつき、シンフォニーホール直売の購入可能席を見ると、ざっと60席程度残っている様子(ちゃんと数えてはいない)。こっちは満席になりそう。安堵。
ゲルギエフさんのタクトは(あれもタクトという呼称でいいのかな)は、人差し指程度の長さ。左手の指を指を震わせながら、演奏するかのように指揮をする。特に、火の鳥は、ゲルギエフさんが、オーケストラという楽器を演奏していた感じ。
指揮台はない。
火の鳥は、序奏のトロンボーンとホルンがちょっと微妙なところあり。その後は、とても良い。リズム、音の広がり。
楽器の配置は第1、第2ヴァイオリンが左右に分かれる古典的な形。この方が音の広がり感があって良いと思う。そもそも、作曲者は、この配置の前提で作曲したのではないかな。
マーラーは、危なげない演奏。トランペットの音色は良いが、強弱のつけかたに少し癖がある感じ。ホルンは危なげないが、ソロは少し厚みがほしかった。
3楽章で少しぼおっとしてしまった。すなわち、時間を忘れる演奏ではない。残念ながら。
何が足りないかというとよくわからないが、単純に言うと心に響く度合いがもう一つ。
終楽章の速いパッセージで、弦は、おおむねきちんとなっていた。先月聞いた京都市交響楽団の演奏よりもうまいということか。この部分の速さは京響と一緒くらいだった。(しかし、京響の演奏の方が心に響いた。)
ステージ後方は、ベルアップがよく見えず、視覚的にはいまひとつかな。
そうそう、例えば、クラリネットをベルアップすると、金管に少し似た音になり、音がよく通るようになるとか。しかし、楽譜が見えなくなるとも・・・
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