2018年1月21日日曜日

京都市交響楽団 2018.1.21 ジェームス・ジャッド プロコフィエフ ヴァイオリン協奏曲第2番 惑星

★★★★☆
2018.1.21
京都市交響楽団
[指揮]ジェームズ・ジャッド
[Vn]木嶋真優
[合唱]京響コーラス

プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調op.63
  アンコール ふるさと(アレンジ 木嶋真優)

ホルスト:組曲「惑星」op.32

2階バルコニー R側 舞台前

木嶋さんは、なかなかすごい。プロコフィエフは、豪快な弾きっぷりで、堪能。アンコールでは透き通った音色が素晴らしい。すでに風格を感じる。

惑星もなかなかだ。火星の大編成による迫力。海王星の静叙。早いパッセージで、チェレスタが音を飛ばしていたのが気になったが。木管やヴァイオリンでも音がきちんと拾えているのだが・・・



2018年1月20日土曜日

NHK交響楽団 ダーヴィト・アフカム ドン・ファン モーツァルトピアノ協奏曲20番 ラヴァルス他 2018.1.20

★★★★★
2018.1.20

神戸文化ホール
指 揮 ダーヴィト・アフカム
ピアノ 小山 実稚恵
管弦楽 NHK交響楽団

リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・フアン」作品20
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466
(アンコール ショパン マズルカ 67-4)
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」組曲
ラヴェル:バレエ音楽「ラ・ヴァルス」

S席6000円 2階前から3列目L側3つめ
N響にしては安い。

さすがN響。弦は澄み、金管が安定して響く。
アフカムさんの指揮は初めて聞くが、なかなかの実力。

特に、ラ・ヴァルスは名演だ。タンバリンの奏者が踊り?ながら鳴らしていたのが印象的。
モーツァルトの小山さんは、のっぺりした音とでもいおうか。アンコールのマズルカも生き生きした感じが出ず、残念。ベートーヴェン、ブラームス向きなのではないかな。




ロイヤル・コンセルトヘボウ交響楽団 ダニエレ・ガッティ マーラー交響曲第4番 バッハ チェロ協奏曲第1番他 2017.11.17

★★★★★
2017年11月18日
京都コンサートホール

[指揮]ダニエレ・ガッティ
(ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団首席指揮者)
[チェロ]タチアナ・ヴァシリエヴァ 

ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb-1
マーラー:交響曲第4番 ト長調(ソプラノ:マリン・ビストレム)

B席 2甲バルコニー後ろの方 前列 62番くらだったかな。17000円。かなり高い。
ちなみにS席は25000円

ハイドンの冒頭で驚いた。玄の音が、ありえあいほどに気持ち良い。
ソリストの音色も、絶妙だ。

マーラーは、出だしの官のアンサンブルが、魔術のようで素晴らしい。
ホルンが活躍する楽曲だが、ホルンも、音色といい安定感といい、申し分ない。

欲を言うと、ソプラノがもう少しくっきりさを出してほしかった。
ハイドンの曲作りはかなり良い。
マーラーの曲作りは、技量の高いオーケストラなのに、今一つという印象だった。心に踏み込む感じとか、天上で安らぐ感じとか、もっと出ていてもよいのにと思った。



メシアン アッシジの聖フランチェスコ(演奏会形式) 読売日本交響楽団 カンブルラン 2017.11.23

★★★☆☆
2017.11.23

指揮:シルヴァン・カンブルラン
管弦楽:読売日本交響楽団

天使:エメーケ・バラート
聖フランチェスコ:ヴァンサン・ル・テクシエ
重い皮膚病を患う人:ペーター・ブロンダー
兄弟レオーネ:フィリップ・アディス
兄弟マッセオ:エド・ライオン

オンド・マルトノ ヴァレリー・アルトマン=クラヴリー
         小川遥(はるか)
         大矢素子
 (正面の高い特設ステージに乗っていたのが小川さんかな)

B席9000円
SS席(値段不明)からあり、S席1300円(会員価格。一般はプラス1000円)
ほぼ満席に見えた。

クロークに、キャリーバッグやら大きなバッグやらをもった人が並んでいた。気合を入れて遠方から来たのだろうか。

演奏は、午後1時から午後6時40分ころまで(休憩2回、第二幕は2時間連続)

予想通り、少し昼寝した。しかし、第二幕ではほとんど寝ず、第三幕では全く寝ていない。だんだんこの音楽に慣れたということか。

「歌」のメロディーが、伝統的なものとかなり異なり、なじみにくい。
楽器だけなら、もっとなじみやすいのだが。

ソプラノのエメーケ・バラートさんの声は絶品とでもいうべき素晴らしさだ。
オーケストラも、さすが読売さんで、音のずれが少なく、透明感がある。(たまに雑に聞こえた部分もあったが)

オンド・マルトノが3台あるというので、ステージ上を探してみたが、1台しかない。左右からもそれらしい音が聞こえるが、見当たらない・・・  と思っていると、第三幕になり、やっと、3階バルコニーのステージ寄りに置かれていることに気づいた。奏者は見えない。

鍵盤打楽器が5台使われていて、印象的だ。
オンド・マルトノは、マイクで音を拾っている。電子音的な色彩が強くなってしまって、今一つだった。

見ているとなかなか楽しいが、音楽としては、もう一つ、ひたることができない。