クラリネット 小谷口直子(京都市交響楽団)
パーカッション・ピアノ 中山航介(京都市交響楽団)
ファゴット 村中宏(京都市交響楽団)
パーカッション(賛助出演)角 武
ベートーヴェン クラリネットとファゴットのための3つのディオ より 第1番
グリンカ Trio Pathetique (悲愴三重奏曲)
ほか
会場 京都コンサートホール 小ホール(アンサンブルホール ムラタ)
席 前から5列目くらい 真ん中近く。幸い前列に人はなく、開放的な雰囲気となった。
自由席で、2700円(会員価格。正規は3000円)
お客さんは半分くらいか。残念。
楽しく、心地よいコンサートだった。
いつも、ティンパニで感動をくれる中山さんは、実はピアノも達者。最近聞いた横山幸雄さんよりも感じがよく、音楽的に勝(まさ)っているようだ。
小谷口さんも、いつものようなうっとりする響き。(速いパッセージできちんと聞こえないところがあったような・・・)
村中さんも、実は達人(「実は」などと失礼な言葉だな。ごめんなさい。)だ。
はじめて聴く曲がほとんどだったけど、曲としては、ソロマリンバのための「マーリン」が、宇宙的とか原初的とかいえそうな響きで、心に残る。あんな音楽をよく作曲できると感心。また、スティック4本持って、左右に動きながら、よく演奏できるなとも感心。
演奏の後、小谷口さんがいつも満面の笑みを浮かべていたのも印象的。クラリネットと打楽器のためのソナタのあと、中山さんと小谷口さんが抱き合ってたのも記憶に残りそうだ。あと、プログラムが終ってアンコールの前に、京響の会員になるよう中山さんが勧誘していたときに「てんぱって」と言って村中さんが替わって続けてもいたな。
そうそう、村中さんが、マイクを使った曲(TRaInspOrt)のあとで、最初からしくじったというようなことを言っていたが、どこをしくじったのか全くわからず。(知らない曲を聴くことのメリットだね。失敗が気にならない。)
服装は、小谷口さんが、ベージュ(白?)のパンツと、ベージュに牡丹のような花がいくつかかかれたワンピース?(少し中国風か)。男性は、黒いパンツにダークグレーのシャツ。意外と中山さんは中年体型になってきているなどと感心していた。
まあ、楽しい雰囲気で、良かった。
来年もあるといいな。
駅からホールに至る途中の植物園。ツツジが満開 |
三階は、さすがに眺望が素晴らしい。 ところで、 京都大学生存圏研究所とこの3人の音楽家とはどんなつながりなのだろう |