2017年10月23日月曜日

神々の黄昏 2017.10.7 ワーグナー ステファン・ グールド ペトラ・ラング 飯守泰次郎 読売日本交響楽団 他

★★★★★

指揮 飯守泰次郎
   読売日本交響楽団

ジークフリート Siegfried
ステファン・グールド Stephen GOULD

ブリュンヒルデ Brünnhilde
ペトラ・ラング Petra LANG

アルベリヒ Alberich
島村武男 SHIMAMURA Takeo

グンター Gunther
アントン・ケレミチェフ
Anton KEREMIDTCHIEV

ハーゲン Hagen
アルベルト・ペーゼンドルファー
Albert PESENDORFER

グートルーネ Gutrune
安藤赴美子 ANDO Fumiko

ヴァルトラウテ Waltraute
ヴァルトラウト・マイヤー
Waltraud MEIER

うっかり書くのを忘れて2週間以上経ってしまい、記憶があやふやとなってきてしまった。
ただし、かなりよかったのは間違いない。
このシリーズ、オーケストラには失望が続いていたが、この日は、いつもと違ってかなりよかった。あまり気になる部分もなく、音色も心地よい。
終演後調べると、読売日本交響楽団だった。どうりで。新国立劇場でのオペラは初めてらしい。いつも起用することはできないのだろうか。これまでの他のオケとは質が違うので。

歌手については、島村さんと安藤さん、検討していたが、やはり、他の方々と比べて聴いてしまい、もう一段の奮起を期待するといった感想になってしまう。
グールドさんは、歌はよいが、体形がどっしりしすぎて、ジークフリートとは違うかも、と思ってしまう。


京都市交響楽団 広上淳一 ボリス・ベルキン ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲第1番 ブラームス 交響曲第1番

★★★★★

[指揮]広上淳一(常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー)
[Vn]ボリス・ベルキン

ウォルトン:「スピット・ファイア」前奏曲とフーガ
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調op.77
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調op.68

京都コンサートホール

B席 3500円 R側バルコニー やや前(指揮者の斜め後ろ)

ショスタコーヴィチは、音楽は難解だが、ヴァイオリンはさすがに、よい。
音量は大きくないとの印象だが、伴奏なしで奏でる音は、心にしみる。

ブラームスでは、頭髪を黒くしたが、ヤンキーっぽくしかしどっしりと座っている垣本さんのホルンがなかなかよかった。中山さんのティンパにも心を打つ。
終わると、まず、垣本さんに立つよう合図。予想通り。次は高山さんかと思っていると、小谷口さん。もっとも、ここからはクラリネット、ファゴット、フルート、オーボエの各首席に順番に立つよう合図があったので、単に順番というかんじだったのかも。その後、中山さんが立った時には、拍手がひときわ大きくなっていた。さすがだ。





2017年10月21日土曜日

日本センチュリー交響楽団 ブラームス ヴァイオリン協奏曲 シベリウス 交響曲第1番 他 秋山和慶 アリーナ・イブラギモヴァ

★★★★★

ブラームス:大学祝典序曲 op.80
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
アンコール イザイ 無伴奏ヴァイオリンソナタ第5番 第1楽章

シベリウス:交響曲第1番 ホ短調 op.39

[指揮]秋山和慶
[ヴァイオリン]アリーナ・イブラギモヴァ
[管弦楽]日本センチュリー交響楽団

席はREEで最後部。父も一緒に富山に行く途中だったから、

お客さんは半分くらい。あまりに少ないので驚いた。
それでも演奏には最善をつくしてくれていたと思う。

秋山さんは、ブラームスやシベリウスは得意なのだろう。
ブラームスは2曲とも流麗な演奏だ。
時に金管(特にホルン)が聞き苦しく、時に菅の合奏が聞き苦しいこともあったが、弦はきちんと鋭く鳴っていた。

ヴァイオリンはなかなかによい。体格の割に音量が今一つではあったが、高音部で音程が更に上がる時の言いも言われぬ感覚がよい。

アンコールのイザイは、素晴らしい。さすがである。だてにハイティンクさんらと共演しているわけではない。

コンマスの松浦奈々さんは、体を大きく動かす弾き方で、見ていても楽しいし、音色もベルリンフィルの町田さんと似た感じの音色だ。

シベリウスは、スケールが大きく聞こえ、感じが良い。ティンパニが巧者だ。