★★★★★★(★5個を凌駕しているので★6個にした)
2017.3.20
ビゼー
歌劇 カルメン
出演
音楽監督・指揮:小澤征爾
指揮: 村上寿昭
(※指揮は小澤征爾、村上寿昭の2 名により振り分け)
管弦楽:小澤征爾音楽塾オーケストラ
合唱:小澤征爾音楽塾合唱団
児童合唱:京都市少年合唱団
カルメン: サンドラ・ピクス・エディ
ドン・ホセ:チャド・シェルトン
ミカエラ:ケイトリン・リンチ
エスカミーリョ:サシャ・ディハニアン
メルセデス:アレクサンドラ・ロドリック
ズニガ:河野鉄平
モラレス:タイラー・ダンカン
ダンカイロ: 町英和
レメンダード: 大槻孝志
会場 ロームシアター京都
B席 17000円(S席は25000円)
1階 R2 20 くらい
このあたりの席が最も良いのではないか。舞台から比較的近い。音響もよい。もう少し前に行くと、舞台に対して斜め方向になりすぎる。
ただし、L席の方が、ビット内の金管、木管の奏者をよく見れるので、よりよいかもしれない。
小澤さん指揮の、どっしりとしたつくりの序曲で始まった。
歌といい、演奏といい、申し分ない。
とりわけ、カルメン役のサンドラ・ピクス・エディさんは、素晴らしい。うっとりする声だ。余人の追随を許さないのではないか。
オーケストラも、水準の高さに驚く。ふと、京都大学交響楽団の演奏を想起した。この舞台にかけるという魂がこもっていた気がする。
ただ、男性4人、女性4人(くらい)のフラメンコがうまくシンクロしていなかったことが若干気になった。
ストーリーはストーカー殺人で、あまり楽しい話ではない。曲は確かに素晴らしいが、この歌劇が長年にわたって人気を博しているということは、多くの人はストーカー殺人への憧れを抱いているということだろうか・・・
指揮は、お二人が半分くらいずつだ。小澤さんは、ずっと座っていた様子だ(はっきり見えないので断言を避ける)。終演後舞台に上がった時は、背筋は伸ばせず(肩のあたりがまるまっている)、歩き方もしっかりとはしていなかったが、存在感はあった。お顔を拝見すると、やはり、かなりお年を感じた。今後も末永く活躍を続けてほしいと切に思う。
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