2014年5月24日土曜日

京都市交響楽団 広上淳一 イタリアのハロルド 他 2014.5.24

評価 ★★★★☆

京都市交響楽団 第579回定期演奏会 2014.5.24

曲 ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
   プーランク  バレエ組曲「牝鹿(めじか)」

  ベルリオーズ 交響曲「イタリアのハロルド」

指揮   広上淳一
ヴィオラ 川本嘉子

会場 京都コンサートホール 大ホール
席  B席 2階R3列14番

いつもどおりプレトークあり。
広上さん、事務局の人(?)と、ヴィオラ首席の小峰さんと3人で登場。
広上さんはエンジ色のTシャツ姿。(プレトークのあとあっと言う間に着替えないと・・・)
事務局の人(?)から来年のヨーロッパ演奏旅行の話など。
小峰さんからプーランクの曲は好きだが牝鹿は聞いたことが(演奏したことが)なかった、しかし、バレエの場面が目に浮かぶような曲といった話。また、ヴィオラに転向したのはヴィオラという名前がすき、イタリア語で花のヴィオラと同じ、フランス語ではアルトという意味の単語と同じ単語だそうな。
イタリアのハロルドは、一石三鳥(協奏曲、交響曲、交響詩)と広上さん。

いつもは3階のRのことが多いが、今回は、2階がとれたので2階。3階よりも、音響的にかなりよいとの印象。席は、クラリネットとトランペットは横顔。オーボエは少し後方から見ることになる。指揮者の表情などはよく見える。
この席もよいが、更に左のR3列15.16.17あたりの方が良いかも。
R2だと、顔が横の人に隠れて見えないことがあるかも。

さて、曲。

ローマの謝肉祭は、ベルリオーズらしいドラマチックな演奏で、とてもよい。

牝鹿も、いろんな楽器が活躍していて、踊りが目に浮かぶよう。

ハロルドは、途中まで、やや平版な気がした。最後はベルリオーズらしい劇的な感じの演奏。
トランペットとホルンの音色は良かったが、それぞれ1~2か所音が濁っていた気がしたが、どうだろうか。ハロルドの短いクラリネットのソロは、さすがに小谷口さんで、心地よく聞こえた。ヴィオラのソロも良い。

ハロルド終演後、小谷口さんが、ひじを伸ばして頭の上で拍手し、足も踏み鳴らしていた。目立つよね。でも、改心の演奏(オーケストラとして)だったのだろうな。

このオーケストラは、広上さんが指揮をすると、力を最大限に発揮できる気がする。これまで、広上さんの指揮で、駄演は聞いたことがない。素晴らしい。


が満点でないのは、曲が感動を呼ぶような曲でなかったからかな。

2014年5月17日土曜日

PACオーケストラ 指揮 ロッセン・ミラノフ ダフニスとクロエ 他 2014.5.17

評価 ★★★☆☆

兵庫芸術文化センター管弦楽団(PACオーケストラ) 第70回定期演奏会 2014.5.17

曲 ラヴェル  道化師の朝の歌
   ドビッシー 海

   ショーソン 愛と海の詩
   ラヴェル  ダフニスとクロエ第2組曲

   アンコール ベルリオーズ ファウストの劫罰より「ラコッツィ行進曲」

指揮 ロッセン・ミラノフ
ソプラノ 浜田理恵
管弦楽 兵庫芸術文化センター管弦楽団(PACオーケストラ)

席 3階前列真ん中やや右


 プログラムを見て、驚いた。
 ベルリンフィルのクリストフ・ハルトマンさんが、オーボエを吹いてる。
 しかし、私の耳では、ハルトマンさんの音色を聞き取れず・・・ セカンドパート(と思う)し・・・ 残念・・・

 ドビッシーの音楽は、どうもしっくりこない。各楽器の音色の芳醇さが足りないような気がする。音色のからみあいも少し単調だったような・・・ それでも、演奏はきれい。「風と海の対話」のトランペットソロも、感じはよかった。キレがもう一つという感じだったが。

 ショーソンは、初めて聞いたと思うが、どうもしっくりこない。歌詞の意味もわからないし。字幕を出してほしかったな。

 ラヴェルは、2曲とも、色彩感にあふれ、聞いていて心地よい。ダフニスとクロエの指揮ぶりは、流れるような感じて、けっこう素敵だった。
 道化師の朝の歌のファゴットや、ダフニスとクロエのフルート、クラリネット(E)のソロも、かなり心地よく聞こえた。(ラヴェルよりもドビッシーのほうが難しいのかな。)

 ダフニスとクロエが終わった後のミラノフさん、とてもいい、にこやかな表情。満足の出来だったんだろうな。

 アンコールは、それまでの曲と曲調が違うので少し違和感があったが、フランスはフランスなので、なんとなく納得。颯爽とした出来でした。

 ドビッシーがもう一つなので、3つ。

2014年5月15日木曜日

PACオーケストラ 第70回定期演奏会公開リハーサル 2014.5.15

演奏 兵庫芸術文化センター管弦楽団
指揮 ロッセン・ミラノフ
曲   ラヴェル ダフニスとクロエ 第2組曲
場所 兵庫芸術文化センター

席  2階前列真ん中あたり

10時開場で、10時半から11時45分まで公開リハーサル

10時3分くらい前に到着。ある程度並んでいるが、前回の佐渡さんのときほどではない。それでも、4列×20人×3 で、200人程度は並んでたのかな?
客席には、やはり、60歳以上に見える男女と、有閑っぽいおばさまが多い。

だんだんと団員が増えていき、定刻に、ミラノフさんが登場。
ミラノフさんは、オレンジのなかなかしゃれた色合いのズボン。
男性奏者は、だいたい地味なありふれた服。
女性奏者は、地味系の人が多いが、人によるか。パンプスもあり。

いったん曲の終わりまでいき、部分部分を繰り返す。
佐渡さんと違い、例えば、コントラバスだけが繰り返すとかもあり。
さすがに、2~3度繰り返すとしまる感じ。
ミラノフさん、英語で話すが、全くといっていいほど聞き取れず・・・

ラヴェルの音楽って、輝いてる感じだね。