★★★★★★
★5個が通常の名演だが、これを凌駕したので★6個とした。
2017.4.23
東京都交響楽団 大阪特別公演
開演/14:00
指揮/アラン・ギルバート
ピアノ/イノン・バルナタン
管弦楽/東京都交響楽団
曲目/ベートーヴェン:劇付随音楽《エグモント》序曲 op.84
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 op.43
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 op.55
当日券あり。しかし、見える範囲はほぼ満席。
3回の最前列真ん中あたり。
音響的にもかなり良い席だと思う。
4300円。(2番目の値段。一番高いところは5800円)
エグモントから、驚きだ。音の厚み。繊細さ。重厚さ。オケ全体で一つの生物といった感じだ。
やはり、N響と都響は、日本のオーケストラの中では、抜きんでているのではないか。
ホルンの有馬順春さんがとてもよい。
コンマスでもある四坊さんが、陪席にいたね。層が厚い。
指揮のギルバートさんも、超弩級とでもいうか、繊細さも備えていて、驚くべき人だ。
ただ、ティンパニは、京響の中山航介さんのほうが、キレがあっていいな。クラリネットも、京響の小谷口直子さんの音色のほうが好みだ。(いずれも都響もよい音をならしていたが)
バルナタンさんも、素晴らしい。
オーケストラが一つの生物のようであり、それにもう一つの生物が調和して加わっているといえるか。
「英雄」も、申し分ない。(4楽章の冒頭、もう少しキレがあるほうが好みではあるが。3~4年前に聴いたポンマー指揮(京響)のくそのようなひどい演奏をつい思い出してしまった・・・(オケは悪くないが、指揮がひどかったという印象)それにしても、同じ曲なのにこれほどまでに違うとは・・・
聴衆の拍手がひどい。3曲とも曲が終わる前から拍手が鳴り響いていた。そのせいでピアノのアンコールがなかったという説もあったりするし・・・(東京での同プログラムの際にはバッハをやってくれたらしい)
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