2014年12月10日水曜日

日本センチュリー交響楽団 飯森範親 アラベラ・美歩・シュタインバッハー メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 マーラー 交響曲第5番 2014.12.9

評価 ★★★★☆

日本センチュリー交響楽団 第196回定期演奏会  2014.12.9

曲 メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲 ホ短
   (アンコール-ヴァイオリン-プロコフィエフ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第1楽章)

   マーラー       交響曲第5番 嬰ハ短調

指揮 飯森範親
Vn     アラベラ・美歩・シュタインバッハー 

場所 ザ・シンフォニーホール

席   3階 LDD-1
     隣のブロックの角のため、ステージがよく見えない。
     LDD-2,3あたりが良いと思う。4までいくと指揮者の表情がわかりにくくなる
     L側バルコニーは、ソリスト(ヴァイオリン)の後姿を多く見ることになる。
     たまに横顔が見える。


料金 3000円 (1000円の席もあった。ちなみに、高いのはS席6,000円。来年4月からは、3,000円→3,500円、6,000円→7,500円 に値上げ。)

席が埋まっているのは9割弱か。

メンデルスゾーンのヴァイオリンは、時に透明感があり(初めての体験)、とてもよい。もう少し太く芳醇な感じがあれば、もっと良いが。満足いく演奏。が、感動となると???

マーラーは、金管が目だって外すこともなく(1楽章でトロンボーンの音がきちんと出ないところが若干気になった程度)、ホルンの音も太く、伸びがあって、かなり良い。トランペットも豊かで、よく通る音。クラリネットとオーボエの音色がもう一つという印象ではあるが、水準は高い。大フィルで、たまに気になるフレーズの出だしがそろわないといったことも、ない。
安心して聴ける点はとても良い。最後の盛り上がりもあった。が、音符を並べる以上の感動が、ない。飯森さんも、プレイヤーも、一生懸命だったようにみえるが、一生懸命だけでは、感動は来ない。何が理由? よくわからないが、やはり、テンポやアーティキュレイションの問題になるのだろうか。(まあ、結局は、趣味・好みの問題だろうな。)

飯森さんは、暗譜(どこかで、暗譜へのこだわりがあるという趣旨のことを読んだ気もする。)
体の動きはしなやかではなく、体育会系がぐいぐい引っ張るとでもいった感じか。
演奏後、まず、トランペット奏者に近づき握手。次にホルン奏者に近づき握手。結局、主な奏者と握手し、パート毎に全員に立ってもらっていた。団員をとても大事にするという印象で、好感が持てる。
 
  この秋以後、4回目のマーラー第5。

  比較したくなってしまうが
    
    イスラエルフィル>京都市交響楽団>日本センチュリー≒マリインスキー歌劇場 かな




本日のザ・シンフォニーホール
少し、冬らしく、光で飾っています。

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